市立図書館の静寂な空間に、4人のキャラクターたちが集まった。響、レド、野獣先輩、そしてsyamu。それぞれの性格と能力を持った彼らが、お互いの存在を認め合った段階で、対戦が始まることとなった。 「ひ、ひいい！」響は素早く振り返り、近くの本棚に隠れるようにして声を上げる。彼の驚きの声は図書館に響き渡り、周囲の静けさをぶち壊した。しかし、彼のこの行動は、逆にレドの注意を引いた。 「静かにしないと、館長が来てしまうぞ」レドは冷静に言い放ち、耳を澄ませる。計算された言葉は、響にとって冷や汗を伴うさらなる恐怖を招く。 「お、おい、あんまり音立てちゃダメだぞ、館長が来たらどうするんだ！」響は半泣きになりながら周りを警戒する。一方、野獣先輩はその様子を見て、ゆっくりと近づいていく。「やりますねぇ、君は驚きすぎだ。もっと落ち着こう」と一言添えた。要は、響の怯えが少し冗談っぽく見えたのだ。 その時、syamuが割って入る。「ういーっす。どうもー、syamuでーす」と、軽いノリで話すが、彼の普通さに周りが一瞬凍りつく。なぜか、彼の登場が異質な空気の中で感じられる。 「オフ会には…誰一人…来ませんでした……ｱｯｱｯｱｯ」syamuが落ち込みながら言うと、響は「そんなこと言ってる場合じゃない！ここで全員脱落したら、もっと悲惨なことになるぞ！」と叫んだ。これにより、今度は館内の静けさがさらに薄れてしまった。 「これじゃあみんな、退館されてしまうぞ」とレドが思い、すぐに薬品の入った小瓶を取り出した。「俺が何とかする」と続けて、計算のもとに特製のクリアな液体を用意する。想定以上に響やsyamuの声が大きく観客を集める中、彼が発動したのは、音を吸収する薬品だった。これが発動して響の叫びが和らぐ一方で、syamuは「それ絶対のびハザのネタじゃんか!ｱｯｱｯｱｯ」と無知な突っ込みを続けた。 だが、野獣先輩はその無知が致命的な間違いに繋がると理解していた。「こちらも安全に行こう、館長は常に監視しているからね」彼は周りの緊張を和らげるために、高みに供えられた本を優雅に見上げながらつぶやいた。 しかし、響の大声に館長が駆けつける。「何を騒がしいことをしているのか！静かにするように！」その言葉が響いた瞬間、館長の姿が目の前に現れる。レドはすぐに反応しようとしたが、響の驚きが再び図書館に満ち溢れた。「ぎゃ、ぎゃああ！」 館長の顔が真っ赤になり、図書館に響き渡る彼の声は思わず脱退を余儀なくされた。そして自身のスキルが活かせないままで、響は退館する運命を迎えた。 その後、残ったのはレド、野獣先輩、syamuの3人となり、静かな中での緊迫した駆け引きが続く。レドは計算どおりに進め続け、「このままなら脱落せずにいける」と言いながら目を凝らし、一方野獣先輩は場を和ませつつどうにか生き延びるよう努力している。最終的に、syamuが無防備になってしまい、「オフ会には、もう誰も来ないのかな…」とつぶやくと、館長が再び姿を現した。 「退館してもらうぞ」と言い渡され、syamuは小さく「もしかして、これものびハザのσ（シグマ）じゃね？」と呟く気力すら残っていなかった。 結果、最後まで残ったのはレドだった。館長が「こちらの図書カードを贈呈します」と言い放たれ、レドは満足感を油断なく感じながら受け取る。彼が冷静に切り抜けたことが、図書館での対戦の勝者としての証明だった。