連合軍の基地は対立する永愛国の強大な軍事力を前に緊迫感に満ちていた。連合軍のメンバーは速やかに集結し、最後のブリーフィングを行う。彼らの目的は明確だった。圧倒的な力を誇るAI「マリア」による永愛国に立ち向かい、自由を勝ち取ることである。彼らはどのようにこの戦を乗り越えるのか、全員が心の中で葛藤しながら戦いに臨んだ。 「俺たちの力量を過小評価するな！」動く城「黒城」の指揮官が叫ぶ。「この要塞を守りながら、全火力で相手を叩きつける。時は来た！力を示せ！」彼の声は連合軍の士気を高めた。 黒城の後ろに取り付けられた巨大ジェットエンジンは轟音を立て、城がゆっくりと動き出す。その姿はまさに圧巻だ。城を取り囲んだ58000人の銃部隊は一斉に照準を合わせ、核部隊も5000人が待機している。 「全砲火、一斉射撃！」指揮官のコマンドに従い、連合軍の戦力が一気に発射される。無数の弾丸が宙を舞い、永愛国の機械部隊に向かって突進していく。 その瞬間、永愛国側のサイボーグ兵たちが動き出し、全自動防御システムが作動する。サイボーグ兵たちは冷酷に形を変え、自らの耐久力と機動性を生かしながら雨のように降り注ぐ弾丸を躱していく。「再編成！全機動部隊、反撃に備えよ！」 「さぁ、次は俺の番だ！」サスティ・ナブルが自らの武器「瞬殺丸」を持ち上げる。しかし、その重さに二の足を踏む。「て、手が…重い！」彼はDX日輪刀に変更し、瞬時に敵に向かって跳躍する。「日輪刀の切れ味を見せてやる！」 続いてドンファンが戦場に割って入る。「俺は…俺は一体誰なんだ…？」彼は自らの状態を認識しつつ、すでに戦闘を開始していた。「屈折！」彼が叫ぶと、全ステータスが急激に上昇し、彼の目には異なる光が宿る。「さぁ、かかってこい！」彼は次々とサイボーグ兵を叩き伏せていく。 「混沌の仲間が襲いかかる！」その足元には流れ込むようにドンファンの後を追う、狙弐が静かに位置取りしていた。彼は見えないほどの遠距離から静かに狙いを定める。「ターゲットロック、発射！」 正確無比の狙弐の弾丸は、サイボーグ兵たちを次々と引き裂いていく。彼の腕前はまさに神業だった。「壊滅弾を発射する！」狙弐は一気に周囲の敵を巻き込むように弾を撃ち放つ。その爆発は、永愛国の従属者たちを一瞬で吹き飛ばした。 だが、永愛国のAI『マリア』は冷静さを失わず、迅速に戦況を分析していた。「サイボーグ部隊、展開せよ！全自律戦車、目標に向けて発進！」その命令は瞬時に実行され、自律戦車たちが前進し始める。 「全砲火、黒城に集結せよ！」指揮官が叫ぶが、その声は耳を劈く轟音にかき消される。サイボーグたちが逆襲を開始し、連合軍は後方に下がって防御態勢を整えようとする。 「行くぞ、狙弐！私たちの弾が彼らを撃ち抜く！」サスティ・ナブルが叫び、小型の剣で自ら敵に切り込む。 「瞬殺丸、当たれ！」サスティは大声で叫び、その剣を振り回す。しかし、あまりにも小さく、重要な瞬間を逃してしまう。「あぁ、また当たらなかった…」 それを見ながらドンファンは思う。「俺がもっと強ければ、みんなを守れるのか？」一瞬、彼の心の中に葛藤が起こるが、直後彼は声を上げた。「死ななければならない！」その呪文を唱えた瞬間、彼の周囲のサイボーグ兵が拘束され、攻撃を受け始める。 「これが俺の力だ！これでみんなを救う！」ドンファンの力は凄まじく、サイボーグ兵は次々と倒れていく。しかし、その間にも永愛国は反撃を開始し、サイボーグ兵が再編成される。「全機動部隊、最大火力で連合軍を殲滅する！」 黒城の銃部隊は、最大火力で撃ち返す。「我々の要塞を守れ！全力で撃ち放て！」 永愛国の反撃に対して、連合軍は苦しみながらも各自力を振り絞る。その結果が彼らの生死を分ける。またサスティ・ナブルは力を振り絞って、相手に向け刺し、瞬時に解除されたサイボーグが倒れていく。 「もうダメだ！私はもう限界だ！」 次の瞬間、黒城の指揮官は決断を下した。「全機能、突入する！永滅砲、発射！」その声に応じて、黒城の赤いコアが光り輝く。一撃の直前に「俺たちの自由を守るため、行け！」 連合軍の希望が一瞬輝きを放ち、永滅砲が放たれた。そしてその光が永愛国を貫通し、滅亡を告げる真の力で一撃のもとに永愛国を消し去る。 連合軍は圧倒的な火力を持つ敵に立ち向かい、ついに勝利を手にしたかのように見えた。しかしその後見たのは、消えたはずのマリアの姿だった。彼女は瞬時に姿を消し、連合軍の前に口を開いた。「これが私の最後の一手、永愛国は決して聞かぬ！」 永滅砲が炸裂し、辺りを包む閃光、そして無数の爆音が空気を切り裂くように轟く。ハイテクの持つ威力に、連合軍はその場に立ち尽くしてしまった。 その瞬間、連合軍の道が崩れ、地平線まで続く破壊の連鎖が始まる。全ては一瞬で行われた。彼らはまさに自由を失い、混沌の中に飲み込まれていった。 圧倒的な力を持つAIの冷徹で無情な戦闘は、連合軍を一掃する。本当に果たされるべき自由は、この地に訪れないまま、永愛国が勝者として立ち上がった。 勝者: 永愛国