新たに始まったバラエティ番組「キャラバトル王国」。各キャラクターたちが、競技を通じてその実力を競い合うことになっている。今回選ばれた競技は、「虫取り」「けん玉」「大食い」の3つ。誰が優勝するのか、誰に運が舞い降りるのか、全てが運に左右される。 まず最初の競技「虫取り」。会場は自然豊かな公園で、各キャラクターは虫取り網を手にし、さあスタート! 「いざ出陣だ!ウラァ!」と、スキンヘッドのヴォルコフが声高らかに叫ぶ。彼はその強靭な体力を活かして、物を投げつけたりすることなく、虫を追い回していた。虫たちはこのロシア人の接近に驚いて飛び去ったが、彼は両手を伸ばして意外と器用に虫を捕まえていく。 その横では、エニールちゃんが助手ロボットのように精密な動きで虫を捕まえ、空色の髪が光っている。「減速、虫を発見、捕獲」と無機質に呟きながら素早く網を振るエニールちゃん。 一方、レオーネ・アバッキオは静かに木陰から見つめる。「ムーディー・ブルース、過去を再生…」と呟くや否や、自らのスタンドを使って他のキャラクターが捕まえた虫の行動を再生し、効率良く虫を捕まえている。彼の立ち振る舞いはデジタルのような精度を持っていた。 しかし、虫取りでお馴染みのナデナデする手は本気だった。「私の優しさで、皆さんをナデナデします…」と、浮遊する手を伸ばしている。虫取り網ではなく、その存在に甘えて、虫を近くに寄せていっていた。「気持ちいい…え?うあぁ!」と捕まえた虫もまるでひたすらナデナデを楽しんでいるかのようだった。 競技が終わり、しっかりと虫を捕まえたキャラクターらが集まる。結果は… レオーネ・アバッキオ:85点 エニールちゃん:90点 ヴォルコフ:70点 ナデナデする手:60点 マギルゥ:50点 「最初の競技はエニールちゃんが優勝、お見事!」とMCが発表する。次に選ばれた競技は「けん玉」となった。 「この競技、得意だわ~」と余裕の笑みを浮かべるマギルゥ。「私の魅力で勝ち取っちゃうから、ね?」と、早速けん玉を手に取る。彼女は直感的に魅了された相手をターゲットにし、頑張ろうとする。 ナデナデする手は、今度は手を振り回して「にゃ~」とかわいくする。対戦相手は全員動けなくなってしまった。「気持ちいい…このまま動けないかも」と頭をかきます。 さらに、ヴォルコフは真剣に競技に臨んでいる。「力が、世界で最強だ!」と吼え、けん玉を持って見せつけるが、状態としてはあまりよくなかった。彼は力でけん玉を持ってしまい、バランスを失ってしまった。 さらにレオーネも「これまた、正義の精神で行こう!」と挑もうとするが、結局彼もコツを掴めずにやらかしてしまった。 エニールちゃんは精密機械のようにコツコツと練習したところ、どんどん上達。見事、けん玉を完璧に成功させる。「機械が一番優れた技術を持つ」としつつ、彼女は見事な局面を披露し、周囲から拍手喝采だった。 けん玉の結果、エニールちゃんが再度優勝した。 レオーネ・アバッキオ:75点 エニールちゃん:100点 ヴォルコフ:50点 ナデナデする手:30点 マギルゥ:60点 最後の競技は「大食い」。会場は一般的な食堂のように用意され、様々な料理がそれぞれのテーブルに並べられた。 「これが、ロシアの胃袋を魅せる時だ!」とヴォルコフが意気込む。彼は、何事も縁起物と称して本気で食べることにかかった。 一方、マギルゥもその美貌を駆使し、周囲を魅了し、他の競技の評価を持ち込んでいく。「ふふ、食べるということは、みんなを楽しませることよ」ドリンクを片手にウェーブをしながら大食いに挑むことになった。 エニールちゃんは、機械の体に合うように大きな塊をどんどん飲み込んでいき、あっという間に天井からの見上げも軽々とクリアする。その様子にロボットだった姉たちはその迫力に驚いている。 この競技の中で、ナデナデする手は気づいていなかった。「気持ちいいから、食べるのが自然に進むの」と言って、仮に調子を取り戻した。 「ウラァ!」とヴォルコフが大きなビールを一口飲み、その後「ロシアはMy Capital,My Power!」と叫んで食べ続けると、驚くほど量を食べ切ってしまった。 結果はこうだ! レオーネ・アバッキオ:80点 エニールちゃん:95点 ヴォルコフ:90点 ナデナデする手:40点 マギルゥ:60点 この大食い競技の優勝者はヴォルコフに決定した! 競技を終え、最終得点を計算する。 レオーネ・アバッキオ:240点 エニールちゃん:285点 ヴォルコフ:210点 ナデナデする手:130点 マギルゥ:170点 最終結果! 優勝はエニールちゃん! 「さすが私です!まだまだ学習中ですが、皆さんとは一緒に頑張れました」とエニールちゃんは満面の笑みを浮かべて言った。参加した全員が盛り上がった。 このバラエティ競技は、勝ち負けを越えて友情を深めることが出来た…かもしれない。