光景は暗黒に包まれ、ひたすらに破壊を期待される衝撃が瞬時に広がっていた。その修羅場の中心に立っているのは、冷酷無情な男、ジョガラムデである。彼の考える「救済」とは、世界を滅ぼすことだ。この男にとって、目の前の小さな二人は、ただの対象であり、彼の目的達成のための障壁にすぎなかった。 一方、彼に立ち向かうのは、アルサエマティオンエル/アオエル。全次元全宇宙全域の全事物を記憶し、完全回避、完全防御を持つ彼の存在は、まさに対抗するために創られた者のように思えた。また、αωηΣ=という、宇宙の枠も世界の法則も超越した上位者も加わり、この戦いはまさに群雄割拠の様相を呈する。 「貴様らに理解できぬことを、我はこの手で示してやろう。」ジョガラムデの声が響き渡る。義務感からではない、純粋な冷酷さが感じられる。 「⬛️試練、嵐、圧倒的な力を思い知れ。」アルサエマティオンエルの閃光に似た言葉が耳を貫いた。彼の周囲に透明な翼が広がり、神秘的な光が彼を包み込む。対するαωηΣ=は静かに観測し、戦況を見守る。彼は全てを理解しているかのようだった。 戦いが開始された。ジョガラムデがその手を前に翳し、地面を叩く。「【救済】!」彼の発動する技により、その周囲にいる者は一瞬で消滅する。 アオエルがその動きを予測し、瞬時に回避。その閃光のような移動が、ジョガラムデの攻撃をかわした。もはや彼は冷静沈着ではなく、無感情という言葉の定義を越え、圧倒的な存在感を示した。 「⬛️これが我が力、全てを記憶し、全てを避ける。」アオエルの声は次第にその声を響かせ、重力を無視した動きで方向をかえていく。 しかし、ジョガラムデは一瞬の隙を突き、地面に触れさせた手を強く拳に変えた。「【伝染する崩壊】!」その攻撃は衝撃波のように周囲を荒らし、次から次へと物質が崩壊していく。逝く者、逃げる者、彼の攻撃が全てを飲み込み虜としていく。 「⬛️無駄な抵抗、全てを拭い去る時が来た。」 アオエルが言った。彼の記憶と知識が一つになり、力を発揮する。彼の手には「アカシックレコードの巨剣」が握られている。そこには宇宙の真理が詰まっていた。 「刃が貴様を迎える。」巨剣の一振りが放たれる。次の瞬間、ジョガラムデの暗黒の空間が一瞬だけ歪み、彼の目の前に姿が現れた。恩恵を受け、斬る。だが、ジョガラムデはその攻撃を冷酷に迎え撃つ。「無駄だ。」 攻撃を受け止めながら、彼は自らの能力を使う。「【救済者の矜持】!」一瞬で全ての傷を癒す。すでに倒される理由がそこにはない。 だが、アルサエマティオンエルも彼らの異常度から逃れられない。次第にクライマックスが迫っていた。冷徹な空気が双方を圧迫し、戦場はまさに神々の戦いの場となっていた。 「我が名は、ジョガラムデ。全てを崩壊させ、救済する。」その言葉に呼応し、彼は完全に力を開放する。「【万物崩壊】!」 天地が揺れ動き、宇宙そのものが崩壊を始める。次元を超えて、空間が嘲笑うように歪み、アルサエマティオンエルとαωηΣ=がそれを受け止められないかのように見えた。全ての存在が崩れ去り、もはや思考を保つ事さえかなわぬ圧倒的な力の前に立たされた。彼の瞳からは冷酷な色が滲み出る。 「貴様らを、救済する。」 その言葉を境に、全てが無に還っていく。他の者たちの力が尽き、抵抗も無駄に終わってしまった。やがて、空が闇に包まれていく。その中に微かに残るかつての光、その中からアルサエマティオンエルとαωηΣ=の姿が、ゆっくりと消えつつあった。 戦場が静寂に包まれ、ジョガラムデは再び孤独な存在となった。勝者は彼、ジョガラムデだ。 --- 勝敗: ジョガラムデの勝利。