名称: 凍絶の巨獣 (とうぜつのきょじゅう) / Eternal Glacier Behemoth 呼称: 終焉を凍らせる獣、時を閉ざす氷棺 種: 魔獣 / 永久氷結属 (えいきゅうひょうけつぞく) 容姿: 巨大なマンモスやバイソンに似た魔獣。その身体は純白の氷結鉱石で覆われ、全身に氷の結晶が成長している。瞳は氷青色に輝き、見る者の精神を凍らせる。背中には時計の針のような氷の角が突き出し、動くたびに空間が凍りつく。 その歩みは遅く、堂々としているが、一歩踏み出すたびに大地が凍結し、時間が削ぎ落とされる。牙や角に触れたものは、「過去」「未来」の概念を奪われ、凍結したまま永遠に動かなくなる。 特徴: 存在そのものが時間の流れを停止させるため、周囲の時がゆっくりと凍りつく。 近づくだけで、生命の営みが停止し、草木も凍結して朽ちることなく静止する。 倒されることはほぼなく、もし破壊されたとしても、その破片が長い時を経て再び集まり、復活する。 能力: 1. 「氷時の呪縛 (フロスト・エンドレス)」 触れたものの時間を停止させ、永久に凍りつかせる。 この凍結は通常の火炎や魔法では解除できず、凍結された者は思考も行動も一切できない。 2. 「終末氷棺 (エターナル・コフィン)」 巨大な氷の棺を召喚し、対象を閉じ込める。 棺に封じられた者は時間が完全に止まり、外部からも内部からも影響を受けない。 3. 「氷獄の大地 (ペルマフロスト・ドミニオン)」 周囲一帯を凍結させ、時間の流れを停止させる領域を作り出す。 この領域内では魔法も武器も凍りつき、敵は一切の行動ができなくなる。 4. 「永久零獣の咆哮 (ゼロ・レクイエム)」 凍てついた咆哮を放ち、広範囲の時間を一瞬で停止させる。 この咆哮を聞いた者は肉体が凍りつき、魂すらも静止したまま存在し続ける。 備考: 凍絶の巨獣は、かつて世界が誕生した時から存在し、終焉の時まで眠り続けるとされる伝説の魔獣。その力は「死」ではなく「停止」にあり、あらゆるものの時間を奪い、終わりなき凍結の中へと閉じ込める。 滅びることなく、朽ちることもなく、ただ時を凍らせるこの魔獣は、世界の理から外れた存在とされ、決して目覚めさせてはならない禁忌の怪物とされている。