【概要】《削除済み》 【名前の元ネタ】サンスクリット語で工場や製造所を意味する「カールカーナ"kārkhāna"」から 【優しすぎる量産工場】通常、蟻や蜂、ハダカデバネズミなどの真社会性生物は女王が子を産み、ワーカーが育てることで規模を大きくする。 しかし女王種C型は戦闘指揮や事務、司令部の警備にマスコット活動など意外とやる事が多い。 産卵までする余裕どころか、そもそも雄が存在しないので産みようがないのだ。 だが戦闘は日々激化し、その分補充用の寄生体は必要になる。 そこで寄生体の量産と育成を専門とした個体が必要になった。それがカールカーナなのだ。 本来、カールカーナの用途は寄生体量産工場であるが、それでも戦闘能力が無いわけではない。 実際、寄生体から最も効率的に魔力を吸収利用できるのはカールカーナ最大の利点であり、自衛のために劣化ウラン装甲を溶解させる程の強力な爆発性エネルギー体を発射したりもする。 しかしそれはよほど危機が迫った場合で、大抵は身体から魔力を変換した凝縮キセノンガスを散布して敵対者を気絶させることが殆どなのだが、キセノンガスは本来医療で、人体に悪影響が少ない分、相当量のキセノンが必要でだった。 勿論魔力の変換効率も悪いので、一度はカールカーナにキセノンガスからより効果が高くより変換しやすいフェンタニル系のKolokol−1の使用を提案した。 カールカーナはこの提案をフェンタニル系受容体の危険性とロシアでの使用例を提示して丁重に断った。 彼女にとって寄生体の量産も女王に仕えることも全て人類の為。 故に人を害する事に対して極度の忌避感があるようだ。 なお、相手が異形や異能力者など人類の害だった場合は一切の躊躇なくインドラの矢を撃ち込んでくる。 【注意要項】〔諸君らのママではない!〕:最近カールカーナに対して母性を求める"人間"の隊員が男女問わず多くいると聞くが、彼女は決して諸君らの"ママ"ではない! 確かに寄生体を多数体内に抱えたカールカーナはある意味母性に溢れた存在なのだろう。 実際、彼女が体内の寄生体を"坊や"と称して話しかけたり子守唄を歌っている姿はよく確認されている。 しかし、その母性は効率的に寄生体を増やす為に技術部によって設定されたものであって 、決して諸君らを慰めるためのものではないはずだ。(例えカールカーナが諸君らを"人間の坊や"と呼んで甘えを許容していたとしてもだ) それに想像してみて欲しい。寄生兵器とは言え、少女の膝に縋(すが)り付いて甘える成人の姿を、親が見たら泣くぞ? これらを踏まえて寄生兵器との接し方について今一度考えを改め、適切な距離感を意識して接して欲しい。c