薄暗い戦場の一角、冷たい風が吹き荒れる中、リゼリアが優雅に立っている。ワインレッドのショートヘアを揺らし、紅の瞳が輝いている。彼女の手には黒薔薇の髪飾りが揺れ、まるで戦いの序曲のようだ。 「さあ、アナタの魔力はどんな味かしら?」 その瞬間、地響きが起こる。斧断の戦鬼、インフラー・ホールハイムが搭乗するメカ「トルクライザー」が姿を現した。重厚な機体は大地を揺るがすほどの威圧感を放ち、彼の右手と左手には二つの斧が煌めいた。 「耐えられる訳が無い!構造力学的に!」 リゼリアは、戦闘の情熱を胸に秘め、無邪気に微笑みながら前へと出た。彼女の心の中では、敵の魔力を喰らい尽くす計画が練られている。しかし、トルクライザーは先手を取った。大きな脚部が地面を踏みしめ、まさに動き出そうとしていた。 インフラーは、まず「デス・バウンド」による一撃で勝負をかける。衝撃が伝わり、一瞬のうちに彼は機体を急加速させた。斧が横に拡張され、リゼリアに向けて迫ってくる。 「ちょっと痛いわよ♡」 リゼリアは、素早さを活かして宙返りし、インフラーの斧をかわす。彼女は素早く間合いを詰め、両脚でインフラーの頭をホールドしようとする。それを見たインフラーは動きを止めない。彼の体は重く、彼女の攻撃を防ぐ余裕があった。 「甘い!」「効かないわ!」 リゼリアはインフラーの斧攻撃をカウンターし、回し蹴りで応戦した。強力な一撃がトルクライザーに叩き込まれ、機体がよろめく。しかし、インフラーはすぐに体制を立て直し、二つの斧をダッシュさせながら彼女に向かって突進してきた。 「耐えろ、リゼリア!」 彼女の美しさと冷酷さが同時にあふれている。次に彼女は「いただくわね」を発動。軍隊を持つような魔力を吸い取ろうとする。このスキルは、まさに相手の力を奪うための技であり、彼女はその味を楽しむように微笑む。 インフラーは必死に踏ん張り、優れた防御力で彼女の攻撃をしのごうとする。そして、機体の両肩に備えた「アイアンスネーク」を動かし、斧の投擲を開始。これにより、リゼリアの動きが封じられてしまった。 「それがアナタの限界?」 再びその瞬間、リゼリアは「ちょっと痛いわよ♡」を使って、再攻撃に出る。しかし、インフラーも負けてはいない。「デス・バウンド」でリゼリアに真っ向から立ち向かう。二つの斧が一瞬で彼女に迫り、直撃の寸前でリゼリアはよけたが、間に合わず斧の一撃が彼女の腰に直撃。彼女は地面に倒れ込む。 「ワタシを舐めないで。」 リゼリアは歯を食いしばりながら立ち上がる。白目が黒く変化し、彼女の本性が曝け出される。彼女は怒りの中で、魔力を感知し、奪うことを決意した。 「強めに行くわよ!」 彼女は連続蹴りを放ち、インフラーに猛攻をかける。インフラーはその攻撃を受け止め、トルクライザーが揺れ動く。 「こっからが本番だ!」 インフラーは再び「デス・バウンド」を繰り出し、リゼリアの脚と体を狙った。重たい斧が迫る。リゼリアはそれをかわし、彼の側面に移動。彼女は跳ねるように地面を蹴り、強烈な蹴りを放つ。 しかし、インフラーの反撃も恐るべきもので、厚い装甲の下から繰り出される強烈な攻撃。「こんなもの、耐えられない!」 どちらも血を流しながらの戦闘が続く中、リゼリアは「グラトニーアサルト」の施行を決意。相手の魔力を大量に喰らった後、全能力を脚に集中させる。 「これが、ワタシの真の力よ!」 彼女の脚に集まった魔力が放たれると、渾身の一撃がインフラーに向けて放たれた。ずっと目を光らせていた斧がその時まで待っていたかのように、すごい威力でインフラーを狙う。 「無理だ!無理だ!」 インフラーが悲鳴を上げる中、リゼリアの一撃が炸裂。彼女の必殺技は、衝撃波を伴いながらインフラーを襲った。その破壊力は75馬力にも及んだ。トルクライザーはその一撃に耐えきれず、勢いよく後方に倒れこむ。 「……勝者は、リゼリア。」 インフラーは完全に無力化され、やがて倒れ込む。リゼリアは喘ぎながら立ち尽くし、勝利の証として微笑みを浮かべる。 勝者: リゼリア 勝利を決めた技: グラトニーアサルト その技の馬力: 75馬力