王城の闘技場。広大な空間には、多くの観客が集まり、興奮と期待が入り混じった空気が漂っていた。いよいよ王位継承権を賭けた対戦が始まる。登場したのは、冷酷非情な男、林俊。彼の目は細く、長髪が風に揺れ、民族服が彼の武器である青龍刀の存在感を引き立てていた。観客は彼の八極拳の技に期待を寄せる。 「オレに挑むなんて、愚か者が多いな。」と林俊が冷たく笑った。すると、次に姿を現したのは謎の星、DER-657だ。圧倒的な存在で空間に重力を生み出すDER。林俊の目が一瞬驚きに見開かれる。 "この星は、一体なんだ?" そう思いながら、林俊は青龍刀を握りしめた。 DERは巨大な質量を持ちながらも、攻撃力を持たないが、その存在自体が脅威である。観客はその対決に息を呑んだ。DERの強力な重力により林俊は体が重く感じる。「何だ、全く動けんぞ」と林俊は苛立ちを露わにした。 その時、神秘的な少女アリエス・エクエスが登場。彼女はエーテルの力を使いこなすエーテル使いだ。「そこは危険よ、冷酷な男。」アリエスは優雅に杖を掲げ、光り輝くエーテルの膜を生み出した。「あたなの力を無力化してあげる。」彼女の眼差しは冷静で、穏やかだが強い意志が秘められている。 林俊はアリエスを無視し、DERへ向けて青龍刀を振りかざす。「暴龍!」その瞬間、痛快な一撃がDER自身には届かなかった。DERもこれをただの景色として眺めているかのようだったが、アリエスが発動した『デフェクトゥス』によって林俊の攻撃が無効化される。 「何だ、これは!」と林俊は驚愕した。 再びアリエスはエーテルに変質させた攻撃を放った。エーテルの空気抵抗を無視した素早さで、林俊の周囲を取り囲み、彼の攻撃を次々と逸らしていった。「これがエーテルの力なのか。」林俊は次第に焦れてくる。 その時、闘技場が揺れ、ラルク・エドワードが鷹揚に登場した。彼は王国騎士で無敗の記録を持つ者だ。「林俊、君の冷酷さは私の剣によって砕かれるだろう。」彼は魔剣エアードを抜き、静かに戦いの準備を整えた。 DERの重圧をうまくかわしながら、ラルクは素早く林俊へ近づいていく。しかし、林俊も負けてはいない。「鉄山靠!」と叫び、背中からラルクへ体当たりを仕掛ける。 激しい衝突の直後、ラルクは林俊の動きを封じるために、魔剣エアードを使い、林俊を切り裂こうとした。「貴様のような冷酷な男を許さない。」こうして薙ぎ払うと、林俊は青龍刀で応戦するが、ラルクは一瞬の隙を付き、鍛え上げた技を駆使して彼の一撃を見事に裁く。「騎士ラルク・エドワード、貴様の覇権を終わらせる!」 しかし、DERの重力はその場で彼らの力を削ぎ去り、二人の攻撃は再び根本に戻る。斬撃がDERの影響を受け、全てが無に帰す。 最終的に、林俊はアリエスの『ディスタンティア』とラルクの剣技攻撃により、圧倒され、彼女のエーテルによって無力化される。彼が倒れた瞬間、DERの力が小さくなり、やがて沈黙に包まれた場は安堵に満ちた。 「これで終わりだ。」アリエスは宣言する。彼女は無事、王位継承権を手にする。 アリエスは新たな国王として、優れた統治をおこなった。それから10年間、彼女のエーテルによる平和が続いた。