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生命のパロナ&武具のポポム

タッグは役割を分けると強力ですが、中途半端にするとどうなるかという試みです。よろしくお願いします。 パロナ:普段はポポムと2人で旅をしている。巨ゴーレムは切り札で、道中の戦闘は小さいゴーレムを量産して指揮する。血縁関係は無いが自分の方が姉だと思っており、ポポムに対しては「ボーッとしてて危なっかしいから守ってあげるか〜」というスタンス。 ポポム:パロナと自分達の親を探す旅をしている。伝説武器は切り札で、道中の戦闘は通常の剣と盾を生み出して自分で戦う。本当は自分達がとある研究所から逃がされた人造生命で親などいない事を知っている。パロナに対しては「自分に何があってもパロナだけは生かす」と思っている。 「ふう、そっちは終わった?」 「あたしに掛かればラクショーだよ!ミニちゃん達も頑張ってくれたし、見せたいぐらいだったんだから!」 「流石だね」 「………最近野盗が多いね」 「うん…(また研究所の追手だな…しかも前より強くなってる………)」 「早く次の街に着かないかなぁ。屋台がいっぱいあるんだっけ?」 「(どこまで隠し通せる…?)」 「おーい?」 「(…………)」 「弟くん?」 「…おれが兄だから」 「ふぅ…(焚火を起こすのも随分と上達したな)」 「ポポム、これ、あげるね!」 「ん?」 「今日のミニちゃんの中でいちばん働き者だった子をちょっとだけ保存したの!まぁ、ただの木と土の人形なんだけど、旅の思い出にね!」 「……ありがとう」 (本当のことを話したら、君はどんな顔をするだろう。怒るかな、泣くかな。でも――) 「パロナ」 「ん?」 「もし……すべてが嘘だったとしても、この旅路だけは、本当だよ」 「……え?」 「なんでもない。もうすぐ、街だね」 「うん!次の街ではさー、屋台ぜんぶ制覇しようね!」 「……ああ」