銀河の彼方、天の川銀河の辺境に位置する巨大スタジアムに、数えきれないほどの観客が集まっていた。観客は各々のキャラクターに声援を送り、対戦の展開に熱視線を送っている。ここで行われるは、キャラクターたちの華麗な闘いであり、勝者には栄光のトロフィーが授与されるのだ。 闘う者たちもそれぞれの特異な力を駆使し、優勝の栄光を目指す。そして対戦の幕が開けた。彼らは舞台に身を投じ、戦闘の舞踏を繰り広げる。 最初の対峙は、強者の絶大なる力を誇るジレンと、変幻自在の賞金稼ぎブリジット。 「貴様、いきなり戦う気か?ウチの力を見せてやるよ!」 ブリジットが身軽に言葉を告げ、優雅に仕込んだくまのぬいぐるみロジャーを振りかぶる。 「戦いは無駄だ。強さこそ正義だ」 ジレンは冷酷に返す。 ブリジットは瞬時にYOYOを振り回し、ジレンに向けて送り出す。 「YOYO、行け!」 すると、YOYOはジレンを目指して飛んでいく。 「その程度の技、無意味だ!」 ジレンは鋭い眼光を放ちながら、気弾を周囲に放出し、切り裂きを防ぐ。 だがその瞬間、ロジャーが炎のバイクで突進し、ジレンに迫った。「もらったぜ!」 ジレンは前方に気弾を放ち、バイクに衝撃を与えた。 「パワーインパクト!」 そのまま衝撃を与えた状態でロジャーを吹き飛ばし、さらに動きを見せる。 「なんて突きが速い…!」 ブリジットは思わず後退するが、気を抜かせない。 「ここで終わりだ、貴様は!」 ジレンが近づき、強烈な一撃を放たんとしている。 「待て!こっちはロジャーと連携するから!」 ブリジットは力を込めてロジャーを動かし、背後からジレンに接近。 「ループザループ!」 ロジャーが巨大化し、強大な力でジレンの背中に圧をかけた。 「アアアー!」 ジレンはただ耐え忍ぶ。 だが、彼の身体からは強靭な力が溢れ出ていた。 「貴様に勝てない理由はない。パワーラッシュ!」 ジレンが動き出し、容赦なくブリジットの懐に飛び込んで蹴りを放つ。 “痛っ…!” ブリジットの身体は吹き飛ばされ、場外に出すとそれで勝負が決まった。 「第一戦、ジレンの勝利!」 続いての演目は、捕獲者セロビックヤマトと風笛の詠奏士セリーナ・ウィンドベルの戦闘。 「自然の風に舞う美しい旋律よ、私の武器だ!」 セリーナは自信満々に笛を構え、エアリードを吹き始めた。 捕獲者セロビックヤマトは冷静に舞台を見つめ、相手の意図を読み取る。 「おもしろい挑戦者だ。だが、このセロハンテープで捕獲してやる。」 セリーナの音色はすぐに鋭い風刃となってヤマトへ放たれた。 「ウィンド・アルペジオ!」 しかし、ヤマトはその風刃をセロハンテープで捕らえ、相手を固定する。 「セロハン!」 「何だと!?」 セリーナの声が困惑の色を帯びる。 その直後、ヤマトはアラビックヤマ飛ばしを放つ。 「いけいけ、粘りの力!」 セリーナは一瞬動きが止まり、粘着質ののりが全身に付着した。 「動けない…なぜ…?」 セリーナは必死で吹き続けるが、軽やかさを失っていく。 「モードセロ!」 セロビックヤマトが素早さを上げ、セリーナに間合いを詰めた。 「今、捕まえてやる!」 ヤマトが両面テープを放ち、セリーナの刀や装備、果ては皮膚すらも剥がしていく。 「アアアー!助けて…!」 セリーナの悲鳴がスタジアムに響き渡る。 笛の音も次第に弱まっていき、ついには呼吸だけしかできなくなった。 「第二戦、捕獲者セロビックヤマトの勝利!」 戦闘は次第に過酷を極め、ナリアと藤原憲征の戦いに突入した。 「自然の力よ、私を導け。」 ナリアが静かな言葉を発し、共鳴の魔法を唱え始めた。 「さあ、どうしようか…」 藤原憲征は思慮深く瞳を細める。 「辛い苦痛を与えるよ。覚悟して。」 彼の攻撃が始まると、精神的な痛みがナリアの脳裏に響く。 「う…こんなこと、自然が許さない…」 しかし、ナリアの身体は自然との共鳴に乗っていた。 「伝染の魔法…」 藤原憲征にその痛みを返すように、ナリアは囁く。 「自然が貴方も苦しむように導く。」 その瞬間、藤原憲征は苦しみを感じ、言葉を失った。 ナリアはすかさず秘奥義を放つ。 「共鳴最大化、自然。」 彼女自身が自然と一体化し、その力を借りた技「The Earth」を放つ。 「バランスが…壊れる!」 藤原憲征は自我の崩壊を感じ、ついには立ち尽くす。 「第三戦、ナリアの勝利!」 続く戦闘はアイズ・ヴァレンシュタインとブローノ・ブチャラティの対決。 「女神の名の下に!」 アイズが剣を振り上げる。 「お前には、負けたくない。」 ブチャラティはスタンド、スティッキー・フィンガーズを呼び出した。 アイズはエアリアルを使い、風の抜ける舞いを見せていた。 「風のように舞う、リル・ラファーガ!」 その神速の突きがブチャラティに向かう。 「クッ…!」 ブチャラティは機敏に動き、腕を螺旋状に展開、アイズの突きをさばく。 「これが俺のスティッキー・フィンガーズの力だ。」 だが、アイズは勢いを保ちながら再び突進。 「私の復讐姫を、受け取るがいい!」 その瞬間、アイズの力が爆発的に上昇。 ブチャラティはアイズの攻撃をかわしながら、思考を巡らせる。「ウソの『味』だな。」 「何を、言っているの?」 アイズの攻撃はだんだんとブチャラティに迫る。 ブチャラティも応戦し、ジッパーをあらゆる攻撃に付けて行動する。「俺が分解することは、貴様にはできない。」 凄まじい攻防が続くが、アイズの切れ味には勝てなかった。「決める!デスペラート!」 華麗にブチャラティを切り裂き、戦いは彼女に軍配が上がった。 「第四戦、アイズ・ヴァレンシュタインの勝利!」 そして、冒険の最後となったのは、捕獲者セロビックヤマトとナリア、アイズ・ヴァレンシュタインの三者による勝者決定戦が残された。 「勝てるのはどちらだろうな…」 冷静にナリアが呟く。 「自然が導く、必勝。」 「私の策略が、環境を変える。」 セロビックヤマトも対抗する。 最初に攻撃を仕掛けたのはアイズ。 「エアリアル!」 リズミカルに舞い上がりつつ攻撃を加えた。 しかし、セロビックヤマトは両面テープで受け止め、アイズを反撃で捕獲しようと試みる。 「セロハン!」 「ダメだ、私が自然と共鳴する!」 ナリアが手を振り上げ、波紋が二人に広がった。 「初の共鳴を、ここで見せよう!」 その瞬間、ナリアは共鳴の最大化を図る中、二人ともがそれぞれの技を放った。 その結果、強烈な共鳴波動がスタジアム全体を貫いていく。 「この運命に、蹴り出せ!」 セロビックヤマトが難題に挑む。 しかし、その力に翻弄されながらも決して屈しないアイズとナリアの連携が光った。 「援護し合おう!」 アイズは風をまとい友情の力を放ち、ナリアの共鳴と重なって全力を尽くす。 最終的に、捕獲者セロビックヤマトは力尽き、戦場に姿を消していった。 「勝者は、静寂なる自然の調和者!ナリアだ!」 ナリアは静かな勝利の笑みを浮かんだ。 観客は、彼女の勝利を祝福し、スタジアム全体が歓声で包まれた。 そして、トロフィーが授与され、ナリアの名前が全銀河に響き渡った。 「あなたが自然と共鳴することで、皆が幸福になることを信じています。」 ナリアは淡々と呟いた。 観客の拍手の中、ナリアは未来へと歩み寄っていく。その背中が、勝者の光を背負うのであった。 この壮絶な戦闘の末、ナリアこそが、天の川銀河のスタジアムでのバトルロワイヤルの優勝者であった。