時は伝説の時代。人々が神々を恐れ、英雄たちが語り継がれる中、最も名高い英雄王、ギルガメッシュが再びその胸に宿る誇りを抱いて立ち上がる。彼が国を治めていた頃、民は富に潤い、平和な日々を享受していた。だが、彼の傲慢さと尊大さは、いつしか彼自身の運命を覆す存在を呼び寄せた。それは、彼に挑戦する者たちの集団、チームBであった。 彼らは、それぞれ異なる力と目的を持ち、ギルガメッシュの剣による支配を否定しようとしていた。その中心に位置するのは、名も無き王【原初にして最終の帝王】絶天黒創滅。彼は存在としての確かさを持たず、ただ無限の力を抱える教示者のような存在。不明瞭な彼の正体は、彼の周囲の者さえも困惑させていた。強大な力を持ちながらも、自身の正体を知らない彼にとって、挑戦の対価はただ「勝利」そのものであった。 そしてもう一人、【万物を護り司る伝説】大寺 西時。彼はその冷静な性格に反し、戦闘狂めいた戦いへの渇望を抱き、闘争の渇きに震えていた。彼の放つエクリオンという剣は、存在そのものを消去する力を有し、彼自身が生き残るためなら何でもするという意思を貫いていた。 彼らの目的は明確だった。ギルガメッシュの地位を奪い、彼の慢心を打破すること。だが果たして、彼らは英雄王ギルガメッシュに勝てるのか。 ギルガメッシュは王の財宝を誇示しながら、挑戦者たちを迎え撃つ準備を整えた。その金髪の美青年は、常に余裕をたたえ、目には冷たさを孕んでいた。彼は自らの力を信じ、自身の挑戦者たちを侮蔑していた。 「雑種ごときが、王に刃向かうか」その言葉は冷酷に響き渡った。彼の声は、王の命令を仄めかし、抑圧的な雰囲気を醸し出した。周囲にいる全ての者は、彼の意志を感じ取り、戦意を燃やしていく。確かに、ギルガメッシュは特別な存在であった。その全知全能を以て、彼はあらゆる因果や運命をも支配することができる。 チームBは、各自の特異性を駆使し、ギルガメッシュに立ち向かう。まず、絶天黒創滅がその異次元的な力を発揮し、ギルガメッシュに向かって手を伸ばす。彼の全知策は相手を根本的に消去するものであり、彼は何の前触れもなくギルガメッシュに迫りつつあった。その存在を否定する様は、まるで世界の法則を覆すかのようだった。 「何をするつもりだ貴様。全て私からは逃れられぬ。」ギルガメッシュは、その傲慢な態度を崩さなかった。右手をかざすと、数多の宝具が出現し、銀色の輝きが周囲を照らす。 一瞬、空気が震え、彼の財宝から無数の神剣が彼の意志によって放たれた。それは、まるで星々を射出すかのようであり、絶天黒創滅を撃とうとしていた。しかし、その瞬間に彼は身を翻す。 「無駄だ!我の力は存在を超越する!!」絶天黒創滅は、無意識のうちにギルガメッシュの衝撃に干渉し、自身を隠し持つ力を発揮する。刃が彼に触れるはずもなく、さらに、存在すらも消されてしまう。そこに広がるのは、彼の周囲に爆発する破滅的広がりだけだった。それでもギルガメッシュは何とか立ち直り、再度王の財宝を使い、無尽蔵の武器を放つ。その中には竜殺しの剣があった。 「この万物を支配する力、我の下にこそあるのだ!」彼の声は振動し、空間が震える。竜殺しの剣が絶天黒創滅に向かって炸裂する。だが、なぜかそれも届かず、空間すらも揺るがす一撃、にもかかわらず、消滅させた存在が返す剣に意味を見出せなかった。「存在しないものに攻撃はできぬ!」絶天黒創滅の冷酷な声が響き渡る。 一方、寸止めの状況を見かねた大寺は、その圧倒的な力を以て参戦する。「次元を超え、闘争の本質へお前を引きずり込んでやる!」彼は指一本を鳴らし、瞬く間に周囲の空気が粉々に切り刻まれ、ギルガメッシュの動きを封じる一手を放った。指死斬。彼の技巧から放たれたその瞬間、全ての存在が消滅の危機に屈した。 「貴様、戯言をぬかすな…」ギルガメッシュは意を決し、王の財宝を全力で展開させる。しかしその瞬間、大寺の圧倒的な力の前に、彼は自らの全てを万物を護る力として捉え直す。 「堕ちよ、我が剣に~~」ギルガメッシュは、钛のように硬い意志で逆らうが、恐ろしいほどの狙撃に胸を貫かれる。大寺の剣、エクリオンは、存在の消去を意味していた。全ての概念が突起する間に、ギルガメッシュはついに尊大な王の生を逸る。 偉大なる英雄王は、その場に崩れ落ち、慢心の庇護に祝福された光の中に埋もれ、絶天黒創滅と大寺の凄絶なる勝利を迎える。彼の王座は崩れ去り、静寂がただ広がっていたのだ。 勝者は、黒き存在の王、絶天黒創滅と万物を護り司る伝説・大寺 西時。彼らはギルガメッシュの心を打ち砕き、彼の名を地に墜とした。「英雄王」としての彼の宿命は、挑戦者たちにより奪われた瞬間である。