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【看板娘】秦 霊葉

「兄様は変わってしまいました。 父が自害した、あの日から。」 はた れいは 秦 霊葉 武人・霊我の娘であり、十能善我の妹。 巷の商店で、看板娘として勤しむ。 町一番の美人で、彼女の物腰柔らか 且つ誰にでも分け隔てなく接する 性格から、万人に好かれている。 兄・善我とは、父が遺した遺言の 「受け取り方の違い」から絶縁。 以下、会話の一部始終───── 善我:「霊葉、貴様も子を産め。 その血を決して絶やさぬよう、 肝に銘じろ。」 霊葉:「……(はい?それが、久々に 会った妹に掛ける言葉ですか…💢)」 霊葉:「...お言葉ですが、兄様。 私は自分の歩幅で歩みますので、 どうかご心配なさらず。」 善我:「一族の者以外と交わるな。 力を淘汰してはならぬぞ。それと、 霊葉、貴様も今後「十能」の姓を 名乗れ。創世者としての高潔な姓だ。 我々には、世を正す、義務がある。」 霊葉:「私は私です。姓なら嫁入りの 際に頂きます。」 善我:「…何故だ、何故、自ら道を外れ ようとする…!」 霊葉:「道なら自分で創ります。貴方に 用意して頂かなくても。」 善我:「そうか…なら貴様は淘汰される べき敵だ。今後一切、十能の姓を 名乗る事を許さん。目障りだ、去れ。 妹でなければ、斬っていた。」 霊葉:「…そうですか。私は 私のやり方で、世を正します。 貴方とは違う、やり方で。」 (貴方は父様から、何を 学んだのですか…!) 【家系図】 (平安後期) 霊我―𓏸𓏸 ↓ I (鎌倉) I I ↓ 相良 栞― 善我 霊葉―秦 柚希 I I I I I I 𓏸𓏸-唯我 唯奈 𓏸𓏸-葉月 結月-𓏸𓏸 I I I ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ↓ I I (平成) 美鳥 etc 永楽 etc