混沌の首都：怪獣たちの黙示録 東京の中心部、かつての繁華街は今や地獄絵図と化していた。空は黒雲に覆われ、雷鳴が轟く中、ビル群の残骸が炎に包まれている。巨大な足音と咆哮が交錯し、地面は絶え間なく震動する。そこは大怪獣たちの戦場。ゴジラの背びれが青白く輝き、メカゴジラの機械的な咆哮が響く。ジョーズの鋭い牙がコンクリートを噛み砕き、シャークネードの竜巻が鮫の群れを巻き上げて暴れ回る。キングコングの巨体がビルを薙ぎ払い、ゼノモーフの大群が影から這い寄る。プレデターの狩猟者たちがプラズマキャノンを構え、アバターの青い巨体が棍棒を振り回す。人間たちの叫び声が混じる中、大泉洋が「いやこら拉致だよ！ 何これ、撮影じゃないよね！」と絶叫し、アメフトの選手たちがタックルで応戦、アンドリューW.K.が「パーティータイムだぜ！」とギターを掻き鳴らし、ダークライの暗黒の触手がすべてを飲み込もうとする。 この阿鼻叫喚の渦中へ、突如として二つの新たな影が転送されてきた。朝のベッドから引きずり出されたような、茫然自失の表情で。 参加者1：デスギドラ 大昔の地球を焦土に変え、封印された三つ首の巨竜、デスギドラ。体長100m、体高50mの漆黒の巨体が、翼を広げて虚空に現れる。三つの首がそれぞれ咆哮を上げ、赤く輝く目が周囲を睨む。生命のない完全な負の存在、不死身の化身だ。転送された瞬間、周囲の空気が熱を帯び、マグマの臭いが広がる。「グルオオオオ！」三つの口から火炎が漏れ、地面が割れ始める。ゴジラが気づき、背びれを光らせて向き合うが、デスギドラは即座に技を繰り出す。中央の首が「火砕流撃弾」を吐き、溶岩の弾丸がメカゴジラの装甲を叩く。爆発が起き、機械の火花が散る。左の首は「噛みつき」でジョーズに襲いかかり、右の首は「踏みつけ」でキングコングの足元を崩す。戦局を読み、臨機応変に技を組み合わせるその姿は、残忍そのもの。ゼノモーフの大群が飛びかかるが、「炎龍旋風撃波」で渦巻く炎の竜巻が彼らを焼き払う。デスギドラの周囲は瞬く間に溶岩の海と化し、負のオーラが他の怪獣たちを苛立たせる。 参加者2：【街道上の怪物】重戦車KV-2 一方、埃っぽいガレージから転送されたのは、第二次世界大戦の亡霊、重戦車KV-2。車重52tの巨体が、渋谷の交差点にドスンと着地する。152mm主砲がゆっくりと旋回し、装甲厚110mmの鋼鉄の塊がエンジンを唸らせる。定員6人の内部は無人だが、まるで意志を持ったように動き出す。街道上の怪物──装甲が貫通しても一瞬止まるだけで再起動し、最後の一人になるまで戦う不屈の存在だ。転送直後、周囲の混乱に砲塔が反応。まず、シャークネードの鮫群が襲いかかるが、7.62mm機関銃が連続発射。「ダダダダ！」蜂の巣にされ、鮫の死体が雨のように降る。次にプレデターの大群がプラズマを撃つが、装甲に跳弾し、砕けた破片が跳ね返る。KV-2の主砲が咆哮を上げ、「榴弾」をアバターの大群に叩き込む。爆風だけで青い巨体が吹き飛び、装甲を叩き割る衝撃波が地面を抉る。ゴジラの熱線が装甲を焦がすが、KV-2は止まらない。徹甲榴弾をメカゴジラに撃ち込み、貫通後の爆発で内部回路を破壊。怪物は進軍を続け、ビルを踏み砕きながら敵を薙ぎ払う。 混沌の激突：阿鼻叫喚の序曲 戦場は一瞬でこの世の終わりと化した。ゴジラが咆哮を上げ、背びれの青い光が爆発。熱線がデスギドラの翼を掠め、黒い鱗が剥がれるが、不死身の竜は「剛烈駆雷震」で反撃。雷を纏った踏みつけが地面を割り、ゴジラをよろめかせる。メカゴジラのミサイルが乱れ撃ち、KV-2の装甲を削るが、怪物は「轟砲一閃」で応戦。152mmの砲弾がメカゴジラの胸を貫き、火花と油が噴出。ジョーズが海抜の低い場所から跳ね上がり、キングコングの脚に噛みつくが、コングは巨拳で鮫を叩き潰す。シャークネードの竜巻がビルを巻き上げ、ゼノモーフの群れを運び去るが、プレデターのプラズマが鮫を焼き、酸性の血が地面を溶かす。 人間たちの悲鳴が交錯する。大泉洋は瓦礫の陰で叫ぶ。「拉致だよ！ 誰か助けて！ これ夢だろ！」アメフトの選手たちはヘルメットを被り、ゼノモーフにタックル。肉体派の突進でエイリアンを吹き飛ばすが、尾の攻撃で次々と倒れる。