私は戦わずに済むならそれで良いし 皆に傷ついて欲しくは無い それでも私達魔族は人間にとって 話の通じない化け物であり 忌み嫌うべき存在らしい 当然ながら 私は彼らにそんなことは思わないし、 そんな穢らしい考えを布教する教会を 煩わしいとは思っているが 人も魔族も対して変わらない どちらも知能ある生き物なののだから きっと…なんて…… 綺麗事しか口にできない私は やはり王には向いていないのだろう ……私より、君の方が余程… 王に向いているよ、ゴ…いや 魔王殿ーーーー ギル「まおー様〜」 ギル「あれ?お昼寝中?」 アリア「3日程、魔王様の睡眠を確認出来なかったので……無理矢理寝てもらいました…」 ギル「瓶で殴ったの……?」 アリア「いえ、魔王様の紅茶のカップに数滴……」 ギル「わかった…もう言わないで…」 ギル「にしても……」 ギル「いい顔してるね、顔見えないけど」 アリア「そうですね、顔見えないですが」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー