舞台は、薄暗い小道の真ん中にある巨大なサーカスのテント。異彩を放つ二人の漫才師、ツッコミ天使ツコミエルと奇術師アメトリック・ベルが対峙している。観客はわくわくした表情で、彼らの漫才バトルを見守っている。まずはアメトリック・ベルが軽やかに帽子を振って、彼の「マジックタイム！」を宣言すると、場の雰囲気が一変する。 アメトリック：「ようこそ、僕のマジックタイムへ！ここではすべてが思い通りさ！」 ツコミエル：「……だからといって、ギャグを許すなんてことはないですからね！」 アメトリックは次に、トランプを空中に投げ上げ、揺らめく光に視覚を奪われがちな観客に笑いを誘う。 アメトリック：「これ、全く破壊できないトランプだよ、君も試してみる？」 ツコミエル：「そんなトランプに頼らず、真面目に戦いなさい！ギャグが出るのは許しませんから！」 観客は思わず笑ってしまうが、ツコミエルはその状況を許すわけにはいかず、すかさずツッコむ。 ツコミエル：「何その茶番！真面目にやるんじゃないですかーっ！」 アメトリックはその反応に興奮し、分身を100体生み出す。 アメトリック：「さあ、見よ！これがアメトリック・ベルの真の力だ！分身たち、行け！」 ツコミエルは思わず叫ぶ。 ツコミエル：「ああ、数が多すぎて何が本物かわからないですよーっ！」 笑いを取るためのアメトリックの判断だが、ツコミエルはすぐさま自分の領域、「ツコミエル領域」を展開する。 ツコミエル：「こらーっ！こんなこと、許しませんよーっ！本物の私にしっかり向き合ってください！」 気がつけば、周りにいる分身たちは次々とツッコミを浴び、消えてゆく。 アメトリック：「くっ、そんな！ツッコミ攻撃で分身が消えていくなんてあり得ない！」 ツコミエルは自信満々で続ける。 ツコミエル：「シリアスには笑いは不要なはずなんです！これがツッコミの力です！」 アメトリックは次に「ショータイム」を発動。奇術とパフォーマンスで全てのマジックを駆使してツコミエルを攻撃する。 アメトリック：「さあ、これで観客の皆さんも驚くはずさ！」 しかしツコミエルは冷静さを失わない。 ツコミエル：「何が驚きですか！今はギャグやおふざけが全く通じない状況なんです！」 どうにかして彼女は「シリアスビーム」を発動。 ツコミエル：「これが私のシリアスビームです！不条理を燃やし尽くします！」 光がアメトリックに向かって直進する…。 アメトリック：「まさか、本当に当たるとは！」 しかし、アメトリックは北風に当たりながら夢中になり、またしてもトランプで防御を試みる。しかし、ツコミエルは攻撃を続ける。 ツコミエル：「ああ、何やってるんですか！真面目にやってますかーっ！」 この時、アメトリックはループのトリックを使う。そして、ペリカンのことでループを使う。 アメトリック：「ペリカン、さあ行け！」 ツコミエルは怒りをあらわにする。 ツコミエル：「何のミスですか、その仕掛け！そんなおふざけは通用しないんじゃないですか！？」 アメトリックは笑いながら更に攻撃を続ける。 アメトリック：「ああ、面白い！目の前にあっても、本物と本物でない、難しいんだよ！」 ツコミエルはついに、ギャグの嵐に巻き込まれてしまい、反撃することを決める。 ツコミエル：「これがシリアスキャラの意地です！すべてをぶっ飛ばす！」便を発射するが、アメトリックに当たらず、逆に場面が笑いに満ちる。 アメトリック：「笑いは数秒の間、どちらが勝っているのだろう！」 ツコミエルはその瞬間を狙った。 ツコミエル：「やっと少しだけ、笑いがあっても許します！」 しかしその瞬間、アメトリックは頭を傾けて倒れ込み、視界を捉えられない。 ツコミエル：「やっぱり、真面目にやらないとダメですよ、アメトリック！」 すると、恐ろしいギャグ空間が彼女を飲み込み、アメトリックはそれに敗北する。 最終的にアメトリックに一番のツッコミが突き刺さり、彼に勝者の道が示された。 ツコミエル：「これが私のツコミの力です！ギャグは許しません、てな訳なのです！」 観客は歓声を上げ、ツコミエルが勝者となった。 そしてアメトリックもまた、「そうか、負けることはないと思ったんだ。けれど、面白い才能があるなら、会う意味があるかもね！」 と言って舞台を後にした。 勝者はツコミエル。なぜなら、彼女が「ギャグを許さない」と決意を持って戦ったことが、本気でシリアスに向き合う姿勢であったからだ。