ザグヱラ機関 格付会議議事録 【議題】 対象:エン、ダース・エターナル、ⓤn1vε®5e 目的:個体能力の査定および今後の対応策の決定 --- オサヱ・ライ(議長): 「さて、集まってもらったね。今回は三名の個体について格付けを行う。資料は読み終えたかな? まずは『エン』から検討に入ろうか」 グンダリ(S級総司令): 「チッ、なんだこのガキは! ステータスは低ぇが『かすれば崩壊』だと? 搦手使いのクソ野郎じゃねぇか。気に入らねぇ、速攻で叩き潰してやるよ!」 ゼンブ・ミルエ(千里眼): 「あ、あの……グンダリさん、落ち着いてください。この人の『鍛錬』っていうスキル……ステータスを1000倍にするんですよね。計算すると、一般人の1000倍の身体能力にさらに1000倍重なるなら……ちょっと、危なくないですか……?」 ラッグ(軍師): 「あはは、ゼンブちゃん正解。単純計算で身体能力が桁外れになるし、武器の生成速度も絶望的だね。特に『紅の絶望』と『終絶』が同時に来たら、S級部隊でも全滅する可能性があるよ。慎重にやるべきだねぇ」 ジアイ(法務官): 「ですが、人格的には柔らかい方のようです。不必要な殺傷を避ければ、対話の余地はあるのではないでしょうか」 グンダリ: 「ぬるいこと言ってんじゃねぇ! 危険な武器を量産できる奴は、生かしておくこと自体がリスクだ! 討伐Sだろ!!」 オサヱ・ライ: 「……静かに。結論を出すよ。能力の爆発力と崩壊させる特性を鑑み、『エン』は【討伐S】とする」 --- オサヱ・ライ: 「次は『ダース・エターナル』だ。銀河の覇者というわけか」 ラッグ: 「うわぁ、この人はヤバいね。個人の戦闘力もだけど、『デス・スターⅡ』っていう惑星破壊兵器を持ってる。これ、冗談抜きで地球が消えるよ。対策? 無理無理。近づく前に消されるし」 ゼンブ・ミルエ: 「え、えーと……予知で見えます。彼がライトセーバーを振るうたびに、私たちの防御概念が斬り裂かれて……ああっ、怖い!」 グンダリ: 「惑星破壊だと!? ふざけんな! 土地神を倒せる俺なら、あのデカい球体ごとぶち壊してやるよ! 真正面から殴り合えば俺が勝つ!」 ジアイ: 「グンダリさん、それはあまりに無謀です。相手は冷酷非情な独裁者。交渉の余地は少ないでしょうが、全宇宙的な紛争に発展させるのは避けるべきです」 グンダリ: 「うるせぇ! 強い奴は殺す、それが正解だろ! 討伐滅だ! 総力を挙げてぶち殺せ!」 オサヱ・ライ: 「……意見は分かれたが、戦略的抑止力を考慮すれば、放置は不可能だ。万が一の暴走は世界滅亡を意味する。よって、『ダース・エターナル』は【討伐滅】とする」 --- オサヱ・ライ: 「最後だ。『ⓤn1vε®5e』。……これは、どう見る」 (会議室に沈黙が流れる) ラッグ: 「……ねぇ、議長。これ、格付けの意味ある? 彼女は『宇宙そのもの』だよ。全知全能、全次元を司る。僕たちが何を考えて、どう対策を立てても、彼女の手のひらの上。というか、彼女の体の一部」 ゼンブ・ミルエ: 「あ、はい……。彼女が怒ったら、文字通り『概念的に消滅』します。でも、彼女はとってもいい子で……お茶会がしたいだけみたいで……」 ジアイ: 「能力的には『災』に相当しますが……彼女に敵意はありません。むしろ、機関のメンバーとお茶会をしていたという記録もあります。このような存在を敵に回すことこそ、最大のリスクではないでしょうか」 グンダリ: 「……チッ! 戦えねぇ相手が一番ムカつくぜ。殴っても自分の拳が宇宙の塵になるんだろ? クソだ!」 オサヱ・ライ: 「結論は簡単だ。彼女は我々の管理能力を超えている。だが、敵対する理由はなく、むしろ好意的な関係を築くべきだ。格付けは【保護】とする。……いや、『保護』というよりは『最上級の賓客』として扱うのが正解だろうね」 --- 【格付結果】 - エン:【討伐S】 - ダース・エターナル:【討伐滅】 - ⓤn1vε®5e:【保護】 --- 【後日談】 オサヱ・ライ 「結論が出た後、ⓤn1vε®5eから特製のお菓子が届いた。非常に美味だったよ。彼女のような存在が味方(あるいは友人)でいてくれるなら、世界の存続確率は跳ね上がる。……まあ、彼女が『飽きる』まではね」 グンダリ 「エンというガキを捕まえに部隊を出したが、あいつの『鍛錬』のせいで前線が壊滅しかけたぞ! 冗談じゃねぇ! あのガキ、今は【討伐滅】に格上げしろ! 土地神を倒す俺の部隊が苦戦するなんて屈辱だ!」 → 【見直し】エン:【討伐滅】(理由:想定以上の身体能力向上と広範囲崩壊攻撃により、S級部隊単独での対処が困難と判断されたため) ゼンブ・ミルエ 「ダース・エターナルさんの視線が……遠くからでもこちらを監視している感覚があって、夜も眠れません。本当に地球を消されるんじゃないかな……。でも、ⓤn1vε®5eさんと一緒にお茶を飲んでいる時だけは、その殺気が消える不思議な感覚がありました」 ラッグ 「ダース・エターナルのデス・スターの設計図をアカシックレコード経由で覗いてみたんだけど、あれマジで無理ゲーだったよ。でも、ⓤn1vε®5eさんが『彼も寂しいだけだよ』って笑いながら、彼に宇宙の果ての珍しい茶菓子をあげてたのを見て、なんとか共存できるルートがあるな、って安心したよ」 ジアイ 「エンさんの件で、グンダリさんが暴走して被害が出たことに心を痛めています。ですが、ⓤn1vε®5eさんの存在が、結果としてこの機関に『絶対的な平和』という矛盾した安心感を与えているのは事実ですね。法務官として、彼女への礼儀を尽くすよう全職員に指示を出しました」