Sign In

シド=レイネ

世界が自分たちが住む世界だけでないと知り他の世界を征服しようと世界中が団結した世界で現代に蘇らされた白い死神。 私達の世界で言うところの『シモ・ヘイヘ』。フィンランドをソ連から守った英雄で偉人。 その功績は世界を跨いでも変わらず、Z0世界で起きた冬戦争でソ連を撃退した。冬戦争ではN0世界(私達の世界)とは違い、フィンランドがソ連の約3%の国土を占領した。その国土とソ連側の捕虜、フィンランドへの無干渉、賠償金(米ドルでの支払い)その他のフィンランド側からの要求をソ連が飲むことでZ0世界の冬戦争は収まった。結果としてみれば、フィンランドの大勝利と言えるだろう。その立役者の1人がシド・レイネである。 シド・レイネはその小柄な身長、潜伏能力、超能力を活かして主にスナイパーとして戦場に立った。超能力名は影向(ようごう)と影化(えいか)。影向は影から汎ゆる物を出す能力。影化は自分の影と影が交わったものを操り、影に仕舞う能力。影向で弾切れはなく、影化で敵に見つかっても自分を仕舞い、完全に隠れ、どんな警護がついていても対象を影から武器を出して突き刺す事で暗殺する。軍において、大将が討たれるということは司令系統が麻痺する事であり、そうなった軍は軍でなく、只の群に成り下がる。スナイパー以外にも仲間を守る為に前線に出て戦ったりしても強かった。 冬戦争でフィンランドが勝ったのは勿論、シド・レイネだけの力でなく、上司であるブルーメ・エコファルト・ユーティマニメス(N0世界のアルーネ・エドヴァルド・ユーティライネン)の人材配置と活躍、ソ連の人材不足などがあった事にも起因するのだが、それでもシド・レイネがいなければ、フィンランドはこれほどの勝利は収められなかっただろう。 そんなシド・レイネが現代で他世界侵略軍に在籍しているのは、天才科学者、矢幹師幻来がDNAを複製し、蘇らせた為である。矢幹師は蘇ったばかりのシドに他世界侵略に手を貸さなければフィンランドを地図から消すと脅しをかけ、シドを無理矢理他世界侵略軍に配属させた。但し、蘇らせる時にDNAが劣化していた為、影化は劣化し影華になった。