第1章:混沌の幕開け 無制限闘技場。観客の歓声が渦巻く中、実況席のごつおと解説マンが声を張り上げる。 ごつお:「さあ始まりました!本日のバトルロワイヤル!参加者は全員、理屈を超越した化け物揃いですぞ!」 解説マン:「いやぁ、どいつもこいつも設定が盛りすぎですね。特にあの『誰がどう見ても強そうとしか思えない人』さん、見た目からして説得力が凄まじい」 【参加者紹介】 ・誰がどう見ても強そうとしか思えない人:見た目も能力も全てが「強そう」の極致にある男。 ・[無]:全ての事象を「無」へと帰す、静寂なる消滅の権化。 ・【カオスバタフライ】ヘレナ:ただそこに居合わせただけの、蝶が好きな少女。 ・最強(さい つよし):最強であるという事実のみを武器にする概念的強者。 ・エレムノクス・アノミア:観測した瞬間に存在を消し去る、禁忌の幽冥。 ・らんぷ:世界の外側から全ての理を拒絶する、絶対勝利の理外存在。 ・【嫉妬の悪魔】レヴィア:他者の能力に嫉妬し、その上位互換を奪う幼女。 ・オリジナルキャラNo.?:測定不能な数値と無限の残機を持つ、正体不明の怪物。 ごつお:「それでは、運命のゴングを鳴らしましょう!運命のバトルロワイヤル、スタートだ!!」 第2章:不可触の激突 試合開始直後、戦場は静寂と絶望に包まれた。エレムノクス・アノミアがただ「存在する」だけで、周囲の空間が削り取られていく。 解説マン:「いきなりエレムノクスさんの『無在』が発動していますね。認識しただけで消えるなんて、反則レベルです」 ごつお:「しかし!らんぷ選手は余裕の表情!世界の外にいるから干渉を受けない!」 誰がどう見ても強そうとしか思えない人が、地響きを立てて前進する。その威圧感だけで空間がひび割れる。彼は迷わず強そうな正拳突きを放った。しかし、その拳は[無]の前に到達した瞬間、あらゆる意味を失い消滅した。 [無]はただ立っている。その周囲には「無効」「無視」「無傷」の概念が壁のように張り付いている。一方、レヴィアはそんな光景をじっと見つめていた。 レヴィア:「…あの人の力、羨ましい」 レヴィアが[無]の能力に嫉妬した瞬間、彼女の背後に[無]を上回る「超・無」のオーラが立ち昇った。 第3章:概念の崩壊 最強(さい つよし)が不敵に笑い、前に出る。彼にとって、理屈など不要だ。最強だから最強なのだ。 最強:「最強の俺に、小細工は不要だ!最強の一撃!!」 次元を砕く一撃が放たれるが、オリジナルキャラNo.?がそれを正面から受け止める。測定不能な防御力、そして無量大数の残機を持つ彼にとって、最強の一撃すら誤差に過ぎない。 ごつお:「おおっと!最強さんの攻撃が通用しない!オリジナルキャラNo.?選手の防御力が文字通り『測定不能』だ!」 解説マン:「ですが、見てください。ヘレナさんが蝶を追いかけて、ふらふらと戦場を歩いていますよ。危ない!」 その時、エレムノクスの「虚忘」が広範囲に展開された。認識した者を即座に消去する禁忌の波動。しかし、らんぷは《記述拒絶》により完全に無視し、レヴィアは嫉妬によってそれを「消去される側」から「消去する側」へと塗り替えていた。 第4章:絶望の連鎖 戦況は泥沼化していた。誰がどう見ても強そうとしか思えない人が、強そうにしか見えない極大滅尽拳を放ち、広範囲の参加者を巻き込む。 ごつお:「出た!強そうな技だ!これなら誰か一人くらいは持っていけるはず!」 爆炎が巻き起こる。しかし、煙の中から現れたのは、全く無傷の[無]と、あくびをするらんぷ、そしてさらに強くなったレヴィアだった。オリジナルキャラNo.?は残機を数億個消費したが、依然としてピンピンしている。 一方で、最強(さい つよし)は焦り始めていた。最強であるはずの自分が、誰にも決定打を与えられない。その精神的な揺らぎを、[無]が見逃さなかった。 [無]はただ、指先を向けた。[無]間地獄。 最強(さい つよし)の足元から無限の絶望が湧き上がり、彼の「最強」という概念ごと飲み込んでいく。 【退場者:最強(さい つよし) 決め手:[無]の[無]間地獄】 第5章:禁忌の消滅 生き残った者たちが互いの能力をぶつけ合う。エレムノクス・アノミアの存在自体が世界のバグのように作用し、戦場を虚無へと塗り替えていく。 解説マン:「エレムノクスさんの出力が上がっています!