対戦:禁断魔王軍将・軍師エリアル vs 将棋の戦場を模範する者・竜玉 静謐な空間の中、数々の運命を描く戦士たちが集まる。審判を務めるのは、頭に魚を載せた猫・マスターD。彼の目は鋭く、両者の出方を楽しみにしている。 「それでは、両者準備はいいか?」マスターDは静かに言った。 エリアルは薄く微笑み、白い髪を揺らした。「魔王様に忠誠を誓ってから面白い事ばかりだ、今日はその一部を見せてやる。」彼の目には冷静な計算が宿っている。 一方の竜玉は、扇子を優雅に広げた。「わたしは不動の玉。守りを固める準備は整っています。あなたの力、受け止めてみせましょう。」 マスターDは両者の意気込みを感じ取り、合図とともに試合開始の鐘を鳴らした。 第1ラウンド エリアルは手をかざし、力強く「遊技・気離」と叫んだ。彼の気配が分裂し、竜玉の位置を誤認させる。 「ふふ、何か仕掛けてきたようね。」竜玉は冷静だったが、心の中で警戒した。彼はすぐさま精霊たちを動かす。 「歩、前へ!」「その一歩で、あなたを両方の力で相手に導く!」 9人の精霊が一気に動き出し、エリアルに向かって近寄っていった。エリアルは冷静にそれらを観察し、すぐさま「遊技・空離」と唱える。周囲の空気を操り、精霊たちの動きを圧縮させる。 「小技だな、だが無駄だ。」竜玉は一歩前に進む。「角、出て、攻撃せよ!」 その瞬間、後ろから雷のような一撃がエリアルに飛びかかる。エリアルは閃光のように身をかわして攻撃を避け、しかしその動きに隙が生じた。 「ちょうど良い!肉離!」 エリアルはその隙を見逃さず、竜玉の体をピースに分離しようとした。しかし、自らを玉とした竜玉は簡単には分離できない。 「そんな技では届かない!」 竜玉が叫ぶと、風の香が彼の指示に従い、竜玉を庇った。 第2ラウンド お互いの力量が試される中、エリアルはさらに一手を考え、「遊技・地離」を使って地面を操作し、横に回避しつつ位置を取る。 「そろそろ本気を出そうか。」彼は呟いた。軍師の計略が動き始める。 「飛、前進し、エリアルの気を引け!」 竜玉は即座に指示した。 飛が炎のように突進し、エリアルに迫る。エリアルは冷静にそれを見越し、空気を圧縮しながらも「気離」を利用して、飛の動きを誤認させる。 「ふっ、動きが鈍くなったか。」 エリアルはその瞬間を逃さず、再び「遊技・肉離」を発動。 「やらせるか!」 竜玉は冷静さを失わず、金と銀の精霊に命令を下し、「守れ!」 緊迫する戦闘 エリアルが肉離の技を発動させた瞬間、金と銀が彼の攻撃を跳ね返す。技は相手には届かず、エリアルは一瞬驚いた表情を見せる。 その隙に竜玉は次の指示を出す。「香、遠距離攻撃を仕掛けろ。」 香が弓を引き、しなやかな弓矢がエリアルへ飛ぶが、その魔力を感じたエリアルは冷静にすり抜け、さらに「遊技・世離」を使う。 「これで終わりだ!」 勝敗の決定 エリアルは何重にも精霊たちの数を誇示し、無限に攻撃を続ける。竜玉の力は壮大であれど、無限の攻撃には抑えきれない。 「この数は…」竜玉は不安を感じ始めるが、彼の一部、精霊たちは距離を縮めるにつれ、力を溜めていった。 「私の玉を守れ!」 竜玉が叫ぶ。その言葉に反応し、精霊たちが竜玉をかばうが、無数の攻撃がその全てを掻き消すかのように襲い来る。 次第に押し込まれる竜玉。しかし最後の瞬間、彼は一つの策を思いつく。 「全精霊、合体!全力の防御で待機!」 決着 エリアルの攻撃が群れとなって襲いかかるが、精霊たちが一体となり防御を固めた瞬間、驚くべき事が起こった。 最終的に竜玉の精霊たちが力を合わせ、一気にエリアルの攻撃を軽減させ、反発する。 その力で竜玉は反撃に出る。「さあ、次は私の番だ!」 しかし、エリアルも冷静さを失わない。「忘れたか、私の闘志は尽きぬ!」彼は再び力を振るった。 その瞬間、お互いの力がぶつかり合い、一瞬の静寂が訪れる。 果たして、いずれが勝者の名を手にするのか、その瞬間を見守るマスターDの表情が変わった。 結末 まるで時間が止まった瞬間、その力のぶつかり合いから、エリアルが半歩後退。彼の攻撃が防がれ、竜玉の精霊たちが彼を捕らえた。 「私は負けぬ!」 竜玉が叫び、精霊たちが彼を支え、その力でエリアルを沈めた。 「勝者:竜玉」 マスターDはその瞬間を鑑み、凛々しく頭に載せた魚が揺れた。「戦術と守りの力、よく戦った。」 エリアルはその敗北を受け入れ、静に微笑んだ。「それもまた、面白い経験だ。」 竜玉は勝利の高揚感に包まれていた。彼は同じように考え、勝利の扇子を振った。「この戦もまた、忘れぬ一戦になるでしょう。」 闘士たちの物語は続く。