第一章: 絶望の大雪原 カンタール地方の大雪原。吹き荒れる氷の嵐が周囲を支配し、視界はほとんど真っ白。討伐隊の10000人はそれぞれが寒風に震えながら、凍てつく大地を走っていた。しかし、艦隊の心には一つの目的があった。彼らは白氷龍【銀零】を討伐せんと、氷に覆われた山を目指して進んでいた。 「條羅。お前の知略が頼りだ。何か策はあるのか?」 赤髪の少女セリカが急ぎ足で横に並び、條羅に問いかける。彼女の紅い目が、雪の白さの中で不気味に輝いていた。 條羅は無口で、冷静に辺りを見渡す。 「…あの龍は、我々の武器が通じない。だから物理的な攻撃だけではダメだ。」 彼の頭脳明晰さが光る。続けて、彼の黒刀が雪の中で光を放つように燃え上がり、彼の意志を示していた。 「そんなのわかってるわ!でも、どうするの?」 「動きを鈍くする糸を散らせ。私が足止めをする。」 條羅は手にした黒刀を一振りし、周囲に薄い光の糸が漂うように広がった。セリカはその瞬間、すばやく妖艶な火花を散らし、巨氷を狙って炎を放出した。 「烈火地動!」 熱を帯びた炎が、地面から巨氷に向かって噴出する。だが、その直後、氷の中から突如として現れただろう白氷龍【銀零】が、青白く煌めく目で彼らを見下ろしていた。 第二章: 龍との遭遇 「これが…白氷龍【銀零】!」 兵士たちは立ち尽くし、凍りついたように動けなかった。巨大な白龍が周囲を見下ろし、気温が瞬時に下がる。 「何をしている、攻撃しろ!」 討伐隊の指揮官が叫ぶが、隊員たちは恐怖により動きを止めていた。強烈な冷気が肌に刺さり、震え上がる。 「全員、押し寄せろ!」 條羅が再び指示を出す。黒刀を握りしめ、直に前進する。 「玖流牙突!」 彼は突進し、雪に埋もれた足場をものともせず、接近する銀零に九連続の剣撃を放つ。しかし、冷気によりそれすらも受け流されてしまった。 「だめだ、全然効かない!」 隊員たちは絶望感に飲み込まれていく。 第三章: 覚醒と反撃 突如、冷気の中に異変が起きる。條羅の周囲に少しずつ糸の輝きが集まる。 「死中の真意…」 彼の目が鋭く光り、絶望の淵で真の力を覚醒する。彼の黒刀が怪しく燃え、敵の動きを徹底的に見極める。 「宵!」 一閃と共に、黒き炎が銀零に向けて炸裂する。次の瞬間には目にも止まらぬ速度で斬撃が放たれ、白龍の巨体が揺らいだ。 第四章: 決戦 「いけ、みんな!今がチャンスだ!」 セリカは百戦錬磨の魔剣士らしく、猛火を以て【銀零】に迫る。 「炎王魔剣《ディゾレット》!」 炎の輝きが白氷龍を包み込む。その瞬間、來るべき限界を超えたように氷が崩れ去り、鈍く響くうねりが耳に届いた。彼らは未来を感じた、勝利の予兆だと。 しかし、次の瞬間、銀零は恐怖をもたらす氷柱を発生させ、一斉に討伐隊を襲った。冷気に飲み込まれた者たちは次々とその場で凍りつく。 「も、もう駄目だ…」 彼女の目にうっすら涙が浮かんだ。獣ように鳴き叫ぶ氷龍の奥義が炸裂し、周囲は一瞬で静まり返る。 結末 言葉すら失った討伐隊は、絶望のどん底に沈む。龍の確認により、彼らは征服され、闇に呑まれた。生き残った者はひとりもいなかった。 討伐失敗の悲劇がカンタール地方に響き渡る。討伐隊の生存人数は0。