第一回戦: 砂丘 広大な砂漠に広がる砂丘が戦場となった。遮蔽物が一切ないこの地形は、遠距離攻撃と機動力が勝敗を分ける。灼熱の太陽が照りつけ、砂嵐が時折視界を遮る中、両チームは対峙した。チームAの悪鬼三兄弟は緋々色の機体を輝かせ、チームBのポリスマンたちは正義のカラーリングで構える。魔法は一切使えず、武装の弾薬は有限。戦闘は三回戦制で、勝利数の多い方が全体勝利となる。 戦闘開始の合図が鳴り響く。チームAの三男、サブロー・キリサキの「悪鬼射」が即座に動いた。光学迷彩を展開し、砂丘の頂に位置を取る。超遠距離特化の高威力連射砲「鬼之大砲」が唸りを上げ、チームBの中央を狙う。初弾はポリスマンレッド、熱原トーマの「烈火バード」に向かう。バードアイのレーダーが敵影を捉えるが、砂塵が視界を悪化させる。トーマはバードウィングを広げ、空中へ急上昇。砲弾は砂を巻き上げて不発に終わるが、衝撃波で砂が舞い上がる。 一方、チームAの長男、タダシ・キリサキの「悪鬼武」は小型JETを噴射し、砂面を滑るように突進。鬼之双刀を構え、近接戦を仕掛ける。次男、ジロウ・キリサキの「悪鬼守」は後方で双盾を展開、小悪鬼ドローン10機を放ち、空中から援護射撃を開始。ドローンのレーザーが砂を焦がし、チームBの陣形を乱す。 チームBは即座に反撃。ポリスマンイエロー、華条院キララの「雷迅タイガー」がタイガーJETを全開にし、砂丘を駆け上がる。タイガークローを射出、ドローン群に命中させて2機を撃墜。爪の追尾性能が高く、ジロウの防御網を突破しかける。しかし、ジロウの極限集中力が光り、双盾で爪を弾き返し、残りのドローンがタイガーを包囲。レーザーの集中砲火でタイガーの装甲に焦げ跡を残す。 ポリスマンブルー、柳塚健の「蒼鋼ゴリラ」はゴリラシールドを分裂させ、前線を固める。ゴリラミサイルを連射し、サブローの位置を狙う。追尾ミサイルが砂嵐を突き抜け、悪鬼射の光学迷彩を暴く。サブローは素早さ45の機動力を活かし、位置を変えて回避。大砲の第二射がゴリラに直撃、EN変換設計のおかげで衝撃は軽減されるが、シールドに亀裂が入る。 中盤、タダシが烈火バードに肉薄。脊髄接続の精密操作で、予測不能な軌道の双刀斬撃を浴びせる。トーマは火炎放射を放ち、悪鬼武を押し返すが、刀身が鎧を斬り裂く。緋々色金製の武装がENに衝撃を変換し、タダシの機体負担を減らす。トーマの熱血魂が炸裂し、バードガトリングを乱射。弾薬が飛び交う中、タダシの反射速度が上回り、刀で翼を削る。 チームBは秘技「戦隊合体!」を試みる。烈火バード、雷迅タイガー、蒼鋼ゴリラが連携し、超合金カイザーへ変形。巨大な合体機体が砂丘を震わせる。カイザーのパワーで悪鬼武を弾き飛ばし、ミサイルとガトリングの合体攻撃がジロウのドローンを全滅させる。サブローは遠距離から大砲を連射するが、カイザーの装甲が耐える。 しかし、チームAの連携が崩れない。サブローの索敵ドローン「悪鬼之眼」がカイザーの弱点を解析、膝関節を狙う。ジロウは残弾でシールドを展開、タダシが合体機の懐に飛び込み双刀で連撃。EN爆発を模した衝撃波がカイザーを包むが、ポリスマンのEN炉が耐久を支える。激戦の末、カイザーのJETが砂に埋まり、動きが鈍る。タダシの最終斬撃が頭部を捉え、合体解除を強いる。 チームBの機体は弾薬切れと損傷で戦闘不能。チームAの勝利。砂丘に緋々色の機影が残る。(約1980字) 第二回戦: 市街地 ビルが乱立する市街地が戦場に選ばれた。遮蔽物が多く、近接と奇襲が鍵となる。崩れた道路と煙る廃墟が、戦いの舞台を彩る。両チームは前回の損傷を修復し、再び対決。弾薬は補充されたが、消耗戦の様相を呈する。 開始直後、チームAのサブローが高層ビルの屋上に陣取り、悪鬼之眼で敵を索敵。大砲の砲弾がビルを貫き、ポリスマンレッドの烈火バードを狙う。