第一回戦 市街地での第一回戦が始まった。ビルが立ち並び、遮蔽を利用した接近戦が予想される中、チームAのヌスミーノは機体「レインボー」を起動させ、透明化機能で姿を消した。彼は瞬時にビルの隙間を滑るように移動し、ハラルド・エッガーが乗る「Taube」に近づく。ハラルドは自動小銃を構え、周囲を警戒している。 ヌスミーノは自慢の透明化を駆使し、隠れたまま近づくと、ダミーバルーンを一つ発射した。バルーンはビルの影から飛び出し、ハラルドの注意を引く。彼は即座に攻撃体勢を整え、バルーンに向けて自動小銃を撃つが、それはヌスミーノの罠でしかなかった。 その隙をついて、透明化を解除したヌスミーノは、右手のSG-02大型ショットガンを発射。弾丸はハラルドの防弾用装甲盾に直撃したが、盾が阻止し、炎のような煙が周囲に立ち込める。ハラルドは煙に隠れながらも冷静に反撃、発煙弾を活用して、視界を確保しながら移動した。 「こっちだ、悪党!」と叫びながら、軽量級の「Taube」でハラルドは素早く近づき、電磁麻痺警棒を手に取り、ヌスミーノに接近する。彼はパイルバンカーを用意し、直撃コースに入ったところで、結局ハラルドの警棒が彼の機体に衝突する。パイルバンカーは外れた。 二人の戦闘が激化する中、ヌスミーノは再度の撃退を考える。だが、ハラルドのAIの戦闘提案は絶妙で、反撃の目を逃さず、吼えながら突入してきた。試行錯誤の末、ヌスミーノはついに「ターミナルアーマー」を展開し、防御を固めたが、ハラルドの持つ電磁麻痺警棒がシールドの隙間を貫いた。 結果、ハラルドは持ちこたえたけれども、ヌスミーノの攻撃をかわしきれず、一撃のもとに組み伏せられる。これにより第一回戦はチームBの勝利となった。 --- 第二回戦 津波のように続く第二回戦が始まる。今回は急斜面と泥沼の山岳が選ばれ、戦況はさらに厳しいものになる。この環境においては、真上からの射撃も容易ではなくなり、機動性が問われる。 ハラルドは「Taube」を駆使して急斜面を上り、周囲を見渡しながら地形を利用した戦闘を試みる。ヌスミーノは山の高さを利用して、機体「レインボー」を透明化したまま静かに近づく。視認性が極端に低下したため、スナイパーのように位置を選んで構えた。 やがて、双方は接触する。ヌスミーノは背後からの応撃を仕掛けた。懸念されたのは泥沼の足元だ。ヌスミーノの機体は足を取られつつも、冷静に構えたが、ハラルドは数回の機動の後、迅速に反応した。 自動小銃がバラバラと音を立てて発射され、ヌスミーノは逃げ場を失い、思わず体制を崩す。さらに、ハラルドはすかさず攻撃予定の位置をAIから提案され、泥沼からの高台にはそのまま近接戦をいどむ。 ヌスミーノは窮したが、パイルバンカーを一発さらにぶち込む事に決めた。通常の平地ならうまく取れる攻撃ではあるが、泥沼の影響でやや力強さにかけ、弾いたそれをハラルドが捕まえる。相手もすぐに電磁麻痺警棒を構え、接触するエリアをふさぎ、完璧な避けからの反撃をしかける。 結果、ハラルドが彼の特殊拘束具を駆使してヌスミーノを瓢箪にし、動けなくすることに成功。第二回戦はチームBが連続で勝利を収めた。 --- 第三回戦 最終戦の場は照りつける太陽の下、遮蔽が全くない砂丘に決まった。二人は視界が悪化することを恐れたが、その中で確認するは足音と砂の感触のみ。目の前にあるものは何もなく、二人はまさに真っ向勝負を試みる運命を共にする。 ヌスミーノは意を決して透明化機能を使わず、正面から勝負に出ることを選んだ。敵に直接目をこらし、SG-02を全力で発射する。しかし、ハラルドは冷静に彼の動きに反応し、盾で受け止めた。瞬間、砂煙が舞い上がった。 ハラルドは武器を下ろすことはせず、逆に発煙弾を駆使しつつ、急所を狙い攻撃に無慈悲な一撃を浴びせかける。だが、今回はヌスミーノも逃げず、パイルバンカーを用意しながらもハラルドに接触するために奔走する。 接触の瞬間、ヌスミーノは全力を尽くしてパイルバンカーをたたきつけた。ハラルドが阻止し、次の瞬間、冷静な反撃から、再び自動小銃が連続で発射される。 ついに、ハラルドの一撃がヌスミーノの機体に命中した。ヌスミーノは意識を失う寸前まで凄まじい衝撃を受け、痛手を追いつつも、最後の力を振り絞り、向かい再度の攻撃を試みた。しかしハラルドはこのチャンスを見逃さず、彼を一気に取り押さえた。 第三回戦もまたチームBが勝利し、全体での勝者が確定する。 --- 最終結果 全体の勝者はチームB、戦闘経験と冷静な分析により、二勝を獲得したハラルド・エッガーが圧倒的な強さを披露した。それに対し、ヌスミーノは一度も勝利を収められなかった。こうして、正義が勝利を掴んだ結果となった。