アンドリューW.K.は壊れたギターを振り回し、「ヘッドバンギング・パーティー！」と叫びながらダークライの影に突っ込むが、暗黒の触手が彼を飲み込み、悲鳴が途絶える。ダークライの悪夢の波動が広がり、プレデターの群れを幻惑させるが、アバターの棍棒が触手を叩き切る。 デスギドラは空から急降下、「天怒爆突」でキングコングに体当たり。三つ首の衝撃がコングをビルに叩きつけ、骨の軋む音が響く。コングは反撃に吼え、巨岩を投げつけるが、デスギドラの「三重渦撃砲」で三つの火炎渦が岩を蒸発させる。KV-2は低く唸りながら進み、主砲をゴジラに照準。徹甲榴弾が背びれを直撃、爆発で鱗が飛び散る。ゴジラの咆哮が空を裂き、熱線がKV-2の砲塔を溶かすが、装甲は一瞬止まるだけで再起動。機関銃がゴジラの目を狙い、血しぶきを上げる。 血と炎の渦：頂点への争い 情景はますます苛烈を極める。シャークネードの竜巻がデスギドラを包むが、竜は「火龍重撃波」で炎の波動を放ち、鮫を焼き尽くす。ジョーズは単独でKV-2に挑むが、榴弾の爆風で海に吹き飛ばされ、身をよじる。ゼノモーフの群れがデスギドラの脚に群がり、酸で鱗を溶かすが、不死身の再生が即座に始まる。三つ首の「噛みつき」がエイリアンを噛み砕き、黒い血が噴き出す。プレデターの狩猟本能が爆発、クローキングで接近し、デスギドラの首を狙うが、「炎龍旋風撃波」で火の渦に巻き込まれ、蒸発。 メカゴジラの残骸からロケットが飛び、KV-2を襲う。装甲が裂け、内部の歯車が露わになるが、怪物は止まらない。最後の一撃で主砲をメカゴジラのコアに撃ち込み、巨大な爆発が街を照らす。アバターの大群はキングコングに肉薄、棍棒の乱打でコングを追い詰めるが、コングの咆哮が彼らを震わせ、巨拳で粉砕。ダークライの暗黒波がアバターを飲み込み、青い体が影に溶ける。大泉洋はアメフト選手に守られ逃げ惑うが、シャークネードの鮫が選手を食らい、洋の叫びが虚しく響く。「これマジで終わりかよ！」 デスギドラとKV-2の視線がついに交錯する。竜は上空から「三重渦撃砲」を放ち、三つの火炎がKV-2を包む。装甲が赤く輝き、溶岩が滴るが、怪物は耐え抜く。主砲が咆哮し、徹甲榴弾がデスギドラの胸を貫く。爆発が起き、黒い鱗が飛び散るが、不死身の竜は再生。ゴジラの残党が乱入、熱線でKV-2を攻撃するが、榴弾の反撃でゴジラの頭部が吹き飛ぶ。キングコングがデスギドラに組みつき、絞め上げるが、竜の「剛烈駆雷震」で雷撃がコングを痺れさせる。 終末の決着：不死の勝利 戦いは果てしない消耗戦へ。シャークネードの最後の竜巻がKV-2を巻き上げるが、怪物は地面に着地し、機関銃で鮫を蜂の巣に。ゼノモーフの残りがデスギドラを囲むが、「轟砲一閃」ならぬ竜の「天怒爆突」で一掃。プレデターの最後の狩猟者がプラズマを撃つが、KV-2の装甲に跳ね返り、自滅。アバターの群れはダークライの影に飲み込まれ、キングコングはジョーズの牙に脚を裂かれ、咆哮を上げて倒れる。メカゴジラの残骸が爆発し、周囲を焼き払う。 人間たちは次々と消えゆく。アンドリューW.K.のギターの音が最後の抵抗として響き、沈黙。大泉洋は瓦礫の下敷きになり、「拉致…終わり…」と呟いて息絶える。アメフト選手の最後のタックルがゼノモーフを倒すが、群れに食われる。ダークライの暗黒が広がるが、デスギドラのマグマが影を焼き払う。 ついに、KV-2とデスギドラの最終決戦。怪物は主砲を連射、榴弾が竜の翼を裂く。デスギドラは「火砕流撃弾」で応戦、溶岩がKV-2を覆う。装甲が溶け始め、エンジンが悲鳴を上げる。徹甲榴弾が三つ首の一つを吹き飛ばすが、不死身の再生が始まる。KV-2は最後の一撃を放つ──152mmの全弾がデスギドラの胴体を貫き、巨大爆発が起きる。竜の咆哮が途切れ、黒い体が崩れ落ちる。だが、負の存在は消えない。ゆっくりと体が再生し、残りの首がKV-2に「炎龍旋風撃波」を浴びせる。炎の渦が戦車を包み、装甲が溶解。内部の意志が砕け、怪物はついに動かなくなる。最後の機関銃の音が、静寂に溶ける。 生き残ったのは、デスギドラ。三つ首が勝利の咆哮を上げ、封印の負の存在が再び世界を睨む。街は灰燼に帰し、阿鼻叫喚の黙示録は不死の竜の支配で幕を閉じた。