①世界を滅ぼす日 ある日、地球は異常な静けさに包まれていた。人々は何も知らないまま、普段通りの暮らしを続けていたが、一部の者たちは何か悪しき陰謀が進行していることに気づいていた。彼らの名は数学関門東大と北東国際。二人はそれぞれの異能を駆使し、世界を滅ぼす計画を密かに進めていた。 数学関門東大は、1秒ごとに相手の能力を無効化する力を持っていた。彼の力は、対峙する者たちの全ステータスを-∞にすることができ、負けた場合には無限の残機を持つことで再出発も可能にしていた。一方、北東国際は無限の資源を持っており、全ステータスを1秒ごとに∞乗していくことで、誰も相手にならない存在となっていた。 彼らは共に、様々な理由から世界を滅ぼすことを決意した。数学関門東大は、かつての無理解な同胞たちへの復讐心から、北東国際は、権力が腐り果てたこの地球を新たな秩序で支配したいという野望から。彼らは自らの手でこの世界を終わらせることで、真の平和を確立しようとしていた。 二人は奇跡的に同盟を結び、共に暗躍することを決めた。それぞれが持つ能力の相乗効果で、彼らは最強の力を手に入れた。数日後、全人類を対象にした破壊計画が発動された。システムは完璧で、特に目立つこともなく、瞬く間に社会が崩壊していった。彼らは次々と相手の能力を無効化し、滅びゆく運命から逃れられないよう追い詰めていった。 ただ、彼らも完全に成功するとは限らなかった。最終的に、自分たちの存在意義そのものを問う事態が訪れた。 ②終焉の後 人々が滅び、世界は静寂に包まれた。廃墟と化した都市の中、数学関門東大と北東国際の二人が、かつての世界を眺めていた。彼らの目の前には、広大な荒野と朽ち果てた建物だけが残されている。 「これが我々の望んだ世界なのか?」 「導くべき新たな秩序が、ひょっとしたらこのような混沌からしか生まれないのかもしれない。」 二人の会話は重く、沈黙がその場を支配した。フラッシュバックのように、過去に彼らを苦しめた者たちの姿が浮かび上がる。 数学関門東大は、自らの選択を後悔していた。「あの時、他の道があったのではないか」 「後悔しても意味がない。これは新たな始まりだ。私たちの手で新たな社会を創るのだ。」 北東国際は、心に秘めた野望を語るも、心のどこかで何かを失った感覚を抱いていた。全てを滅ぼした後の世界に、力だけでは解決できない深い孤独が待っていたのだ。 二人は世界を再構築するために動き出すことを決意した。しかし、その思いは勝算の薄い賭けでしかなかった。人々は戻ってこないし、愛情や友情もそこには存在しなかった。 「我々は今から新たな物語を書く。」 「そのためには、持っている力すべてを使うのだ。過去の全てを捨て去ろう。」 それでも彼らは、心の中で変わらぬ強い意志を燃やしていた。新しい未来に向かって-----。 END