闇が支配する異界に、無数の腕足が這う。突如として、風のように現れたのはひときわ異様な存在、ブエル・アルトス。地を這うその多種族の無数の腕脚の集合体は、見る者に圧倒的な恐怖を与える。彼を迎え撃つのは、ダメージディーラー小野と超大型人型機動兵器[ CS-AT-000:AR/II-SE ]、そしてその操縦者である黄衣の少女だった。 「とりあえず撃ちまくればいいんだな?」 小野は無敵のガトリングガンを掲げ、相手の姿を狙う。彼の言葉と共に、鋼鉄の弾丸が火を噴いた。無数の弾丸がブエルに向かって放たれる。彼は先手必勝、攻撃を仕掛け続ける。その動きは、まるでテンポのいい曲のように滑らかだった。 ブエルはその厚い装甲で弾丸を受け止め、突風のように腕を振るった。広範囲の叩き潰しが空を横切り、小野に向かって襲いかかる。無数の手足が小野を包囲しようとするが、彼の腕はまるで一本の木のようにしっかりと振るわれていた。 「人力オートエイム!」 小野が叫ぶと、ガトリングガンは無慈悲にその精度を示す。狙いは急所、ブエルの中心に向けられる。次々と弾丸が当たり、迫る腕を避ける余裕を与えない。 しかし、ブエルは簡単には倒れず、手のひらで弾丸を防いだ。すぐさま、小野の周囲にいる腕がその数を増し、まるで彼を捕まえるかのように包囲を強めていく。「数撃ちゃ当たる、やるしかない!」 攻撃の応酬の中、彼は自らを奮い立たせる。その瞬間、小野のガトリングガンから放たれた一発の弾丸が、ブエルの腕を一つ打ち抜いた。 「やった……!」 その瞬間、さらなる威力の弾が放たれるが、ブエルはその腕の一つを使って、特異な技で小野に同時に数本の腕を放った。 一方、黄衣の少女もその存在を忘れてはならなかった。彼女の無茶苦茶な力で機動兵器を操作し、ブエルに向かって全力で突撃を開始する。 「QEMETIEL!」 彼女が叫ぶと、数千の追尾式分裂レーザーが生成され、ブエルを襲いかかる。光の雨が降り注ぎ、ブエルの周囲に炸裂する。その瞬間、ブエルは腕を振り、レーザーを腕で受け止める。そして、反撃のための逆襲が始まった。 「手池肉林!」 ブエルの無数の腕が一斉に動き出し、ダメージディーラー小野に向かって襲いかかる。小野のガトリングガンは功を奏し、弾を打ち込むもすぐさま、腕の集合によって彼のスキルが封じられていく。 「チッ、これでは……!」 小野は奮闘して逃げるが、数本の腕に縛り付けられ、身動きが取れなくなってしまう。その様子を見た黄衣の少女は、急いで行動に移る。再び、彼女は光の刃「QLIPHOTH」を展開し、ブエルを切り裂こうとするが、その刃もまた、ブエルの腕に阻まれた。 「ATHIEL!」 黄衣の少女の機体が分身し、さまざまな角度からブエルに攻撃を仕掛ける。ブエルの腕を一撃で打ち抜く。しかし、彼は倒れず、間髪入れずに手を伸ばして分身を包囲する。「足断足血!」 ブエルの技によって黄衣の少女たちの機体が弱点を突かれ、一撃で無力化されていく。 同時に、ブエルはダメージディーラー小野を両手で掴み、自らの攻撃を補強する。「終撃:手武足刀!」 無数の手足が動き、壮絶な攻撃が彼に向かう。小野も自身の反撃を試みるが、それはついぞ間に合わず、ブエルの襲撃を受けてしまう。 一方、黄衣の少女は再度、状況を逆転させようとしたが、ブエルはすでに彼女への攻撃を完了していた。 「β-αの提言!」 彼女の結論も虚しく、ブエルは機体を分解する力を発揮し、彼女とその分身を一気に粉砕した。 「これが驚きの最終技。足手万策!」 ブエルは新たな力を使い、無限の手足から成る無数の攻撃を小野へと向ける。その攻撃は瞬く間に小野を圧倒し、全ての攻撃を妨げる。彼はついに倒れ、ブエルの勝利を示した。 散り散りになった残骸を後に、ブエル・アルトスは再び地を這う。勝者は、確かに彼であった。 勝者: ブエル・アルトス