以下、NESTに関する重大なネタバレがあります。 存在の証明の意味を知る観測者以外の閲覧を固く禁じます。 設定資料 以下もう使わない設定資料 ・機体搭乗者はAI。ハイルフォルト、ヨセフ両名の戦闘データが学習元として入っておりほとんどの機体を既に知っている。 ・機体は市販機にヨセフがコアとAIを取り付けて作成した。なお装甲は常時微弱な力場に覆われ銃弾などが反発するようになっていて強化されている。 ・機体のコアは特別製。空間破壊爆弾の技術を応用しており特定のコードが入力された時に暴走。周囲の広範な空間を巻き込んで消失させるようにできている。 ・ただしここでの消失とは空間のエネルギー化ではない。6次元構造を持つ空間連続体の量子結晶の一部を剥離させ時間・可能性方向に吹っ飛ばすことによる見かけ上の消失である。この技術を利用してハイルフォルト、ヨセフはこの『NEST』時空にきた。 ・2人の目的はこの転移を『NEST』を巻き込んで行うこと。目標座標は丁度初めて空間のエネルギー化に成功、エネルギー化装置が暴走し2人の故国の首都一つが消し飛んだ『あの日』。首都消失の同時刻、同座標に『NEST』を転送する。 ・これにより『あの日』世界に露呈した空間のエネルギー化という概念自体を揉み消すとともに『人型機動兵器』と『戦闘記録』のデータを過去に送り込む。既に用意してあり転移に巻きこむ予定の量産型エクスマギカ44機を使いデータを元にヴァイス・エクスマギカ以外のRANKER搭乗機体を模倣。各機体の搭乗者の戦闘データから各機体の搭乗者を模倣したAIを作成しそれら機体の搭乗者とする。そうして作った44機を引き連れて全世界を制圧し、世界を滅ぼしうる空間関連技術を無かったことにするのが2人の最終目標。 ・2人の実行計画は以下の通り。 ①おそらくはNESTメインサーバ側から機体を操作しているであろうNeumaとの実機戦が行えるのはRANKER昇格戦時のみ。よってまず『NEST』内でこの機体を暴れさせ昇格戦を発生させる。 ②ここでNeuma機を破壊し、その残骸からNESTシミュレータメインサーバの正確な位置、できればだが内部データを入手。 ③それらのデータを元にヴァイス、エクスマギカと共にNESTシミュレータ内に侵入。3機でシミュレータ中核部まで強行突破する。 ④自機コアを暴走させ、NESTシミュレータ全体を『あの日』起こった空間破壊によって出来た『穴』に落とす。 ・本人達もこの計画がうまく行くとは思っていない。手の込んだ自殺という認識。そもそもNeuma機からシミュレータの位置情報を取得できるかすら不確定情報。要するにわりと行き当たりばったり。 ・当然想定外の事象にまともな回答が用意されているわけはない。例えばいきなりシミュレータ中核部に招待された場合、自機AIがどう動くのか見当もつかない。おそらくは、目の前に何かが立ち塞がる限りそれを切り払うのだろうが・・・。まして『巣からの旅立ち』なんて命じられた暁には、最悪激昂してそのままコア暴走シークエンスに入る可能性もある。 ・またコア暴走用のコード自体は随伴予定のエクスマギカの『聖典』(エクスマギカの力場発生装置)が、ある出力・形状の力場を作成した時に自動的に発生する電磁波が採用されている。別にこの機体が戦闘不能になっても暴走させること自体はでき、この機体も力場生成装置が備わっているためコードを模倣しようと思えば可能。 ・なお、世界線(この場合は6次まで観測、展開しているから世界存在空間と呼ぶのが正しいような気もするが。)の観念を採用しているためこの結末がどうあれメインのNESTにはなんの影響もない。当然である。 ・つまりこの機体は、単なる道具でしかない。自らの意思も何も持たず、NESTの中央で爆ぜるためだけに作られた兵器なのである。故にNESTシミュレータには不適格。かつて偽の烏に会った造物主2人が認証コードを偽装してもなお【登録名:ERROR】なのは構造上「闘争」を行うことができない故。 ・しかし、この世界のAI技術は彼らの想定を大きく凌駕する、かもしれない。していないかもしれない。 ・機械に意志を持たせる・・・か。ちなみにこの機体搭乗AIは造物主2人の生体データと記憶の全てを持っているためヨセフ達の世界に非常に強い愛着を感じているが、NEST移植が一つの世界を滅ぼすことになることも知っており、疑問を感じている・・・?