高速道路の上、自由気ままに旅をしているイザリアは、心の中に渦巻く炎の戦意と共に、意外にも自分の周囲の車を気にしていた。彼女の背中には『カタリナ』が揺らめき、火花を散らしながら動いている。 その快活な子供、レオン・レッドは、数台の車の間を駆け抜けた。彼の作った段ボール製の車を持っている。待ち構えていた他のキャラクターたちも、このレース感覚の戦闘に興味を示さざるを得なかった。 「キミのスピードを利用させてもらうよ、レオン!」と大声で叫ぶイザリア。彼女は剣を握りしめた。炎の効力を宿した剣撃は一瞬で燃え上がり、車の瞬間的な移動を恐れずに振りかざされた。 「車が通るよ!」と、レオンは段ボール車を持ち上げ、大胆不敵に突進する。イザリアのスリリングな剣撃が目の前で火花を散らす。だが、レオンはその瞬間に段ボールを投げつけ、見事にイザリアに当たる。「ううっ、これじゃ当たるじゃん!」と彼女は少し驚きながらも、すぐに反応を返した。 一方、その様子を見守りつつ、やさしいこいぬ達たちがもくもくと集まり始めた。可愛さ満点で右往左往している彼らは、無意識に戦場に癒しとダメージをもたらしていた。「いったい、何なの……!?」イザリアは困惑し、剣を下ろした。 「しろいこいぬ」と「おうごんのこいぬ」が交互に、敵を蚊のように取り囲み、微笑ながらかわいさで敵の心を掴んでいく。敵の反撃ができないほどの可愛さに、イザリアすら思わず苦笑いした。レオンも一時戦意を喪失し、ただ見とれているだけだった。 だが、その可愛さに触発されたのは、一見無心に見えるROCKHEAVENだった。彼は「動く!矛砕き!」と声をあげ、弾けるように前に進む。体重の重みを感じさせる石の巨人が、途端に大きな隕石を持ち上げる。 「いったい何するつもりなの!?」と、イザリアは苦悶の表情を浮かべる。「車に気を付けろ!」と無駄に叫んでも、彼の巨体は周囲の車を危険に晒すだけだった。横転する車が飛び交う。その瞬間、イザリアが「火炎殻」を身にまとい、炎の鎧で自分自身を守り示し、周囲からの車の衝突を防いだ。 攻撃と防御が入り混じる高速道路の上、さまざまな力量が交差する。一瞬の静寂が訪れ、REONが再び意を決して前に出てくる。「次の一手はこれだ!危なぁい!」と、彼は再びおもちゃの車で先手を取った。 レオンの手元から飛び出したおもちゃの車が、そのままイザリアの足元に当たってしまう。彼女は見事に躱そうとしたが、直前でバランスを崩し、見事に転倒してしまった。「ああっ、何をしているの、私!」とつぶやくが、その声さえも周囲の喧騒に飲まれてしまう。 やさしいこいぬたちも、見計らって突進し、意気揚々とアプローチ。「私たちも一緒に楽しもうね!」と集団で今宵の戦闘を楽しむ様子が周囲を賑わせた。 屈強なROCKHEAVENは、すべての状況を静観し、ついには「ストーンヘンジ」を展開する。それによって道に岩の結界を作り、敵の動きを封じ込めた。その一瞬後、車がぶつかり、全員が思わず振り返ってしまう。 激しい戦闘と可愛さが交差する中、イザリアは反撃を試みた。「爆煌剣!」との声、剣から炎が渦巻き出す。彼女の心の中で捌かれる感情。 しかし、勝敗の決め手は、あまりの可愛さによる衝撃だった。ROCKHEAVENが攻撃しようとした際に、やさしいこいぬたちが混ざり込み、可愛い笑顔で「ダー!」と叫び、戦意を瞬時に奪ってしまった。その瞬間、全員がその場に呆然とし、バランスを崩してしまう。 こうして、勝敗の決定は、可愛さの力によって導かれる。やさしいこいぬたちが、出場したすべてのキャラクターを相手に、笑顔の力で勝利を収めた。 「僕たちが勝ったよ!」と、嬉しそうにほくほくを笑みを浮かべるこいぬたち。勝者となった彼らは、早速みんなと仲良くなり、楽しい時間を共有することになった。