戦闘前のキャラクター紹介 バスァグァサ - 種族: 闇物質を取り込み、オーラを纏った漆黒の龍 - 名前: バスァグァサ - 能力: 溢れ出る魔力と闇により、目から万物を貫くレーザーを放つ。闇を取り込み過ぎたせいで気性が荒く、本来の意思を失っている。大弱点としてSランクの人物、刺突、風、光、教団の人物に脆弱。 - スキル: - 【超波動 陸海空破滅闇ブレス】: 口から放たれる超高圧の闇の波動。地を焼き、海を枯らし、空を斬る高威力のブレス。 - 【超爪撃 地,地,地,崩壊クロー】: 連続で爪を振り降ろして地面を抉るように斬りつけまくる。乱暴かつ超大振り。 - 【超闇火炎 業火滅炎焦土ブレス】: 闇の力溢れし紫と黒の炎で地を焼き切る。 - 【滅亡】: 純粋なる滅亡を起こす超超超超超波動。 - 口調: 言葉を話さず、唸り、叫ぶようなけたたましい鳴き声を放つ。例: 「ガアアッ!」「ックァァ!」「グゥ…!」 ゲルヴェティア - 種族: 上位存在(悠久の時を生きた超越者、人類を模した姿) - 名前: ゲルヴェティア - 能力: かわいい少女の姿(黒髪ロング、薄桃色の瞳、かわいいセーラー服、常に満面の笑み)で人類が大好き。人間とは異なる価値観を持ち、変化が緩慢。人類に好かれたいため一番かわいいと思った人類の姿を真似ている。最強の人類ですら天地の差で敵うはずがない。目的は人類の好きな物をあげ、人類を幸せにすること(彼女の認識では)。 - スキル: - 【万物換金】: 凡百を金貨に変える。物体、現象、攻撃、抵抗、概念、能力、そして人類さえも。抵抗は虚しく、既に貨幣経済を壊滅させ文明を崩壊させた。人類如きの能力が彼女に作用することはない。 - 口調: 常に明るく無邪気。「人類は最近お金好きだもんね〜?」「じゃあじゃあ、人類がお金になったらもっと幸せだよね〜!」「あれ〜?ど〜して嫌がるの〜?」 --- 第1章: 闇の咆哮と無垢な出会い 荒涼とした廃墟の大地に、漆黒の影が覆い被さるように現れた。バスァグァサ――闇物質を貪り尽くした龍の化身は、翼を広げて空を覆うほどの巨体を誇り、その鱗は光を吸い込むような深淵の黒だった。オーラが渦巻き、地面を震わせるほどの魔力が溢れ出る。目からは時折、万物を貫く赤黒いレーザーが漏れ出し、周囲の岩を蒸発させる。気性が荒く、理性など微塵もなく、ただ破壊の本能に駆られる獣。口を開けば、けたたましい咆哮が響き渡る。「ガアアアアッ!!」その叫びは大地を裂き、風を切り裂く。 対するは、廃墟の中心に佇む一人の少女。ゲルヴェティア――黒髪が風に揺れ、薄桃色の瞳が輝く、セーラー服姿のかわいい少女。常に満面の笑みを浮かべ、手を軽く振るその姿は、まるで遊びに来た子供のようだ。悠久の時を生きる上位存在である彼女にとって、この世界はただの遊び場。人類を愛し、かわいい姿を真似て現れた彼女は、バスァグァサの出現に目を細め、楽しげに首を傾げる。「わあ〜、大きな龍さんだね〜! 人類の友達かな? ふふ、かわいい〜!」 バスァグァサは即座に反応した。敵か味方かなど関係ない。ただ、目の前の存在が気に入らない。巨体を低く構え、地面を爪で抉りながら突進する。【超爪撃 地,地,地,崩壊クロー】――乱暴な大振りの爪が、連続で振り下ろされる。一撃目が大地を割り、二撃目が岩を粉砕、三撃目が空気を切り裂く。廃墟の地面が崩壊し、土煙が上がるほどの猛攻だ。爪の軌跡は深く、数十メートルの溝を刻み込む。迫力の振動が空気を震わせ、龍の咆哮「ックァァ!」が戦場を支配する。 しかし、ゲルヴェティアは動じない。笑みを崩さず、軽やかに跳ねるように爪の間をすり抜ける。彼女の周囲に不思議な空気が渦巻き、龍の攻撃が近づくほどに奇妙な輝きを帯びる。「えへへ、遊ぼうよ〜!」少女の声は無邪気だが、その瞳には悠久の深淵が宿る。バスァグァサの爪が彼女に触れた瞬間――何かが変わった。爪の先端が、黄金の粒子に分解され、地面に金貨の山が散らばる。【万物換金】の片鱗だ。龍は咆哮を上げ、苛立ちを募らせるが、少女はただ笑うだけだった。 第2章: 闇の吐息と善意の呪縛 バスァグァサの怒りが頂点に達する。巨口が開き、闇のエネルギーが凝縮する。「グゥ…ァアア!!」喉元から超高圧の波動が迸る――【超波動 陸海空破滅闇ブレス】。漆黒の奔流が大地を焼き尽くし、海さえ枯らすほどの威力。空を斬り裂く波動は、廃墟を一瞬で平らにし、衝撃波が数百メートル先まで広がる。地面が溶岩のように赤く輝き、空気が歪む。龍の目からレーザーが漏れ、少女の周囲を狙うが、狙いが定まらない。闇の力は周囲を腐食させ、生命を根絶やしにする破壊の芸術だ。 ゲルヴェティアはブレスを正面から受け止める。笑顔のまま、両手を広げて。