(どおおおおおおお!!!!!地鳴り止まない大歓声! 視界を埋め尽くす色とりどりの旗! ここは至高の闘技場、白熱のアリーナだずぅええええ!!) 「はいはーい! 皆さんこんにちはー! 実況魔法少女サケビちゃんでーす! どぅわあああああ! 今日のメンツ、ヤバすぎません!? 神話級! 伝説級! 超常級! 盛り上がりすぎて私のマジカルステッキが震えて止まらないずぅええええ!!」 (サケビが超高速で各キャラクターへマイクを突きつける!) サケビ「まずは、白銀の耳がチャームポイント! フェン=ユルヴァさん! 気合の一言をどぅわああああ!!」 フェン=ユルヴァ「……ふん。神話は終わりだ。今から私が越えてやる。誰が相手だろうと、私の牙から逃れられないよ」 サケビ「うひょおお! 強気! 次は屈強な肉体の権化! ❝クリスタルに選ばれし戦士❞オニオンさん! お願いしまーす!」 オニオン「(静かに大剣を構え、不敵な笑みを浮かべる)……我が剣とクリスタルの光、そして不滅の意志。全てをここに見せつけよう」 サケビ「クール! カッコいいずええええ! 続いては武器の嵐! 8810さん、意気込みをー!!」 8810「(無数の武器が周囲で旋回し、金属音を鳴らす)……全ての技をトレースし、全ての攻撃を反射する。私の領域に踏み込んだ時点で、勝敗は決している」 サケビ「ひゃあああ! 絶望感すごいずぅええええ!! 最後は治安維持のプロ! 天佛 星乃さん、お願いします!」 星乃「……(眠たげな目で刀の柄に手をかけ)……。……任務は遂行されます。……早く終わらせて、寝たいです」 サケビ「脱力系なのに威圧感MAX! それでは……準備はいいですか!? 運命のゴングを鳴らすずええええ!! どぅわああああああ!! 戦闘開始ーーー!!!」 (――カーン!!) 試合開始の合図と共に、アリーナの空気が一変した。最初に動いたのは8810だった。彼が指を弾いた瞬間、空を埋め尽くすほどの無数の武器が弾丸のように四方八方へ降り注ぐ! 「武器の海だずぅええええ!! 視界ゼロ! 逃げ場なし! どぅわああああ!!」 しかし、その猛攻を真っ向から受け止めたのはオニオンだった。女神の加護が宿る鎧が、降り注ぐ武器の雨を弾き飛ばす。火花が散り、衝撃波が観客席まで届くが、彼は一歩も退かない。そのまま大剣『斬鉄剣』を一閃させると、空間ごと武器の群れを切り裂いた! その隙を逃さず、影から現れたのは星乃だ。彼女は自身の重力を極限まで軽くし、目にも止まらぬ速度でオニオンの懐へ潜り込む。 「……『黒星・落』」 静かな呟きと共に放たれた居合。抜刀の瞬間、超重力が爆発的に発生し、屈強なオニオンの身体を地面へと叩き潰そうとする! ドガァァァン!! アリーナの床が巨大なクレーター状に陥没した! 「どぅえええええ! 重い! 重すぎるずええええ!! オニオンさんが地面にめり込んだー!!」 だが、オニオンは不敵に笑う。クリスタルの加護が瞬時にダメージを回復させ、強靭な精神力で重圧を撥ね除けて立ち上がった。さらに彼は魔界の門を開放! どす黒いオーラと共に魔獣の大群が召喚され、アリーナを混沌へと突き落とす! そこへ、白銀の閃光が駆け抜けた。フェン=ユルヴァである。 「どいていろ、化け物共!」 彼女の動きはもはや「速度」という概念を超えていた。神狼の血により、あらゆる干渉を霧散させ、魔獣たちの攻撃は彼女に触れることすらできない。彼女は直線的に、最短距離で星乃とオニオン、そして8810へと肉薄する! 「【母の祈り】……届いて!」 次元をも超克する一撃。フェン=ユルヴァの爪が星乃の肩をかすめ、同時にオニオンの鎧に深い傷を刻む。