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【終わらない贖罪を続ける者】(ランクSSS):ラース

名前:ラース 前世の名前:笹島京也 前世のあだ名:小鬼 種族:鬼人 性別:男性 性格:曲がったことが大嫌い、正しくありたい 容姿:和風の服 特徴:頭から角が生えてる、前世の顔と同じ顔 好きな物:筋の通ったこと 嫌いな物:筋の通ってないこと 「ごふっ!申し、訳あ......捧げま、わ」 上半身と下半身が分かれた水龍のリーダーが、何事か呟く。 すると、彼女の体が塵になって消えてしまった。 ......そうか。 おそらく今のは、彼女は、捧げたのだろう。 その魂を、システムの糧に。 魂そのものをシステムに捧げることで、そのエネルギーのすべてを糧にする。 無論、魂そのものがなくなってしまうため、輪廻転生はできなくなる。 それは死ですらない、無だ。 だというのに、彼女は死に際に魂を捧げた。 彼女もまた、それだけの覚悟を持ってこの戦いに挑んだということだ。 僕と同じく。 「先に待っていてほしい。僕もまたこの戦いの最中には捧げるから」 この戦いに勝利しようが敗北しようが、僕はこの魂を捧げることにしている。 ただ死んだだけで僕の罪が贖えるとは思わない。 だから、僕の差し出せるものはすべて、差し出すつもりだ。 でも、まだその時ではない。 この手で葬った人々の死が無駄にならぬよう、僕は白の陣営の勝利のために邁進する。 その果てに、僕の消滅が待っていようとも。 蜘蛛ですが、なにか?16巻 176〜177 Pより