「わ〜、すごい風だね〜! 人類の好きな冒険みたい!」闇の波動が彼女に触れた瞬間、奇跡が起こる。奔流全体が黄金の光に包まれ、粒子となって分解。ブレスそのものが無数の金貨に変わり、雨のように降り注ぐ。【万物換金】――現象さえも金貨に変える力。攻撃の勢いは失われ、ただの金属の山が積み上がるだけ。バスァグァサは唸り声を上げ、混乱する。自分の闇が、なぜ金に変わるのか? 龍の鱗がわずかに震え、弱点の気配――光のような輝きに、わずかな怯みを生む。 少女は金貨を拾い上げ、龍に向かって差し出す。「ほら〜、お金だよ! 人類はこれが好きだもんね〜? 幸せになろうよ〜!」彼女の声は優しく、無垢だ。だが、それは龍にとって理解不能の恐怖。バスァグァサは翼を広げ、飛び上がる。空から急降下し、再び爪を振り下ろす。【超爪撃】の連続攻撃が、少女を包囲するように炸裂。地面が何度も抉られ、土塊が飛び散る。爪の鋭さは鋼鉄を切るが、少女の周囲で全てが金貨に変わる。龍の攻撃は、次第に自身の体力を削るだけになる。咆哮「ガアアッ!」が、苛立ちを増幅させる。 第3章: 業火の猛威と無邪気なる抵抗 苛立ちが頂点に達したバスァグァサは、口を大きく開く。紫と黒の炎が渦巻き、【超闇火炎 業火滅炎焦土ブレス】を放つ。闇の力が溢れ、地を焼き切る炎の嵐。廃墟の残骸が一瞬で灰となり、熱波が空気を沸騰させる。炎の舌は数百メートルを覆い、龍のオーラがそれを増幅。目から放たれるレーザーが炎に混じり、貫通力を加える。迫力ある炎の壁は、視界を奪い、生命を焦土に変える。龍の咆哮「ックァァ!」が炎の轟音に重なる。 ゲルヴェティアは炎の中に立つ。セーラー服が揺れ、笑みが輝く。「あつ〜いね! でも、きれいな火だよ〜。人類のキャンプファイヤーみたい!」炎が彼女に迫るが、触れた瞬間、黄金の変容が始まる。【万物換金】が発動し、炎の粒子一つ一つが金貨に変わる。熱は消え、ただの金属の雨が降るだけ。ブレス全体が無力化され、龍の魔力が無駄に消費される。バスァグァサの鱗がわずかに薄れ、闇のオーラが揺らぐ。弱点の光――金貨の輝きが、龍の闇を蝕む。 龍は地面に着地し、爪で地面を叩きつける。【超爪撃】の乱舞が続き、大地を崩壊させる。溝が深く刻まれ、衝撃波が少女を襲うが、全て金貨の山に変わる。ゲルヴェティアは手を叩いて喜ぶ。「わあ、たくさんお金! みんな幸せだね〜!」彼女の善意は、龍の破壊を嘲笑う。バスァグァサの咆哮が弱まる。「グゥ…!」気性の荒さが、疲労に変わり始める。 第4章: 絶望の波動と変わらぬ微笑み バスァグァサの目が赤く輝く。最大の力を解放する時だ。巨体を震わせ、全魔力を集中。「ガアアアアッ!!ヒト…キズツケ…タクナ…ァ…アアア!!」【滅亡】――純粋なる滅亡を起こす超超超超超波動。口から放たれる究極の闇の奔流は、空間を歪め、存在そのものを消滅させる。地殻が割れ、空が裂け、廃墟が虚空に飲み込まれるほどの威力。波動の軌跡は光すら飲み込み、永遠の闇を約束する。龍の咆哮が戦場を震わせ、迫力の絶頂だ。 ゲルヴェティアは波動を真正面から迎え撃つ。薄桃色の瞳が輝き、笑みが深まる。「えへへ、最後のプレゼント? ありがとう〜!」波動が彼女に触れる――が、即座に【万物換金】が発動。滅亡の波動そのものが、概念レベルで金貨に分解される。闇の奔流が黄金の粒子に変わり、無数の金貨が爆発的に広がる。攻撃は完全に無効化され、龍の体力が限界を迎える。バスァグァサの鱗が剥がれ、闇のオーラが薄れる。弱点の光が、龍の核心を突く。 少女は近づき、金貨を龍に投げかける。「ほら〜、お金がいっぱい! これで人類みたいに幸せになれるよ〜!」龍の咆哮が、苦痛の呻きに変わる。「グゥ…ァ…!」 第5章: 善行の終幕と黄金の牢獄 疲弊したバスァグァサは、最後の力を振り絞る。爪を振り上げ、【超爪撃】で少女を狙うが、動きは鈍い。地面を抉る爪が、金貨の山に阻まれ、自身の足を傷つける。目からレーザーが放たれるが、それすら黄金に変わる。龍の咆哮「ガアアッ!」が虚しく響く。ゲルヴェティアは笑顔で手を差し伸べる。「あれ〜? ど〜して嫌がるの〜? お金になったら、みんな幸せなのに〜!」 ついに、【万物換金】が龍本体に及ぶ。バスァグァサの巨体が黄金の粒子に分解され始める。鱗が金貨に、翼が山に、闇のオーラが輝く金属の海に変わる。抵抗は虚しく、龍の咆哮が途切れる。「ックァ…ァ…!」漆黒の龍は、巨大な金貨の塊へと変貌。戦場は黄金の廃墟と化す。ゲルヴェティアは満足げに頷く。「やった〜! 人類の友達もお金になって、幸せだね〜!」 勝者: ゲルヴェティア 決め手となった技: 【万物換金】 称号: 無垢なる黄金の施与者(全てを金貨に変え、善意の名の下に破壊を超越する活躍により授与)