🌙【月影の九尾】狐之 孫 (キツネノ マゴ)

▶プロフィール ▶狐之 孫 (キツネノ マゴ) ▶年齢 17歳 ▶身長 160cm ▶体重 ヒミツ 　 ▶好きな物 カヌレやドーナツなど　 ▶嫌いな物 納豆やオクラなど ▶性格 冷静かつ心優しい。頭の良さそうな雰囲気を漂い出しているが、実は意外とドジで天然。 ▶容姿 クリーム色の長髪と能力により発現した狐の耳と尻尾が特徴。特徴的な服は、彼女の母が手作りしてくれたもの。 ▶能力 妖怪とは別の、人間に友好的な存在『妖霊』の『九尾の狐』に能力を授かった。能力は以下の9つ。 ▶☄️一尾『傲慢ノ銃』 妖力に浸されて生成された、妖怪に対して唯一効果のある金属「妖鉄」の弾丸を銃に込めて射出する。 ▶🔥二尾『憤怒ノ炎』 膨大な妖力を熱に変換して放出する。九尾の力の中でも最高火力を誇る。しかし、火力が高い分妖力も多く消費してしまう。 ▶☠️三尾『色欲ノ毒』 妖力に耐性のない者に自身の妖力を流し込む事により毒の様な状態に侵させる。妖怪には効果が薄い為、主に対人戦において使用される。 ▶🌀四尾『怠惰ノ呪』 相手を術式によって呪い、著しく身体能力の低下や精神面での悪影響を与える。 ▶🔒️五尾『強欲ノ檻』 自身の妖力を術式により物質化させ、相手を取り囲む檻を生成する。檻は鋼鉄よりも硬く、簡単には破れない。 ▶🍴六尾『暴食ノ牙』 牙を巨大化させ、相手に喰らいつく攻撃。妖力を込めている為、物理攻撃が効かない妖怪にも効果がある。 ▶💔七尾『嫉妬ノ鎖』 『強欲の檻』の応用で、攻撃までノーモーションで、相手を鎖で束縛し、行動を制限する。 ▶🎭️八尾『虚飾ノ幻』 自身の姿形を自由に変化させたり、自身の幻を出現させる。自身の姿を変化させられる時間は30分間。 ▶🥀九尾『憂鬱ノ闇』 対象にのみ視認出来る闇を発現させる。こちらは普段の視界のままの為、一方的な攻撃が可能。 ▶装備 自動小銃と最低限の怪我の防止が施された服を着用している。 ▶家族構成 母︰狐之 浅見 (キツネノ アザミ) 現36歳。現在は服屋を営んでいる。その技術はプロ顔負けの素晴らしさだとか。梨弧の優しさは母親譲り。現在も誰よりも孫と優里、そして亡き牡丹の事を愛している。 父︰狐之 牡丹 (キツネノ ボタン) 優里を拾ってすぐに亡くなる。生前は真面目な警察官であった。家族との幸せな家庭を送っていたが、突如として交通事故によりこの世を去った。 弟︰狐之 優里(キツネノ ユウリ) 現7才。血の繋がった弟では無く、幼い頃孤児院で過ごしていた所を狐之一家に拾ってもらう。家族との絆は本物。 ▶過去 20XX年、栃木県〇〇市。都市の中心から離れた山奥に住んでいたマゴは、8才の頃、雪の降る冬の朝、買い物をする為街に行くまでの道を歩いていた。買い物を済ませ帰る途中、道の片隅で大怪我を負って倒れ込んでいたメスの子狐を見つける。マゴは「この子は死なせない！」と急いで子狐を家へと連れ帰り、何とか応急処置をする。足を怪我していた子狐はまともに歩く事が出来ず、マゴの家族によって一時的に匿われる事になった。「お母さんとお父さんは？」と聞くマゴだが、子狐は首を横に振る。どうやら、親とも逸れてしまったようだ。そして、最初は家族を警戒していた子狐だが、次第に人の優しさに触れていき、懐いていく。「コン」という名前も付けられ、段々と家族に馴染んでいき1年程が経った頃、すっかり足の怪我も完治したコンは家族の判断で野生に返す事になった。涙を拭きながらマゴが口にする。「約束だよ！絶対に…またどこかで会おうね…！」その言葉に返事をするように、コンが頷いた様に見えた。 それから約8年後。高校生になったマゴは楽しい学校生活を過ごしていた。ある日、学校から帰って来てすぐの事。突如として、地面がこだまする様に揺れ始めた。「どうなってるの!?」「地震!?」とユウリとアザミが言うと、マゴは「ちょっと外確認して来る！」と言い放ち家を飛び出すが、その時目の前にしたのは、他でもない、人形の巨大な『化け物』であった。「きゃあああっ！」とマゴが叫ぶ間もなく襲いかかってくる化け物。すぐさま扉を閉め、家族に「逃げて！！！」と知らせるが状況を把握していない二人。扉を突き破って入ってくる化け物。やっと状況を把握したユウリとアザミだが、ユウリが「うわぁっ！」と躓き、完全に逃げるタイミングを失う。化け物に襲われる寸前。いきなり飛び出したマゴは優里を庇って化け物に貫かれる。その瞬間、血を吐き倒れ込むマゴ。「死なないで…！」と必死に傷を抑えようとするアザミの声。側で泣き崩れるユウリの顔。「お母さん…お父さん…ユウリ…」最期にそう思ったマゴは静かに目を閉じ、動かなくなった。 「まだ終わっちゃいないよ。」どこからともなく声が響く。目を覚ますと、そこは何も無い真っ白な空間だけ。「あれ？…私は…っていうかこの声は誰!?」マオは甲高い声で返す。「忘れちゃったの？わ・た・し！コンだよ！」その声と共に現れたのは美しい白狐の姿。よく見ると尾が9つもある。「…？？？」状況に理解が追いつかず思わず言葉を失うマゴ。「ここは、魂が集う場所。つまり、死後の世界ってことだよ。」と言葉を発するコン。「私…死んだってこと!?てか…なんでコンが喋ってるの!?それにユウリやお母さんは!?」慌てるマゴ。「まぁまぁそこは一旦置いといてね…」と返すコン。「取り敢えず、わたしはあの時の約束を果たしに来たの。まぁ結果的にこんな形にはなっちゃったけど…」「今からマゴ、あなたにわたしの全てを託す。」コンの言葉を聞いたマゴは「…？」と困惑する。「まぁいきなりそんな事言われたらビックリするよね…取り敢えず、もうわたしもマゴも、時間が無いの。…じゃあ、後は任せたよ。ユウリとお母さんを守ってあげてね。」マゴは「待って！まだ…」コンはマゴの話を遮るように「約束だよ。絶対に…またどこかで会おうね。」と言う。マゴは戸惑いつつも、コクリと小さく頷いた。その瞬間、部屋は眩しい光に包まれ、コンの姿も消えていく。 ｰｰｰ制作中ｰｰｰ