Sign In

【似非祓魔師】ヨラク=ギオルグ

夜毎に街を徘徊し、人々に神の欺瞞を説いて回る傍迷惑な男 自らを祓魔師と称し、怪しげな術を使う 巧みな話術と漂う異様な雰囲気にあてられ、耳を傾ける者が続出している為、近隣の教会は頭を抱えている _______________________________________ 嘗ては敬虔な信者であり、 かつ神学や歴史学に深く精通する優秀な修道士であった しかしある時を境に、彼は狂気的ともいえる言動を次々と取り始める その手に携えられていたのは、教会では禁書とされる、所謂『魔典』 宗教裁判にかけられた彼は、神を穢した罪で教会を追われる身となった 以来、街には 「真実に目覚めよ」 と嘯く男が出没し続けている その言葉が真実であるのか、はたまた狂人の戯言であるのかは未だ不明である _________________________________________ 余談 「彼の持つ書物がひとりでに蠢いている」 「時折、彼の口から彼のものでない声が聞こえる」 といった噂が流れている これらに関しても、真偽は不明である