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神速の双剣士

【基本情報】 名前:アノン・ヘルスタイン 年齢:19歳 性別:男性 趣味:料理(特にお菓子) 身長:184cm 職業: 北境騎士団 幹部 出身:アストラ大陸 北部 テルビア地方 広大な雪原の地「トリソール王国」 大陸北部に広がる広大な雪原の国。過ごしにくい気候ではあるが、人口も多くとても広い国である。寒い気候を好む作物が多く栽培され、大陸全土で流通している。 所属: 北境騎士団【雪原の牙】 大陸北部の安全を守る騎士団。魔法隊が強いことで有名だが、戦略的に戦う知的な者が多いことでも広く知られている。 武器: 双剣【ジスト】 遠征中に見つけた竜骨から作られた軽くて丈夫な扱いやすい双剣。丈夫で色々と使いやすいため何故か包丁として使われる事がある。 相棒:小さな氷竜【フェムト】 遠征中に見つけた竜骨の近くで震えていた子供の竜。小さいながらも氷の息を吐くので冷たい上に普通に危ない。 外見 速さを求めるため、防御魔法の掛かった軽装ローブを着ている。身長が高く、どこにいるかすぐに分かる。 性格 人の為になることをするのが好き。幼馴染を守る為に強くなったが、今ではほとんど実力が変わらない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− アノンはトリソール王国北部の雪深い村に生まれた。寒く、厳しい気候だったが、狩りや農業が人々の生活を支えていた。父は猟師、母は薬草師で、家は貧しくも温かい家庭だった。幼い頃から釣りや狩りを手伝い、人の役に立つことの喜びを覚えた。 彼には同い年の幼馴染がいた。両親の職業が同じであり、小さな頃から仲が良かった。 活発で少し間抜けだった彼女は、よくアノンを危険な雪原の冒険に誘い込んだ。その度にアノンは、彼女を守るために先頭を歩き、時には雪崩や獣から身を挺して庇った。 15歳の春、村が魔物の大群に襲われた。圧倒的不利の状況の中、北境騎士団が現れ、冷静な指揮で村を救った。とある騎士は幼いながらも必死に戦っていた。その姿に心を奪われたアノンは、村を離れ騎士団に入ることを決意。厳しい選抜試験を経て、幼馴染と共に北境騎士団に入団する。 訓練時代、彼は特別目立つ才能はなかったが、状況判断力と冷静さで評価を得る。 転機は遠征任務中、雪山で遭難しかけた際に訪れた。彼は仲間と共に雪洞を掘り、吹雪の中で数日間を凌ぎきった。そこで偶然、雪に埋もれた竜骨を発見し、それを加工して作られた双剣【ジスト】を授かる。骨の傍らで震えていた小さな氷竜の子を保護したのもこの時だ。その小さな氷竜は「フェムト」と名付けられ、今も彼の相棒として戦場を共にしている。 その後、戦略任務と小規模部隊の指揮で頭角を現し、19歳という若さで北境騎士団の幹部に抜擢される。 現在では「雪原の牙」の一員として前線を駆け、時には遠征中の食事で【ジスト】を包丁代わりに使って仲間に笑われることもある。 彼は今でも、幼馴染と互いに背中を預けて戦う。 「俺が守らなくても大丈夫だ」と分かってはいる。 それでも、彼にとって剣を振るう理由は昔から変わらない—— ただ、大切な人たちのために。