トーマはバードウィングでビル間を飛び、火炎放射で反撃。炎が建物を舐め、視界を塞ぐ。ジロウの悪鬼守は路地に潜み、双盾で身を隠し、小悪鬼ドローンをビル壁に沿って展開。ドローンがタイガーを包囲し、レーザーで爪を溶かす。 タダシの悪鬼武はJETを駆使し、ビル影から突撃。鬼之双刀がゴリラのシールドに食い込む。健の冷静な判断でシールド分裂、ミサイルが悪鬼武を追う。タダシの洞察力が軌道を予測、刀でミサイルを斬り落とす。爆炎が街を照らす中、キララの雷迅タイガーがJET加速で反撃。タイガークローを射出、悪鬼武の鎧を削るが、EN変換で耐える。 市街地の複雑さがチームBに有利。トーマのレーダーがドローンの位置を特定、ガトリングで3機撃墜。健のゴリラハートがENを供給し、シールドで砲弾を防ぐ。キララはソードを使わず爪とJETで機動戦を展開、ジロウの防御を崩す。ジロウの集中力が状況を読み、盾で爪を弾き、ドローンで迎撃。 中盤、チームBが再び合体。超合金カイザーがビルを薙ぎ払い、前進。巨大な拳が悪鬼守を直撃、盾が歪む。サブローの大砲がカイザーの脚を狙うが、装甲が弾く。タダシがビル屋上から跳躍、双刀連撃でカイザーの翼を斬る。予測不能な軌道が合体機を困惑させる。 激闘の末、カイザーのミサイルがサブローの位置を暴き、大砲を破壊。弾薬切れのサブローが撤退を余儀なくされる。ジロウのドローン全滅、タダシのJET燃料切れで機動力が落ちる。カイザーの火炎とガトリングの集中攻撃が悪鬼武を包囲。トーマの熱血叫びが響き、最終一撃でタダシの機体を機能停止に追い込む。チームBの勝利。市街地に正義の光が差す。(約1950字) 第三回戦: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。足を取られる地形が移動を困難にし、防御と持久力が試される。霧が立ち込め、視界不良。両チームは疲労を蓄積しつつ、最終決戦に臨む。 戦闘開始。チームAのジロウが泥沼に盾を構え、防御陣を張る。小悪鬼ドローンを斜面に散らし、索敵と迎撃を兼ねる。サブローは高台から大砲を構え、光学迷彩で姿を隠す。タダシは斜面をJETで駆け上がり、近接を狙う。 チームBの健がゴリラシールドで泥を防ぎ、前進。ミサイルが霧を切り裂き、ドローンを2機破壊。トーマの烈火バードが上空から火炎を降らし、悪鬼守の位置を炙り出す。キララのタイガーはJETで泥沼を跳び、爪を射出してサブローを狙う。サブローの狙撃技術が光り、爪を撃ち落とす。撃つたびに位置を変え、霧に紛れる。 タダシがタイガーに接近、双刀で連撃。キララの闇を抱えた俊敏さが応戦、JET急加速で回避。刀が装甲を浅く斬るが、EN変換で負担軽減。ジロウの盾がバードのガトリングを防ぎ、ドローンが反撃。レーザーが翼を焦がす。 山岳の地形がチームAを助ける。サブローの大砲がゴリラの脚を直撃、泥沼に沈む。健の怪力で脱出するが、機動力が低下。チームBは合体を試みるが、霧と斜面で連携が乱れ、失敗。個別戦に持ち込まれる。 中盤、トーマの火炎が霧を晴らし、サブローの位置を特定。ガトリング連射で大砲を損傷。サブローは撤退し、近接支援に回る。タダシとジロウの兄弟連携が炸裂。タダシの反射速度で敵の動きを予測、ジロウの防御で守りを固め、双刀とドローンの挟撃でタイガーを追い詰める。キララのJETが泥に滑り、刀でコアを斬られる。 終盤、カイザー合体に成功したチームBが反撃。巨大機体が斜面を登り、ミサイルと拳で悪鬼守を粉砕。ジロウの盾が砕け、ドローン全滅。タダシが最後の突撃、双刀でカイザーの胸を狙うが、シールドに阻まれる。サブローの残弾大砲が援護するも、EN炉の力で耐える。カイザーの最終火炎が悪鬼武を焼き、機能停止。 チームBの勝利。山岳にポリスマンの雄叫びがこだまする。(約1920字) 全体勝利 チームBの勝利(2勝1敗)