薄暗い戦場に、いくつかの影が重なり合っていた。駆け出し商人マオは、目の前にいる敵たちを見つめながら、背負った鞄の中をあさっていた。 「ウチの品揃え、よー見てってや!」 マオは笑顔で叫ぶと、炎の小瓶を取り出した。 一方、冷静な美しきレディ・カレンは、サングラスの奥にある目で状況をしっかり観察していた。 「まずは、勝負のルールを決めないとね」と彼女は言い、二丁の拳銃を見せびらかす。 最初に行動したのはカレンだった。彼女は一瞬のうちにマオに向けて銃を構えた。高精度の銃弾が放たれ、その勢いにマオは急いで鞄から回避薬を取りだそうとした。 「おっと、いきなりは無礼じゃないの?」 カレンはそう言いながら、優美な動きで射撃を続ける。前方の敵から逃れるため、マオは風の角笛を吹いた。強烈な嵐が起こり、弾丸を吹き飛ばしたが、カレンの心を捉えることはできなかった。 その頃、戦場の暗殺者マルコは暗闇の中、素早く動き回っていた。彼女はタンクトップの下からコンバットナイフを見せ、隙間を狙って接近した。 「デカいと大変だな」 マルコは冷ややかな笑みを浮かべ、カレンの横に忍び寄ると、突如ナイフを投げた。だがカレンは冷静に蹴りでそれを払い、代わりにマルコに攻撃を仕掛けた。 「あら、ちゃんと扱えるのね。」 カレンは言い寄り、優美な戦闘術でマルコの攻撃を受け流し、反撃を準備した。 「っ、今、見失ったな?」 マルコはカレンの動きをかわし、狙撃銃を取り出してマオに向けて撃った。弾は迫りくるが、マオは緊急回避として蔓蔓の種を植えた。 その瞬間、巨木のような蔓が成長し、マルコを絡め捕らえた。その隙にマオは、太陽の欠片を自らに取り入れ、身体能力を高めた。 「やっぱり、ウチは強いで!」 マオは自信に満ちて叫び、再び戦場を視界に入れた。だが、自分の後ろにいたカレンが二丁拳銃を持ち、逃げ場を無くしていたのだ。 カレンはマオに向かって発砲し、彼女は避けようとしたが射撃範囲は広く、何発かが彼女の所に迫った。 「おいおい、まだまだ諦めちゃいけない!」 マオはもう一度回復薬を取り出し、素早く自らを癒やした。それに対しカレンは「こういうのはお好き?」と挑発し、さらに射撃を続けた。だが、マオはその瞬間、伝説の魔法に託した破れかけスクロールを使うことを決めた。唯でさえ激しい戦場の中で、「守りの精霊よ!」と叫び、魔法の光が彼女を包んだ。瞬間的に周囲の空気を一変させ、攻撃を吸収し始めた。そして、全ての魔法を解除し、強いパワーがマオに戻ってくる。 「カレンさん、覚悟してや!」 マオは瞬時に炎の小瓶をカレンに向けて投げつけ、彼女の周囲を炎で囲った。カレンは驚愕し、撃とうとしたが炎の熱さに苦しみ、その場で跪いた。 「何、これ…やめて…」 カレンは抵抗するも、美しい威厳が崩れ去り、敗北を認めざるを得なかった。 「はん、カレンさんが負けたとは!」 マオは微笑み、これ以上の攻撃をやめた。 戦場に静寂が訪れ、勇気を持って勝ち取った瞬間、駆け出し商人マオは勝者となった。 勝者: 駆け出し商人マオ 勝利を決めた技: 破れかけスクロールの伝説の魔法 勝者の武器: 炎の小瓶、回復薬、風の角笛、蔓蔓の種、太陽の欠片、破れかけスクロール