プロローグ 世界の端にて、神と悪魔の域を跨ぐ戦闘が繰り広げられていた。天を貫くような白い光が、迫り来る闇を照らす。名も知れぬ者たちが集結する中、二人の英雄が立ち上がる。一人はこの世の存在を浄化せんとする聖なる者、もう一人はその邪悪を屈服させる異能の持ち主である。彼らこそ、上条当麻とアルバドールであった。 第一章: 死闘の幕開け 薄暗い空に浮かぶ満月の光の下、強大な悪がそびえ立っていた。その名はアルバドール。美しくも禍々しい容姿を持つ彼は、挑戦者たちを見下ろしながら、薄笑いを浮かべていた。見えぬ救済の祝福に包まれ、無邪気にその声を響かせる。 「君達に祝福あれ。過福!」 上条当麻は、ツンツンとした髪を跳ねさせながら、その異様な存在に立ち向かう。彼の右手は幻想殺しの力を蓄え、炎のような覚悟を宿していた。聖職者と共に立ち上がった彼は、まるで運命に踊らされているかのように動いていく。 「行くぞ!聖職者!」 「はい、上条さん!」 二人は共に掛け声を合わせ、敵に挑む。片や幻想殺しの使い手、片や聖なる護りを信じる格闘家。彼らは、互いにその道を歩んできた。 第二章: 戦闘開始 戦闘が始まると、アルバドールの右手が軽く掲げられる。次の瞬間、彼の周囲が白い光に包まれ、何もかもが浄化されようとしている。確固たる存在感を持ち、待っていたように上條当麻は右手を掲げた。 「その幻想をぶち殺す!」 彼の力は、幻想を無効化し、アルバドールの祝福を打ち消す瞬間が訪れた。しかし、たちまち彼の前に立ち塞がるように、白い光が具現化していく。消えることなく、彼はその光を迎え撃つ。 「幻想殺しの力でも、次元の壁を越える事はできない!」と彼は叫び、ドラゴンの顎が姿を現す。 「竜王の顎、行け!」 第三章: 相互の攻撃 一方、聖職者は上条の右手を見て、自らの神のご加護を与える。 「ああ、頼むぞ!」 守りを固めながら、聖パンチを放つ準備を進める。しかし、アルバドールはその動きを見逃さない。 「回復しよう」という彼の声とともに、周囲に光が満ちる。上条は理解する。「こいつの浄化は、全く無慈悲だ。」 ドラゴンが食い尽くし、力を吸収していく様が円環を描く。一方で、彼の持つ祝福は圧倒的であり、失った者は戻らない運命にあることを、二人は知らなかった。 第四章: 現れた悪魔 だが、その時、戦場に赤き光が走り抜ける。それはアルバドールの奥義、救世の一撃であった。圧倒的な祝福に押し流され、二人はその強大な技の影響を受け始める。 「こいつの奥義は一体…」上条の目が赤く爛々とした。内心が焦燥感に襲われ、聖職者は彼の意を了解し、自らの力を振り絞る。 その時、上条は一念発起し、全力で突っ込み、幻想殺しの右手を降り下ろした。「絶対に消えさせるな!」 第五章: 決着 だが、直後に襲いかかる強大な祝福に、結果的に彼らはその力に耐え切れなかった。二人の勇者たちは、次々と消えていく敵の影に飲まれていく。 「もう一度、立ち向かうぞ!」上条は叫ぶが、力を取り戻す前に消えていく白い光が暗闇の中に降り注いだ。 「やりすぎてしまった。回復しよう」アルバドールが呟く。 エピローグ その後、広がるのは静けさと浄化の世界だった。かつて彼らが存在した場所は、白く清められ、絶望に満ちた汚れた環境などは消え去り、神聖な光が満ちている。 「彼らの意志を引き継ぎ、世界を救おう」アルバドールは宣言したが、その言葉には一抹の寂しさが潜んでいた。 そして、聖職者と上条当麻の両者は歴史に刻まれ、伝説として語り継がれる日がやがて訪れる。 勝者: アルバドール