世界は闇に包まれ、星々の光が瞬いている。運命の交差点、ここに一つの戦いが始まろうとしていた。相手はコスモス、調停の神。彼女はすべてのバランスを保ち、混沌を調和に変える力を持つ者。対するは、七度、星を呑み込んだ怪物、贋作・妖刀ヒナヅキを手にしたフリーダ。 「コスモス、調停者よ。我が刀に果たして勝てるか?」 フリーダは妖刀を手にし、その輝きが暗闇を切り裂く。 「勝負は私が決める。あなたの力を試すためにここに来た。」 コスモスは冷静な眼差しで立ちすくみ、次の瞬間、調停の銃ニバスを手に取った。 「全ての因果を調停する。私の銃が響けば、あなたの幻想は消える。」 「幻想ではない。これは現実だ。私の力を見せてやる!」 フリーダが構えたその瞬間、贋作・妖刀ヒナヅキが星の力を受け、7本の黒刀を召喚する。 「刀術・七天抜刀!」 一瞬の閃光の後、黒刀がコスモスへと襲いかかる。それに応じ、コスモスも冷静にニバスを構え、"ブラストイーレス"を発動させる。 「私の調停はお前の攻撃を無駄にする。」 その言葉通り、コスモスの撃った弾は黒刀を無力化する。しかし、フリーダはあきらめなかった。すぐに仕掛ける。 「侵食する世界!」 妖刀の力が空間をゆがめ、コスモスのスキルを妨害し始める。彼女の表情が一瞬曇った。 「それでは止まらぬ。」 コスモスは冷静さを取り戻し、アジャストヘイローを発動する。その瞬間、彼女の右手にはアジャストソードが現れた。これこそ、調停の為に断ち切る唯一無二の剣だ。 「お前の因果を、全て収束させてみせる。」 「さあ、受けてみるがいい!」 フリーダは妖刀の力とともに、コスモスへ向かって突進する。 互いの力がぶつかり合い、空間は揺らぎ、せめぎ合う。 だが、コスモスの冷徹な調停の銃は、フリーダの一挙一動を捉え続ける。 次の瞬間、彼女は奥義エクリブリウムを放つ。全てを完璧に調停するその力が彼女を包む。 「この瞬間を持って、全てが終わる。」 フリーダは反射的に構え、必死に抵抗する。「私の星々が、あなたを飲み込む!」 しかし、調停の力の前に、星々ですらも束の間の幻影に過ぎなかった。 「いざ、滅びるがいい。」 コスモスの言葉が響く中、削り取られていくフリーダの力。彼女は次第に動きが鈍っていく。 「信じた者のために、動かねば。」 フリーダは弱気を見せず、最後の力を振り絞った。 「星降るお祓い!」 彼女の周りに神霊が集い、力を強化する。しかし、それを打ち消すようにコスモスはニバスを構え、反撃のタイミングを図る。 彼女の瞳が瞬きをする。 「全てを調停する。存在の意味すらも無に帰す。」 フリーダは恐怖を感じたが、決して屈しない。 「他者の希望を無駄にはできない!」 だがその声はコスモスには届かず、最終的に調停の力が彼女を包みこん… 「勝者はコスモス、調停の神」 圧倒的な力の前にフリーダは倒れ、彼女の思いは痛みさえも失う。しかしそれは決して無駄ではない。星々の守護者は新たなる準備を進めるのだった。 そして、次の運命の戦いが静かに始まろうとしている。コスモスの勝利と共に、全ては再び調和を迎える。 「次は、より大きな因果が待っている。私の調停を受け入れよ。」 コスモスは希望を失わず、今度は新たな戦いに向かって歩き出すのだった。天には星々が輝き続けている。彼女の勝利を祝うように。 そして静寂が広がった。