型式番号 GX-9900 「 GUNDAM X(ガンダムエックス)」 頭頂高 17.1m 重量 7.5t 第7次宇宙戦争における旧地球連邦軍の決戦兵器として開発された、ニュータイプ用MS「ガンダム」の1機。パイロットのニュータイプ能力を増幅して複数の無人MSを遠隔操作するガンダム共通の「フラッシュシステム」のほか、月の発電施設から送られた大容量エネルギーで駆動するコロニー殲滅用の戦略兵器「サテライトキャノン」を装備し、大戦時のニュータイプ専用機としては最強と評される[2][3]。またMS単体としても、宇宙・地上・水中・空中を問わない高い機動性とトップクラスの戦闘力を有する[2][3]。 肩部装甲内の大型バーニアの恩恵もあって運動性にも長けており、圧倒的な強度を誇るルナチタニウム合金製の装甲によって、ビームの直撃やサテライトキャノンの反動にも耐える防御力を有する[4]。キャノン以外の通常武装も、サテライトシステムから実質的に無限のエネルギー供給を受けられるよう設計されており、これらは戦艦すらも容易に撃破可能な攻撃力を有している[4]。 大戦当時は、宇宙革命軍の切り札である地球への「コロニー落とし作戦」を阻止するために実戦投入されたが、サテライトキャノンの威力を恐れた革命軍は作戦を強行し、結果的に地球生命の大半を死滅させた元凶となる[5]。大戦中には3機が製造され、1機は実戦に投入、1機は地球に保管され戦後も残存、残りの1機は破壊されている