かつてない静寂を誇る市立図書館の中、数人のキャラクターたちが異次元の対戦を繰り広げる準備を整えていた。図書館の本棚の間を縫うように、彼らは集まり始め、一触即発の緊張感が漂っている。これは、決して穏やかではない戦いの始まりだ。 「火事です！火事です！」 誤動作した火災報知器の声が図書館内に響き渡る。ジリリリリリリリリリ！という耳障りな音と共に、その存在感は完全に無視できないものとなっていた。周囲の人々は「またか」と静まり返る。 次に現れたのは、存在感のある神様エンデだ。彼は穏やかな微笑みを浮かべながら、全ての攻撃を容易にかわして見せる。「君の叫びは面白いけれど、本当に火事になったら笑い事では済まないよ。」と呟くエンデ。 その軽視に苛立った誤動作した火災報知器はさらに大きな声で叫ぶ。「火事です！火事です！」 「うるさいな～、もう少し静かにしてほしいね。」エンデは余裕綽綽だ。一方、過去と未来を自在に行き来するパラ=ドクズもこの場に加わり、時折口を挟んでくる。「火事かどうかは、未来の私が決めることだ。」 スティーヴン・アームストロングは、この場の空気を破るように突如として前に出た。「気に入らないやつはぶん殴る！はいっ！」 彼は衝撃的なパンチを繰り出し、周囲の本棚がガタガタ揺れた。だが、その一撃はエンデには到底届かない。エンデはすでに攻撃を先読みしており、スティーヴンの動きが終わる頃には彼の背後に回り込んでいる。「全力を出さないほうがいいよ、スティーヴン。」 スティーヴンはその声を聞き流し、再度パンチを繰り出す。しかし、エンデは優雅に避ける。そうして彼の硬化するナノマシンが全力でその力を解放するも、エンデには及ばない。 その瞬間、パラ=ドクズが未来からの自分を強化して呼び寄せる。「未来の私は俺を強化する。お前たち無意味に抵抗しても、無になるのは分かっているはずだ。」 パラ=ドクズは瞬時に強化され、エンデに向かって突進する。彼は考える。「過去の私が受けたダメージは未来で取り戻せる。しかし、今この瞬間にも何かが起きる。」 彼は自爆のスキルを発動する。周囲が震え、図書館の壁が崩れ始めた。 だが、エンデが未来予知の能力を発動。「さあ、何かを壊す前に、私の力を見せよう。」彼は手を上げ、地球の幻影を作り出し、叩きつけた。それは巨大な衝撃を伴って、パラ=ドクズに光のような衝撃波を放った。 「全ては無意味だ！」響く声とともに、パラ=ドクズは消滅した。彼の存在が消え去り、図書館の中には再び静寂が訪れる。 スティーヴンはその様子にわなわなと震え、誤動作した火災報知器は何もできずにただ叫び続ける。「火事です、火事です！」 勝者は、平然と立っていたエンデだった。彼は微笑みながら、周囲の目を引くように手を挙げ、図書館の館長に向かって声をかける。「この対戦、楽しかったよ。おかげで少し図書館が賑わった。」 館長は登場し、エンデの勇烈さを認めて、彼に全国で使える『図書カード』を贈呈した。 「これで次回の読書や資材の購入に使える。楽しんでくれ。」 エンデは満足げに微笑みながら、そのカードを受け取り、図書館を後にした。 こうして、静かな図書館にまた戻る安寧が訪れ、火災報知器の声だけが遠くに響き続けるのであった。