私には姉が居たらしい まぁ私が物心付く前に病で亡くなったらしいけど… え?何でこんな事言うのかって? そりゃ私の愛する妹を紹介する為に決まってるでしょ! 私の所属する組織「シュメッター急便」は動物型のロボットと一緒に荷物の配達をする組織 だけど私…動物嫌いだったんだよね てゆうか人間も植物も生命あるもの大体が嫌いだった だって生命は脆いし意思がある 肉体的にも精神的にも気遣う必要があるでしょ?「人間」にも「動物」にも「植物」にさえ… 嫌なんだよねそうゆうの…… それで…私は組織の動物型ロボットと相性が悪かった 幸い相性が悪い以外ではあまり私に欠点は無かった様で解雇はされなかったけどね ある日なんとなく適当に 「私の姉が死んで無ければこうはならなかったのかなぁ」 なんて言った日があったんだけどさ 数日後新しくロボットの相方を支給されるって言われて仕方なく見に行ったら そこに彼女が居たんだよね 私そっくりの見た目……違いと言えば可愛らしい純白の長髪ぐらいかな? 姉が生きてたらこんな風に成長してたのかなって思ったよ これが妹と私の馴れ初め そこからなんだかんだあって私はその子にアサと名付けて私の妹として相棒として一緒に生活してるのよ! 「彼女のお陰で少し生物が好きになったかも知れない」by夜