静寂が支配する異世界の澄み渡った空に、コスモスの影が立ち現れた。その光景を見ていたのは、集まった参加者たちである。 「これがコスモス……。」神座路 幽斎は冷静にその姿を見つめ、金髪の長い髪を翻しながら立ち上がった。 「戦うことになるのか?絶対に負けられない。」彼はその言葉を口に出し、強い意志を固めた。同じくその場に立ち合わせた【七度、星を呑み込んだ怪物】贋作・妖刀ヒナヅキを持つ者も、心の中で燃え上がるものを感じていた。 「私たちの力、見せつけてやりましょう。」ヒナヅキの声が、少し震えているが同時に決意に満ちたものに響いた。 コスモスはその調停の銃ニバスを携え、彼らを静かに見下ろした。「調停は不可欠だ。だが、その前にお前たちの力を試させてもらう。」 「私たちに死はない。さあ、かかって来い!」幽斎が侠気を込めた声を発すると、赫い光に包まれて天命・四彩がその姿を現し、最初の戦いが始まった。 コスモスは「ブラストイーレス!」と宣言すると、参加者たちの意識を翻弄しはじめた。幽斎とヒナヅキはその影響を感じ取る。しかし、彼らは落ち着いて対処する。 「私の神の盾、ファランクスを展開する!」幽斎の声が響くと、豪華な光の壁が形成されコスモスの攻撃を弾いた。 「これでもくらえ!刀術・七天抜刀!」ヒナヅキが自身の力を解放し、7本の黒刀が空に舞い上がり、コスモスに迫りくる。 コスモスは「スウィープデトネーション!」と叫び、様々な属性を使った幅広い攻撃を放ち、7本の黒刀を打ち消していく。黒き刀が崩れ、光が眩く弾ける。 「全てのダメージを返す!」ヒナヅキは翻る因果を発動。声を上げながら、全ての壊滅的攻撃がコスモスへと返される。それに対して、コスモスは「調停の力で全てを断ち切るオウギ、エクリブリウム!」 彼は調停の力を最大限に引き出し、全てを従わせる果敢な一撃を放つ。幽斎は再び堅固な防御を崩さぬよう恵みを捧げる。「ブレウィス!」彼の神の加護が仲間たちに癒やしを与える。 瞬時に、周囲の空間が震え、両者の攻撃がぶつかり合う。空の色が変わり、星の輝きが一層強くなる。 「私たちの絆は、この戦いを乗り越えさせるはず!」幽斎が叫ぶと、参加者たちがそれぞれ合致した力を与え合う。 「すべてを経つ!」ヒナヅキが最後の力を振り絞り、侵食する世界を発動、時空を歪ませる一撃を加え、コスモスを捕縛した。 「選ばれた者が挑む時、すべてを調停する。」その瞬間、コスモスは完全に浸食の力に呑み込まれ、彼の持っていた力も消滅していく。コスモスはついに、調停の命令が一時的に停止した。「我が負けか……。」 集うメンバーたちの熱い勝利の高揚感が立ちこめ、幽斎とヒナヅキは互いに目を交わし、微笑み合った。 「私たちの勝利だ。一つに纏まり、この世界を切り開いたのだ。」ヒナヅキの言葉が、星々に響いて消えてゆく。 彼らの勝利を真にかみしめながら、その場の空気は暖かさが広がっていった。