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【「わぁ!やっちゃいました!」】 鯨乎&【「周年祝うんだよなぁ!?」】戮&【「ええ祝いますよ?」】諸

この小説と出力に出てくる、登場人物 ・鯨乎(いさを)24歳男性。ポジティブポンコツ軍師。 ・戮飾夢(りくしょうむ)31歳男性。肉体演技派軍師。 ・諸貢提(もろみつてい) 自称18歳男性。カリスマ軍師。 その他 ・ゆいは 27歳女性。正義の女性語軍師。 ─ とあるオプチャの1周年特設コーナーにて…… 軍師達はスペシャルな衣装で準備をせっせっと楽しんでいた。 そこで少し休んでいた軍師3人がいた。 その方たちは鯨乎(いさを)、諸貢堤(もろみつてい)、戮孫夢(りくしょうむ)と言う少し変わり者の軍師達だった。 「よっ!1周ねえぇえん!!!おめでとースっ!諸貢堤さん!戮君!」 と彼は笑顔で2人の前でギャルピースを決めながら頭のバースデーハットが揺れた。 その隣でテープを持ち少しピロピロと不機嫌な、顔をしていじっていた戮はあの鯨乎の声を聞いて全く笑顔にはならなかった。 「…本当にテンション高ぇな!いつもいつもお前は!!本当に疲れる……たまには休ませろ!」 そう、鯨乎はずっと端っこで他の軍師と共に写真撮影や無邪気に飾りを触って遊ぶと言うとんだふざけを知っていたからだからだ。 その怒りを止めるような彼、紳士的でまるでガチの軍師!もはや思い描いた奴!みたいな諸はスマートな丸メガネが輝きながら口だけがニヤリと笑う。 「ふふふ。今の『私たちは休むに如かず』ですよ?そんなにはしゃいだり怒ったりしてしまったら全く休めませんよ?」 とそのような状況に冷静に返された2人の声はピタッと止まり「ごめん」という顔で軍隊かのようにそこの近くの椅子に座った。 でも、戮は不服そうな顔は崩れずに諸に少し口答えと手がでかけてしまった 「…いちいち静かにしろとかめんどく…」 と戮が言いかけた途端、鯨乎は戮の手を触り、なんとか少し先輩を子供扱いする 「めっ!ダメです!今殴ったら祝えないですよー!」 それはなんだか子供に注意するかのような可愛らしい素振りをした。2人をこっそり無言で観察している諸は『いつもの無駄の多いヘンテコな動き。でも、今は面白いからほっときましょう』という心と共に手を顎にかざし珍しく目が微笑んだ。 「おい、笑っただろ!?お前!!お祭りみたいな雰囲気だからって浮かれるな!この鼻につく軍師め!」 と戮に火に油を注いでしまったようだ。しかし、諸はその他愛もない光景も楽しむのも1つと少し浮かれてた。 そして隣で見ていた鯨乎もおちゃらけたテンションで2人の言い合いこを見て少し困ったかのような表情で2人の興奮を抑えるかのように両手を伸ばした 「まぁまぁまぁ…今は『私たちは休むに如かず』ですよ〜ぉ……ね?」 戮も少し悪巧みしたかのようなヤクザな表情で諸に少し弄りを加えてみようと思いついつい負けずと油を移す。 「その"言葉"このポンコツ野郎に言われてるぞ?諸」 諸はその言葉に一瞬だけ怒りの驚きを見せたがそれでもいつもの"ポーカーフェイス"キャラを崩さずごほんと喉を鳴らす。 「抱薪救火…!されてもこちらはなぁんにも解決致しませんからねぇ…鯨乎君。」 と少し敬語が崩れてもはや魔王のような口の微笑みで鯨乎に圧をかける。鯨乎はやっちまったと言う慌てる表情で戮に視線を逸らすが戮は「いやこいつが最初やったんだ!」と言う顔で鯨乎を攻め寄る。 「い、いやぁ……二人とも……!ボクぅじゃ、にゃい……からね。うん、ボクぅ達三人のせいですからね。」 その目は蚊のように早く泳ぎ飛び、体は汗で溢れ出ていたが、彼らは黒いのが額から出ている鬼のようになりかける。 ─しかし、二人はある事を思い出した。それは『明日はオプチャの1周年のパーティー』がある事だった。 「そんな雰囲気なんて今あったら主催者に泣かれてしまうのではないか?」と心に思った彼らはすぐ顔を満足げな感じに正直に許した。 「そ、そうだな。オレたちが間違えてた!ごめんなァ。」 と鯨乎の肩に手を乗せてグッとサインを指に込めて出した。 そして、諸は目を閉じて少し落ち着いた声で言う。 「そうですねぇ……。私もです。戮君の言う通りです。こんなことで怒るなんて私らしくないじゃないですよねぇ……ごめんなさい。」 鯨乎はその2人を見て、なんだかホワホワする雰囲気と言う気持ちになり、満面の笑顔で調子ノリみたいに笑う。 「あははは!そうですよね!!やっぱりこんな楽しむイベントなのにぃボクぅ達何しちゃってますかね!!」 それは本当にこの新しい笑顔で楽しい雰囲気を崩しさずに行きたいと言う、このポンコツとポーカーフェイスとぶっきらぼうという変わり者たちの願いはこの1周年記念のイベントの準備にかかっていた。 そして、仲間のゆいはが3人に休憩時間の終わりを知らせをせかせかにしにきた。彼女は少し妬けた訳では無いのにその表情になっていた。 「この雰囲気少し楽しそうだわ!でも、もう休憩時間は終わりだよ!」 そう、彼らは"全く"休めてなかったのだ。三人は暴れるかのようにパニクって冷静さを失いかけまた願いを掴み損ねそうになっていた。 「あ、そうなんだ……って、もう…!ダメだったじゃねぇか!!」 諸は不覚を取ったのように悔しそうな口元を浮かべていた。 「はぁ……全くまた無駄をしてしまいましたねぇ……」 しかし、鯨乎はそうでもなかった。それもまた"思い出"として軽く受け止めて、ゆいはにほほえ笑みを訴えかけた。 「でもぉ……大丈夫っすよ!!ゆいはさん!ボクぅもここで楽しむために一生懸命これからは準備手伝いますよ!ほら、あの二人だってこれを盛り上げる為に頑張ってますし…!」 と周りの人を盛り上げるかのように、両腕の拳をあげた。それは珍しくポンコツな彼が"役に立った"からか三人は驚いていた。 「そのお調子はいつまで続くのですかねぇ……。」 と少し小さな声でつぶやき、遠くにいるかのように傍観者かのようにこっそりため息をした。 「フン、よし!やるか!もう少しだからな!ほら、皆最後までやるぞ!…サボったらお仕置があるからな!!!!」 それは少し冗談交じりもあったがみんなを鼓舞するような叫びとなった。 「おー!!皆で終わらせちゃいましょー!」 ーやがてこの準備は電光石火のように早く終わり、そのままみんなは疲れてその場で寝てしまい朝を迎えてしまった。 果たして成功するのだろうか?