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【見据えし海の孤島にて】船長 シー・ブラウン

※おまけ 狂想曲の二章。作成中 第一章↓ https://ai-battler.com/battle/0930a6e7-e530-40bc-861b-84214e643f1d         ↓         ↓         ↓      〈あらすじ〉 とある孤島、廃れた教会で目覚めた隻腕、隻眼の失億者は、名の通り記憶が無く分かるのは楔に繋がれた棺に入っていた事だけだった。 そして探索ついでに服を探し見つけ建物を出ると謎の少女に遭遇し向かうべき方向を教えてもらう。 親切にも、少女が置いて行ってくれた短剣を手に、指し示られた方向へ歩き、その先にあったのは崖だった。 そして此処が孤島だという事を理解し、その崖をどうにか頑張って降りた。その後なんとか島の端まで辿り着き、どうやって島から出ようかと思考していたら、一隻の船を遠くに見た。どうにか気づいて助けて貰えないかと、再度思考するのだった… 《第二章》    【見据えし大海の孤島にて】 (どうにかこうにか失億者が船に助けを求め様としていたのと同時刻、船上では船の船長らしき男が葉巻を加えながら海を見渡していた)        AM5:00 (日の出と共に出航したこの船は、いつも通りの様子で眼前に広がる大海原を駆ける) 〈男は徐に葉巻を取り出すと専用のシガーカッターを使用し切断、その後シガー用マッチを使い火をつけた〉 〈この広がる大海や遠くに見える陸地、そして島々を見渡し緩やかな潮風に吹かれながら煙草を吸うのが男の日課だった〉 〈ふと男は、少し遠く淋しげに佇む一つの大きな島を見た。別に特別そういった島が珍しい訳じゃないが、なんとなく気になったのだ〉 〈男は目を凝らし暫く見つめる…すると浜辺になにやら動くモノを見つけた〉           〈葉巻を吸う男〉 『ありゃあ、、なんだァ?』 『………』       『、、、⁈』      『人、、か?、、』 なんだってあんな孤島に、、、物好きな奴が居やがる… 、、?あれは手を振ってるのか?      いや、、あれは、、、 『、、!助けを求めているのか!?』     『おい!お前ら!』 (同乗していた船員達がこちらを向く)    (先程の島に指を差しながら) 『あそこの島、こっちに手を振ってる奴がいるのが見えるか!何やら助けを求めていそうだ!義理はねぇが、、様子を見に行くぞ!』 (男がそう船員達に言い放つと船員達は了承し各々動き出す)     正直面白そうだからってのもあるが捨て置くのも違うしな。 (男はそんな事を考えながら煙草を舷牆へ擦り潰す形で火を消した) _________________   (失億者が手を振り続け数分が経過した。)       〈失億者〉 振るっている手が疲れてきた、、そろそろ気づいてはくれないだろうか… まぁそもそも、、そんな都合良く気づいてくれるのか分からないが… (溜息…) (途端、、船が進んでいた方向から、徐々にこちらへ向きが変わっていき、孤島へ向かって来る) 『、、⁈気づいたのか!』 これでようやくどうにかなりそうだ、、! (そう安堵した失億者は、その場に座り込みながら足を伸ばし片膝を立てて、海面を眺めながら船が到着するのを待つ…)