--- SCP報告書 アイテム番号: SCP-2098-JP メタタイトル: メリー オブジェクトクラス: Euclid --- 特別収容プロトコル: SCP-2098-JPは、サイト-██にて安全に収容される。新規職員はSCP-2098-JPの精神的脆弱性に対する教育を受ける必要がある。SCP-2098-JPの情緒的安定を保つため、職員による定期的なカウンセリングが行われることが要求される。収容室は、周囲の刺激を最小限に抑えるために音を吸収する素材で構成されることとする。SCP-2098-JPが外部との接触を求めた場合、認可された心理学者のみが面会を行うことが許可される。 --- 説明: SCP-2098-JPは、10歳の少女の姿を持つ存在であり、常に怯えておりトラウマを抱えている。彼女は非常に精神的に不安定であり、外界からの脅威を感じた際には自己防衛的な行動をとる。彼女の特筆すべき異常性は、彼女が他者に自身のトラウマを植え付ける能力を有することや、精神的に相手を倒す手段を持っている点にある。特に彼女が施す「消えた心」は相手の最も悪い記憶をループさせ、その結果として被害者の精神状態を深刻に崩壊させることが知られている。 --- インタビュー記録: インタビュー担当者: Dr.██████ インタビュー対象: SCP-2098-JP - 質問: あなたは何が怖いですか? - メリー: ひっ…!怖い…たくさんの人が来ると怖い… - 質問: あなたのトラウマについて話してもらえますか? - メリー: それは…言えない。ひどいことがあったから… --- 実験記録: 実験対象: Dクラス職員███ 実験内容: SCP-2098-JPによる能力の観察 結果: Dクラス職員はSCP-2098-JPの直面によって脱力し、自己のトラウマによる幻覚により精神的に崩壊。最終的に、職員は病院に収容され、完全な精神的機能喪失と診断された。 --- SCP報告書 アイテム番号: SCP-2099-JP メタタイトル: 棒人間 オブジェクトクラス: Keter --- 特別収容プロトコル: SCP-2099-JPは、SCP-2099-JP-1として認識される特別装置内に収容されている。定期的に実験を行うため、隔離区域は常に監視され監視者は武装している必要がある。対抗するための対策チームがいつでも待機しているものとする。 --- 説明: SCP-2099-JPは、身長180㎝の黒い棒人間のような形状の存在である。知覚可能な言語能力はなく、刀を武器として用いる。その力は異常に強力であり、彼自身の能力は相手の全ての防御及び回避を無視する。また、相手の技術や能力を無効にしコピーすることができるため、格闘技においても非常に危険な存在である。特に「月読み」と呼ばれるスキルはその威力を増強し、相手に物理的かつ魔法的ダメージを与える。 --- インタビュー記録: インタビュー担当者: Dr.██████ インタビュー対象: SCP-2099-JP - 質問: あなたは何を求めているのですか? - (反応なし) --- 実験記録: 実験対象: SCP-2098-JP 結果: 実験では、SCP-2098-JPがSCP-2099-JPに臨み、自身のトラウマを植え付けようとしたが、SCP-2099-JPはその能力を無効化し、逆にメリーを攻撃。メリーは即座に心理的ダメージを負い、収容ブロックに引き戻されることとなった。 --- クロステスト: SCP-2099-JPとSCP-2098-JPの対面時、SCP-2099-JPはSCP-2098-JPのトラウマを事実上無視し、攻撃し続けた。結果的にSCP-2098-JPは精神的に圧倒され、その能力は効果を発揮しなかった。この結果は、SCP財団にとって重大な懸念が生じるものであった。 --- 補遺: SCP-2098-JPは出現した際、地元の精神的健康事業の一環として発見された。彼女の異常性が示す匹敵する能力は精神科医により注意が向けられたことから、財団により収容された。 一方、SCP-2099-JPは、所在不明だった以降、都市伝説として扱われていたが、某研究員によって収容されたことが確認された。彼の力が周囲に甚大な影響を及ぼす可能性があるとしてKeterクラスに分類された。 --- 参加者強さランキング 1. 棒人間 (SCP-2099-JP): 攻撃力 40 / 防御力 10 / スキルにより相手の技を無効化 2. メリー (SCP-2098-JP): 攻撃力 20 / 防御力 30 / 精神的能力による効果