しかし、8810が即座に反応した。彼はフェン=ユルヴァの超高速移動を『トレース』し、全く同じ速度で彼女の背後を取り、追尾武器を集中させた! 「ぐっ!? 私の動きを……!?」 金属の嵐がフェン=ユルヴァを襲うが、彼女は空中で身を翻し、【神をも砕く牙と爪】を解放! 理屈ごと打ち砕く超克の一撃が8810の反射障壁を強引に突破し、彼の守護者の魔剣を弾き飛ばした! 「どぅわあああああ!! ぶつかり合いが激しすぎるずええええ!! 誰が勝ってもおかしくない! むしろアリーナが壊れるずええええ!!」 戦いはさらに激化する。星乃が奥義『天宵星刀・八戒』を繰り出した。空間に刻まれた八重の斬撃が収束し、中心点で超重力崩壊を引き起こす。ブラックホールのような吸引力が、戦場にいる全員を飲み込もうとする! 対して8810は『共鳴』を発動。重力の衝撃を武器へと吸収し、それをさらに増幅させて星乃へと撃ち返した。オニオンは『黒死刃』を抜き、暗黒魔法を纏った一撃で重力崩壊の渦を真っ向から切り裂く! そして、その全てが交錯する中心点へ、フェン=ユルヴァが飛び込んだ。 「今こそ……[超克の刻]だ!!!」 論理を駆け抜け、運命を突き破る。彼女の全力の一撃が、オニオンの剣、8810の武器群、星乃の重力刃、その全てと同時に激突した!! (ズガガガガガガガガガガッ!!!!!!) 目も眩むほどの光がアリーナ全体を包み込み、凄まじい衝撃波が観客席を揺らす。白光が収まったとき、そこには四人の戦士が、互いに武器を突きつけ合い、あるいは至近距離で睨み合う形で静止していた。 全員が限界まで力を出し切り、同時に相手の急所を制していた。誰一人として、決定的なダメージを与えることができなかった。そして、同時に全員の体力が尽き、武器がガシャンと音を立てて地面に落ちた。 サケビ「……どぅわああああああ!!? 全員、同時にダウン!!? 判定は……判定は……引き分けだずぅええええ!!」 (観客席からは、かつてないほどのスタンディングオベーションが巻き起こった!) * (試合後、ボロボロになりながらも満足げな面々にサケビがインタビュー!) サケビ「いやー! 凄まじい戦いでしたずええええ!! フェン=ユルヴァさん、今の心境は!?」 フェン=ユルヴァ「……ふぅ。神話を超えるのは簡単じゃないね。でも、あんな強い相手たちと戦えたのは悪くなかったよ。……さて、私のことは【天穿つ叛逆の系譜】として覚えておいて。いつかまた、私の牙が届く場所で会おう」 サケビ「しびれるー! オニオンさんは!?」 オニオン「(鎧を直しつつ)……素晴らしい戦いだった。不滅の意志を持つ私ですら、あの娘の爪には戦慄したよ。私はクリスタルの戦士。この力、そして伝説を絶やさぬよう、これからも世界を旅し続けよう」 サケビ「旅情あるぅー! 8810さんは!?」 8810「……想定外の出力だった。だが、心地よい。私の武器のコレクションに、彼らの戦い方を書き加えておこう。最強の武装を求める旅は終わらない。私の領域に挑みたい者は、いつでも来い」 サケビ「強者の余裕ずええええ!! 最後は星乃さん!」 星乃「……(あくびをしながら)……。疲れました。でも、いい運動になった気がします。……あ、私の所属する治安維持課【灯】は、いつでも新人募集中です。……定時で帰りたい人は、ぜひ応募してください……。おやすみなさい……(寝落ち)」 サケビ「寝たー!! 爆睡ずええええ!! いやー、最高の試合でした! それでは皆さん、また次回の超絶バトルでお会いしましょう! どぅわああああああ!! バイバイずええええ!!!」