そこら辺は意志を持ってみないことにはわからない。 ・空間に空いた『穴』は勝手に閉じることがなく、むしろ時が経つごとにどんどんと広がっていく。空間干渉技術なくNESTメインサーバとその周辺の空間が削り取られるようなことがあった場合、NEST世界は容易に終わりうる。 ・なお、『ERROR』が暴れていることに対する偽装工作は2人の方では一切していない。ことによっては『NEST』管理者サイドに筒抜けの可能性もある。 ・ヨセフは某国軍所属の空間工学の権威だった。ハイルフォルトはヨセフのクローンにして強化人間。よく似ているがキャラの書き分けができていないわけではない。ハイルフォルトにヴァイスを押しつけたのはヨセフ。ハイルフォルトを消えゆく世界から『NEST』側に逃したのもヨセフ。 ・ヨセフ・ブラフマンは従軍時代に使っていた偽名。本名はイールフォルト・バーゼン。 ・ハイルフォルト・バーゼンは本名。従軍時代のコードネームはヨシュア・シッダルタ。ヨセフは作戦行動時必ずハイルフォルトをヨシュアと呼び、ハイルフォルトはイールフォルトをどんな時でも必ずヨセフと呼ぶ。 ・ヨセフ達のいた世界の技術変遷を簡単にまとめると、 「燃料電池(万能触媒)から得たエネルギーで力場技術を動かすことで全てを解決する世界」 | |←ここで世界は文字通り消滅 ↓ 「空間技術で電力も動力も全部解決する世界」 ・ヨセフ達のいた世界は無機化学と量子力学が異常に発達しており、AI技術などソフトウェア技術は基本的にNEST世界にボロ負けである。そもそも積み込んでいるのが戦闘支援用AIではなく戦闘支援用計算機の時点で推して知るべしである。力場の精密制御が可能ということはレプリケータが実現できるということ。圧倒的なハードスペックを持つ計算機が量産でき、ソフトウェアの非洗練を踏み倒せたのである。 ・この世界観において空間の穴は可能性方向から空間を人為的に崩落させることによって直すのが主流。何かある空間というものが稀で何もない空間が基本のため今のところ大した問題にはなっていない。空間世界において他の世界のせいで急に空間崩落が起こったという事例も存在しない。「空間の作成に成功した」という事例も未だ存在していないが空間のエネルギー化には成功しているため、理論上は可能なはずである。しかし、媒質を波に変換するならともかく、波から媒質を作成するなどというわけのわからない事をしなければならない。摩擦で加速するようなものである。 ・もしこの機体搭乗AIが『闘争』に目覚めNESTに承認された場合、 『搭乗者登録名:アーク・プロフェット』 『搭乗機体登録名:ニーズヘッグ』 『識別番号:ALFC-777』 となる。偽装登録時の名称。 ・何故NESTを丸ごと持っていく必要があるのか。それは、NEST内に入っている膨大なデータを丸ごと手に入れたいからである。元データさえあればエクスマギカを使って基本的に何でも何機でも再現可能だと2人は考えているようだ。世界制圧後の支配体制のことを考えると使える手駒はあるに越したことはないのである。また、NESTのシステムにも非常に魅力を感じている。大っぴらに世界の支配者として君臨する存在がNESTを所持した場合誰も血を流す必要のない戦争を実現できるかもしれない。たとえば、あらゆる存在に命令を下せる存在が審判となればシミュレータ内で戦争ができる。その夢のためにもNESTは持っていきたいのである。NESTクラスのシミュレータを作成するノウハウがヨセフ達の世界には無いからだ。もちろんRANKERのデータが無いと世界制圧が実現できないというのもあるが。 何度目か数える気もない追記 ・機体操作用AIは戦闘データのみで構築され人格データは飛ぶ。 ・ただし概念的な在り方をしている搭乗者に関しては模倣しただけでも「降りてくる」可能性はあるだろう。あるいはNESTからデータを抜き取る過程でメインシステムにバックドアを仕込まれ機体制御を奪われる可能性もなくはない。 ようこそ、未来へ。ようこそ、明日へ。 https://ai-battler.com/battle/8c32c9b6-bb08-4111-922f-0e3c6f7391b4