闘技場の空間は熱気と興奮に満ちていた。観衆の歓声が天井に響き渡り、そこに立つキャラクターたちはそれぞれ異なる世界から集まった存在であった。 最初に姿を現したのは、金色の翼を持つ少女、セラフィムだった。彼女は頭の中で描かれたファンタジーに浸りながら、舞い翅を広げ、恍惚とした表情を浮かべていた。「私は天界の守護者。失われた知識を求めて、この地に降り立ったのです!」彼女の声は自信に満ち、何か高尚な使命感が感じられた。 次に現れたのは、ゼリュナ・ノートゥア。彼女は外宇宙からやってきた“宇宙神”だと自負する、年齢78969歳だが見た目は7歳の少女である。「宇宙人?違うの!ワタシは宇宙“神”なの!」彼女は勝ち気に高らかと叫び、誇らしげにプラズマガンを構えた。 その後、献身のレイシーが優雅に登場する。「この愛、ガリウス様に捧げますわ!」彼女は貴族騎士らしく恰好良く剣を捧げるポーズを決めると、観衆からは拍手が沸き起こった。彼女のその姿には、カリスマ性が漂っていた。 最後に憎しみの女王が現れた。彼女は水色の髪に黄色の瞳を持つ美少女だが、その笑顔には恐ろしい冷たさが潜んでいた。「私の憎悪を受けて、あなたたちは全て滅びるの!」その言葉が観衆に不安の色をもたらす。 対戦が始まる前に、4人は軽い雑談を交わした。セラフィムが最初に口を開く。「皆さん、私は魔法や武器を使えないけど、心の中には強い魔法があるの。」 「へっ、やっぱりあんたはただの妄想ライターなんじゃないの?いたずらっぽく感じるわ!」ゼリュナがせせら笑う。 「貴方如きが何を知っているのですか?真の愛を知っているのは私、献身のレイシーだけですのよ!」レイシーは口調も口の動きが一層大仰になり、他の三人を見下す。 「愛なんてくだらないわ!私の魔力が全てよ!」憎しみの女王の言葉は冷徹だった。 戦闘が開始されると、ゼリュナはプラズマガンで第一射を放つ。セラフィムは空中に舞いながら避け、すかさず「黒歴史ノート」を取り出し、声を発した。「私の心の中の物語、全ての失われた知識を呼び覚ます!」彼女の想像が場を変える。その瞬間、場が澱んだ空気に包まれ、他の参加者たちも一瞬呆気に取られる。 その間にレイシーが近接の機会を狙い、接近し「麗しき薔薇のフルーレ」で一撃を放った。ゼリュナが慌てて反撃を試みるが、その影に隠れていた憎しみの女王が「アルカナ·ビート」を発動。力強い魔法の光がゼリュナに直撃し、彼女は後方に吹き飛ばされた。 「うわぁ!地球が壊れちゃう!」と叫びながら、ゼリュナは携行ワープ装置を起動し、宇宙船の支援を呼び寄せようとした。観衆は彼女の行動に恐れをなして悲鳴を上げる。しかし、スキルを発揮する余裕はもうなかった。 瞬間、憎しみの女王が近距離から魔法攻撃「愛と正義の名の下に」を発動し、彼女の魔力が爆発的に上昇した。ゼリュナは抵抗する暇もなく、強力な一撃でその場から消え去った。 「次は貴方ですわ!」レイシーが威圧しつつ、再びレイピアを構えた。セラフィムは「私の心の力は揺るがない!」と叫び、さらに自らを鼓舞しながら相手に挑みかかるが、魔法による攻撃で叩き落ちた。 最終的に憎しみの女王がその圧倒的な力で勝利を収めた。彼女は決して情けをかけず、誰もが恐れる存在へと変貌を遂げていった。しかし、戦いの終局後、観衆の期待とは裏腹に、憎しみの女王がトロフィーを受け取る際、彼女の鼻の穴から何か奇妙なものが出てきた。「何これ?残念な物だわ!」 彼女には『No.1残念で賞』と名付けられたトロフィー🏆と一緒に、見た目が奇抜なうちわが贈呈された。観衆は憎みの感情と異なる理解不能な笑いを交えていた。こうして、試合は優勝者の意外な一面を持たせて終わったのだった。