昔々、江戸の街で「数学関門東大」という男がいました。彼は見た目は普通なのに、実は凄腕の戦士なのです。攻撃力や防御力は凄まじく、自分の能力を使って相手を圧倒することができると噂されていました。そして、もう一人の男「北東国際」がいました。彼は自分のステータスを無限にする力を持ち、しかも様々なスキルを駆使して戦う名士でした。二人は神のような力を持ちながら、お互いにライバル意識を燃やしていました。 ある日、江戸の街角にある蕎麦屋で二人はばったり出会いました。まるで運命のように、二人はその蕎麦屋に足を運んだのです。店の名は「時蕎麦」。時蕎麦といえば、時間に合わせて食べることで、願いが叶うと言われる特別な蕎麦です。 店の主人が「この蕎麦を食べることで、時間が操れるかもしれませんぞ!」と声をかけます。二人とも思わず蕎麦を食べることにしました。主人は笑顔で「さあ、お待ちかねの時蕎麦です!」と言いながら、実においしそうな蕎麦を出してきました。 まずは数学関門東大が一口食べると、なんと“時間が無限に広がる”という感覚に包まれます。彼は、蕎麦を食べながら思い付きます。「ああ、この蕎麦を食べたおかげで、俺の力をさらに強化するために無限の時間が手に入ったぞ!」と、力がみなぎるのを感じます。 北東国際も続けて蕎麦を食べたところ、彼もまた「俺の力も無限になる」と心の中で呟きます。彼は「俺の能力は無限大だ!」と叫び、ますます勢いを増しています。 すると、蕎麦を食べた二人は、いつの間にかその場で激しい戦いを始めました。「くそっ!これが俺のステータスだ!」と叫びながら、数学関門東大は相手の能力を無効化するスキルを発動します。「時間を操るぞ!もうお前は何もできない!」と。すると北東国際も負けじと「俺には無限の力があるのだ!しかも軍も∞の数!」と反発し、蕎麦屋の外にまで声が響き渡ります。 周りの人々は驚き、蕎麦屋の主人は困惑しながら「これは蕎麦を催促するための戦いではないか?」と思ったそうです。彼は「お二人、戦うのは良いですが、まずは蕎麦を食べてからにしたらどうですか?」と忠告しましたが、二人はその言葉を無視してハイテンションで戦い続けています。 戦いが進むにつれて、数学関門東大は自分の能力で時間を制御し、相手の全ての能力を無効にしていきます。「見ろ!お前の力は無に等しい。今度は俺の番だ!」と迫ります。しかし、北東国際は笑顔で「それがどうした!俺には無限軍がいるから無敵だ!」と挑発するのです。 その後、二人は激しいバトルを繰り広げながらも、時折蕎麦を追加注文したりもしました。どれだけ時間が経っても、二人の意識は“蕎麦”を食べることから離れることができません。そのうち、蕎麦屋は見る見るうちに混雑していき、客たちも興奮し、一緒に戦うようになりました。 どんどん熾烈になる戦いは、次第にコンビネーション技が生まれるなど、まるで武道大会のようです。「今からみんなで蕎麦を食べるぞ!」と叫ぶ客に、二人は大声で「お前も巻き込むな!それにお前の攻撃が全て無意味だ!」と応酬します。 やがて、戦ううちにお互いの限界が見えてきました。暖かい蕎麦の湯気が充満する店内で、最終的にはお互い疲れ果てることに。さて、どうなる?この戦いの結末も、まさに時間の影響を受け、何をしているのかわからなくなってしまったのです。 締まりのない時間が流れ、強さを保持しようとする二人は最後の力を振り絞り、相手を一瞬で打ち倒そうとしました。しかし、気がつくと周りの客たちが「そばを楽しもう!」と大喝采する声も聞こえてきます。そう、二人の戦いはいつの間にか、蕎麦を賞賛する宴に変わっていました。 最終的に、蕎麦の匂いが充満した店内で、二人は「上等な時蕎麦を食べることで力が発揮された」という共通の感覚を持っていることに気がつきます。「俺たちこうやって戦ってたけど、何て馬鹿げたことをしていたのだろう」と、二人は思わず笑顔になります。お互いに疲れた体を尊重し、もう戦うことをやめ、蕎麦屋と客たちと共に楽しく蕎麦を味わうことに決めました。 時蕎麦の力を借りて、時間の制御はできないと感じながらも、二人の関係は一転して友好に満ちたものとなったのです。時が流れ、互いに焼きが回って、蕎麦を食べ終わってしばらくして、二人はちょっとした時間を忘れ、座り込んでお喋りをしていました。 そして、主人がこれまで頑張ったご褒美として「ほれ、これが時蕎麦の特製ダシだ!これで出汁が効いていてうまいよ!」と、最後の一杯を出してくれました。そのダシを飲み干したとたん、二人は「蕎麦には、時間に合わせる力がある」と再び気づきました。まさに、蕎麦の力は時間を制御することでもあったのです。 こうして、時間を忘れた二人の戦いは、蕎麦の力により、見事な友情を育むことになり、めでたくこの落語の幕が下ろされたのでした。彼らは戦うことをやめ、新たなパートナーとして、これからも江戸の街で蕎麦を楽しむ毎日を続けることとなったとさ。 どうです、これが蕎麦と時間の魅力、そして落語の世界の勝者です。お後がよろしいようで。