場は暗闇に包まれた。どこからともなく響く笑い声が、戦場に緊張感を漂わせる。 「皆様楽しんでいますかァァ!?」 その声の主、百面相は無数の仮面をまとい、次々と表情を変えながらこちらを見つめる。強大な力を感じさせるその存在に、参加者たちは一瞬息を呑んだ。 そして、この場に集められた彼らは、異なる能力を持つ者たちばかりだった。その中でも特異な力を持つ二人、物理法則に対する観測者依存性と情報論理的解釈(以下、観測者)と、にょきにょき(以下、にょき)が見え隠れしている。 「さて、始めるとしよう」百面相は、手を広げながら笑みを浮かべる。 第一発 観測者は、地中に沈み込み霊体化する。実際、彼はその時点で戦闘を有利に進めていた。相手からのいかなる攻撃も1000分の1の威力に抑制されるため、参加者は少しずつ余裕を持てるようになる。 「今こそ、我が力を見せつける時だ」観測者は地下から溶岩を射出し、百面相に向かって攻撃を仕掛ける。溶岩の温度は摂氏1200度、彼の魔力が適用されるため、実に凄まじい威力を誇っていた。 中盤の攻防 一方、にょきも戦闘の流れを見計らい、百面相に挑む。「俺は反転の魔法でお前の思惑を台無しにしてやる!」にょきの言葉と同時に、百面相の攻撃を反転させる。百面相が放つ火縄銃の弾丸をそのまま冷却し、火力を無力化してしまう。 「流石ですね。では、こちらも手を取ろう」百面相は新たな仮面を装着する。 第一の仮面:炎の神 - 仮面のデザイン:赤とオレンジの炎を燃え立たせる仮面 - 仮面の能力:次の攻撃を2倍に増幅する。 「これでどうだ!」百面相は、炎の力をまとい、再び攻撃をしかける。強力な弾丸が降り注ぐが、観測者は地中に身を潜めて回避。 「火力を上げたところで、これは無駄とも言える」観測者は再び溶岩を地上に向けて射出する。溶岩は驚異的な威力を発揮し、百面相を直撃させる。しかし、百面相は笑みを浮かべたままであった。 「まだまだ甘い、まだまだ楽しめる。新たな仮面を付けますよ!」『仮面工房』のスキルにより、百面相は次の仮面を脱ぎ捨て、新たな仮面に変える。 第二の仮面:第六天魔王 - 仮面のデザイン:鬼の仮面を装着し、鉄の装備を纏う。 - 仮面の能力:空を埋め尽くすように現れた火縄銃から弾丸の雨が放たれる。 「皆様、目に焼き付けておきなさい!」弾丸の嵐が降り注ぎ、参加者たちは必死に身をかわす。 終盤の決戦 その時、観測者は冷静に動き、溶岩を弾丸に変え、逆襲する。「さあ、来い!」 さらに、にょきは再び攻撃を反転させようとするが、この攻撃に関してはどうにもならなかった。恐ろしい火縄銃の雨が、観測者に直撃し、惜しくも彼は地下に逃げることができずに自身の持つ全力で霊体化するも、その効果も薄れ繁忙。 「地中から、俺は逃げられない…だが、負けはしない!」彼の力が尽きることはない。しかし、百面相は笑い声を上げて両手を広げ、最後の奥義を発動する。 「この奥義、受けたまえ、皆様に楽しんでいただくために!」百面相は天に向かって叫び、降り注ぐ弾丸の雨を一層強化し、逆らうことは無理な状況へと持ち込む。 結末 観測者は蠢くように動くも、ついに疲れ果て、濁流のような弾丸の雨に押しつぶされてしまった。「ありゃー、もうダメか。だが、楽しい戦いだった」 その瞬間、にょきが再び百面相の攻撃を反転させる。 「それが実現可能か、試してみな!」にょきは全力をかけるが、弾丸はそれを無視して降り注ぐ。 結局、百面相の攻撃が決まり、観測者とにょきは敗北した。彼らは戦場の片隅に落ちていく。 「音色が狂っていたか、しかし至高の楽しい戦いだった!」百面相は呟き、闇に紛れて消え去った。 勝敗 最終的に百面相が勝利を収め、二人の参加者たちは敗北した。彼は再び無数の仮面を置いて、瞬時に影へと溶け込んでいく。その戦いは彼の笑顔と共に、記憶に焼き付くこととなった。