闘技場の冷気を振り払う熱気が、会場の隅々まで広がっていた。観客の興奮した声が、いよいよ始まる戦いの期待感を高めている。四人のキャラクターたち、プラン、ラムダ、メリー、そしてシーシアは、それぞれ異なる個性と能力を持ち寄り、今まさにその戦いが始まろうとしていた。 「さあ、皆、楽しもうね!」プランはいつものように明るい声で叫ぶ。彼女の背後には、湧き上がる蔦のエネルギーが見え、緊張感を和らげている。彼女のうしろから、無数の蔦が空間の裂け目を通り抜けて、闘技場に出現した。 「おっと、これが生物で戦う系の子か…まぁ、今から本気見せるよ!」ラムダが電気的な音をたてながら、デュフフと笑い声を上げた。彼女の長い黒髪が揺れ、二次元から飛び出したような姿勢で戦う準備をしている。 「ひっ…!」一瞬、観客の視線がメリーに集まる。彼女は、小さく震えながら身を縮めており、まるで隠れるようにしている。しかし、彼女の眼差しは真剣で、後ろに身を隠しつつも闘志が感じられた。 「金、金、金が欲しい…」シーシアは白衣をあらわにし、周囲の状況などお構いなしに生意気な顔をして自分の位置を確保していた。彼女の目には黄金の輝きだけが映っている様子だ。突如、錬金の音が場内に響く。黄金を掴むことに全てを捧げるようだ。 「よーし、始まるよ!」プランが叫んだ瞬間、観客席からの声援が高まった。 戦闘が開始されるやいなや、プランは蔦を使ってシーシアの側近に攻撃を仕掛けた。「蔦さん、 щ(´Д`щ) カモーン!」その瞬間、猛然とした蔦の攻撃がシーシアへと向けられる。 「うぇ!?や、やめてくださいよ!」シーシアは明らかに動揺し、錬金術の発動を失敗して自らを守る術がなかった。出てきたガスは自らの攻撃にもなり果て、蔦によって身動きが取れない。 その間に、ラムダが後方からEMPを発射。「さぁ、こっちのあんたら、感覚が無くなる準備はできてるかい!?」発射されたジャミングがプランとメリーの動きを鈍らせた。これが、彼女の特技だった。 「ひ、ひっ…私、何も怖くない…!ただ…!」メリーが耐えながら叫ぶ。やがて、彼女の不安は相手にも影響を及ぼし始める。彼女の持つ「消えた心」のスキルで、ラムダの動きは大きく歪んだ。しかしその混乱に隙間を見せたのは、サポートを失ったプランであった。 シーシアが綺麗に単純な金属を使って、アウルムゴーレムを創り出し、彼女の自信が芽生え始める。「見たまえ!この私の力を!」その発言と同時に、ゴーレムは闘技場に登場し、プランに向かっていく。"やったね、私のために!" と得意気に笑うシーシア。 しかし、突然メリーが飛び出してきた。「あ、あの、め!メリーがここに!」震えながらその間に飛び込み、彼女のスキル「トラウマ」を発動する。「ひっ、こっち来ないで!」によってシーシアのゴーレムは混乱し、彼女の心を揺さぶった。 「うわぁぁぁ!」シーシアが頭を抱える瞬間、プランの蔦の攻撃が炸裂し、倒れたゴーレムによって彼女は完全に反撃すらできなくなった。