今、時空を超えた対決の舞台が整いつつある。人類最古の英雄王ギルガメッシュ。その威厳ある姿は、金髪をなびかせ、赤い瞳で周囲を見下ろしている。彼の背後には、無数の宝具が揺れ、用意されている。この対戦は、ただの戦いでない。彼の財宝に挑む者たちが、彼の命運をかけた試練として訪れているのだ。 「雑種ごときが、王に刃向かうか。」 その一声が、場の空気を凍らせる。全能の星たる彼が、挑戦者たちを見つめる瞳には、一切の容赦が無かった。だが、果たして挑戦者は一体誰なのか? チームBの一員、切断という概念が最初に姿を現した。目の前に立つ彼の存在は、何もかもが切断されてしまうかのような不気味さを湛えている。 「切断という概念……」 「無情なる者よ、我が名は切断。貴様の持つ物理的な力など、この存在に触れることはできぬ。」 彼は自らの存在を全うし、周囲の空間を歪ませながら無言の威圧をかける。切断という概念は、物理的な攻撃すら無意味にする存在。果たしてギルガメッシュはこの圧倒的な力にどう立ち向かうというのか? 「ふん、存在自体が無に等しい。ただの概念に支配される道理などない!」 ギルガメッシュは冷静に構え、王の財宝を開放した。彼の背後に広がる黄金の波紋。それは彼の意志を受け、次々と伝説の武器を射出する。 神剣、魔剣、聖槍。無数の伝説の武器は、切断という存在に向かって放たれ、空中で炸裂した。しかし、切断という概念は攻撃を見事に回避し、時空を裂いて無に帰す。 「貴様の力など、擦り傷にも過ぎぬ……」 切断という概念は自信満々に言葉を紡ぎ、周囲の空間を切断していく。 「王の財宝!!」 ギルガメッシュは、かつての全てを手中に収めた王として、有する財宝の全てを駆使する。有名な竜殺しの剣、不死者殺しの鎌ハルペー、そして魔法無効化の短剣を巧みに取り出した。 次に出現した闇の力(最終形態)も無視できない敵である。 闇の力は、光を克服し、99999999999999999999という途方もない魔力と攻撃力を誇る存在。彼はただ一つの目的のために現れる。“勝利”のために。 「時空を超えた者の力……それでも王の前では無意味。」 ギルガメッシュはそう呟き、再び王の財宝を発動させた。 「我は全知なる全能の星。我が思考にかかれば、貴様は全て見通せる。」 瞬時に未来を掴むギルガメッシュは、圧倒的な剣技で二人の挑戦者に立ち向かっていく。その目は挑戦者たちの能力、思考さえも見透かすものであった。 闇の力はあらゆる攻撃を遮断し、彼の周囲に闇の障壁を形成する。だが、ギルガメッシュはその障壁をものともせず、彼の思考を読み取ることで、その隙を見出した。 「貴様の動きは見えた!これが王の意志!」 言葉と同時に宝具が発動し、無数の武器が彼の周囲を飛び交い、闇の力に向かって放たれた。宝具が衝突し合い、空間の中で衝撃が走る。闇の力は辛うじてその攻撃を防ぐ。しかし、ダメージを受ける瞬間は否応なく訪れる。 「貴様には、まだ続きがある……か!」 切断という概念は切れたように叫び、攻撃の意志をあらわにする。彼はそのままギルガメッシュに向けて攻撃を放ち、全てを切断しようと試みる。しかし、全知の眼を持つ王にはその動きが見えていた。 「無駄だ、雑種!我は切断された未来にない!」 言うが早いか、ギルガメッシュは“原罪”を発動した。世界の全てを焼き払う光が放たれ、切断を追い詰める。切断という概念でさえ、その光の力に恐怖を抱く。 その光に触れた瞬間、切断への恐怖が彼を包み、存在が危機に晒される。 だが、闇の力はその恐怖を無視し、彼の意思を先取りして切断を回避する。もはや二人の挑戦者は、協力し合うしか道はなかった。 「共に戦おう、何としてもあの王を打倒するために。」 「わかった、今その瞬間を狙う!」 二者は意志を一にし、ギルガメッシュに向けてその力を最大限にぶつけようとしていた。 ダメージを与えられる力をつけるために、光の攻撃と切断による空間の封鎖が繰り広げられる。 「史上最古の英雄王よ、その身を焦がせ!」 ギルガメッシュは圧倒的な力で二人の挑戦者に向かって進む。その様子は孤独でありながら、全てを見通し、圧倒的な優越を誇っていた。“天地乖離す開闢の星”を発動する直前、彼はその圧倒的な力を感じさせる。 「原子は混ざり、固まり、万象織りなす星を生む。死して拝せよ!」 そう叫び、“乖離剣エア”を掲げる。その瞬間、現れた星が、二人の挑戦者を包み込むように襲いかかる。 闇の力と切断は必死に抵抗を試みるが、それは単なる一瞬の抵抗に過ぎなかった。 超えられるわけのない絶対の一撃が、二人を炸裂させ、最後の戦いが終わろうとしていた。 「認めよう…。今はお前が…強い!」 再び空間が静寂に包まれる。 勝者は、ひたすらに高みを目指して戦い続けるギルガメッシュだ。