過去、彼は『刀王』と呼ばれ、その実力から 規格外アーティファクト『月ノ刃』の一つを与えられた。それを使い何度も戦場に赴いた。ある日、彼の国で敵国の兵が侵入したと、報告が挙がった。目撃されたのが、彼と彼の妻が住んでいる街であった。彼は安全が確保されるまで残っていようと考えていたが、敵国が新兵器を使い攻め込んで来たと言う。彼は戦場に赴くことにした。無事、新兵器を破壊することができたが、世界は残酷だった。街が燃えていた。彼はすぐに家に戻った。そこで目にしたのは今、燃え、死にゆこうとする女性であった。それから、彼は『刀王』の称号をすて、『愚者』として戦場に赴くのであった。