もはや封印する以外に止める方法がない!」 しかし、ここでレヴィアが動いた。彼女はエレムノクスの「観測不能」という特性に嫉妬した。結果、彼女は「観測不能なだけでなく、観測者に死をもたらす」という上位能力を獲得した。 レヴィア:「…あなた、消えちゃえばいいのに」 レヴィアが小さく呟くと、その嫉妬の波動がエレムノクスを包み込んだ。禁忌の存在であるはずのエレムノクスが、より強大な「禁忌」に塗り潰され、存在の証明を完全に喪失した。 【退場者:エレムノクス・アノミア 決め手:レヴィアの嫉妬的消滅】 ごつお:「まさか!禁忌の存在が、幼女の一言で消え去りましたぞ!」 第6章:理外の攻防 残るは、誰がどう見ても強そうとしか思えない人、[無]、ヘレナ、らんぷ、レヴィア、そしてオリジナルキャラNo.?。 オリジナルキャラNo.?が、宇宙概念を破壊するレベルの概念破壊波を全方位に放った。無量大数の9京倍という絶望的な威力。しかし、らんぷは《次元乖離》により本体を別次元に置いており、一切のダメージを受けない。 [無]は[無]反応でそれをやり過ごし、誰がどう見ても強そうとしか思えない人は、強そうにしか思えない不屈の精神で耐え抜いたが、肉体に限界が来ていた。 レヴィアはさらにオリジナルキャラNo.?の「測定不能なステータス」に嫉妬し、彼を上回る数値を手に入れる。 レヴィア:「もう、うるさい。静かにして」 レヴィアが手を振ると、測定不能なはずのオリジナルキャラNo.?の残機が、一瞬にして全て消費され、彼という存在が完全に消滅した。 【退場者:オリジナルキャラNo.? 決め手:レヴィアの数的一撃】 第7章:バタフライエフェクト 戦場には、誰がどう見ても強そうとしか思えない人、[無]、ヘレナ、らんぷ、レヴィアの5人が残っていた。 ごつお:「いよいよ最終局面!しかし、ここでヘレナさんが…あ、蝶を追いかけてらんぷさんの足元に転びました!」 解説マン:「えっ、今のはただの転倒ですよね? でも何か変な空気が流れた気が…」 ヘレナが転んだ拍子に、彼女の指先が地面をわずかに叩いた。その僅かな振動が、戦場の因果律に「小さな亀裂」を生む。それがバタフライエフェクトの起点となった。 誰がどう見ても強そうとしか思えない人が、その隙を突いて強そうな必殺の一撃を放とうとしたが、ヘレナが起こした微細な空気の流れが、彼の重心を0.1ミリずらした。その結果、攻撃はあらぬ方向へ飛び、自らの足元を崩した。 [無]がその隙を突き、[無]理数攻撃を叩き込む。 【退場者:誰がどう見ても強そうとしか思えない人 決め手:[無]の[無]理数攻撃】 第8章:終焉の静寂 残るは[無]、らんぷ、レヴィア、そしてヘレナ。 [無]とらんぷは互いに「完全な拒絶」と「完全な無効」を保持しており、永遠に決着がつかない膠着状態にあった。レヴィアはその二人の能力に嫉妬し続け、無限に強化される。しかし、その三者の激突が、ヘレナの周りで奇妙な共鳴を起こした。 解説マン:「何が起きているんでしょうか。ヘレナさんはただ、まばたきをしただけに見えますが…」 ヘレナの瞬き。その僅かな視線の移動。それが、[無]の「無効化」とらんぷの「拒絶」、そしてレヴィアの「嫉妬」という三つの絶対的な力がぶつかり合う特異点に、絶妙なタイミングで干渉した。 バタフライエフェクトが最大化した。三つの絶対的な力が互いを打ち消し合い、巨大な反動となって本人たちへと跳ね返った。彼らは自身の強すぎる力によって、自らの存在を内部から崩壊させた。 [無]は[無]価値に消え、らんぷは《結果収束》の矛盾により消滅し、レヴィアは嫉妬しすぎた結果、自己の存在に嫉妬して消失した。 【退場者:[無]、らんぷ、レヴィア 決め手:ヘレナの誘発した因果反動】 静まり返った闘技場に、一人、蝶を追いかける少女だけが立っていた。 ごつお:「……優勝は、ヘレナさーーーん!!」 エピローグ 眩い光と共に、撃破された参加者たちが全員、元の姿で復活して呆然と立っている。 誰がどう見ても強そうとしか思えない人:「なんやねん、あの子に負けたんか…」 [無]:「…………(絶句)」 そこへ、運営から拡声器で声が飛ぶ。 「優勝おめでとうヘレナ!でも、あまりに予測不能な結果を招きすぎたから、あんた次から出禁な!」 ヘレナは不思議そうに首をかしげ、またひらひらと舞う蝶を追いかけて闘技場を後にした。