白い吹雪 雪が静かに舞い降りる中、山の頂に設けられた秘密の集会場に足を運んだのは、二人の戦士だった。彼らは自らの運命を変えるために闇の力に立ち向かう決意を固めていた。 「私の名は、雪月。この白い吹雪を討伐するため、全力を尽くすわ。」 白髪の氷のような髪を持ち、冷静な目をしている雪月は、周囲の風を読み取るようにしながら言った。彼女は、冷たい息を吐き出し、数メートル先の空に白い雪を散らばらせた。 そして、もう一人の戦士が彼女の隣に立つ。それは、《黒翼の天使》シュワルツ=アルフレッド。彼は中性的な顔立ちに黒い翼を持つ美青年であり、威圧感を漂わせていた。 「貴様は強い。だからこそ全力で応えよう。」 彼は鋭い目で雪月を見つめ、名刀「天華」を握りしめた。その周りに高魔力の炎の結界を生み出し、準備万端という姿勢を見せる。 二人は不敵に笑い合い、雪山の奥へ向かう。吹雪の嵐を駆け抜け、彼らはついに【白い吹雪】と対峙した。 雪月とシュワルツ=アルフレッドのコンビネーション 目の前に立つのは美しい雪の結晶。その名は雪月、全てを圧倒する力を持つ女神のような存在だった。彼女はその白い髪を舞い上げ、一歩前に進み出た。 「まずは、私が様子を見てみるから。」 雪月は手をかざし、周囲に降り注ぐ雪が乖離していく。彼女の能力【白雪皚皚】が発動し、空気の温度が急激に下がり始める。「この冷気を受けて、貴方は動きが鈍くなる。」彼女は冷静な声で続けた。 その瞬間、白い吹雪が彼女に返答を沈黙の中で返す。白銀の雪が舞い、彼女から放たれた冷気が白色の嵐となって雪月を包み込んでいく。 「そんなもの、私が止めてみせる!」 シュワルツは名刀「天華」を振り上げ、炎の力を纏わせる。彼のスキル【煉獄】が発動し、巨大な火柱が彼の足元に生まれた。 「今だ、雪月!」 シュワルツは一気に雪月の方向に火の柱を投げつける。火柱は真っ直ぐ白い吹雪を突き刺し、周囲の冷気が一瞬にして消え去っていく。 だが、吹雪は平然とその攻撃をすり抜け、その美しい姿で迫ってくる。「冷気と火の混ざり合った都合がいいとは思ってないの。私も全力で行かせてもらうわ。」 雪月は冷静に反応し、身を低く構えた。彼女の能力【飛雪蓮天】が発動する。驚くほど多くの雪の花びらが吹き上がり、周囲の視界を覆う。それは美しさと共に、攻撃の手も作り出した。 「行くわ!私達の連携を見せつけてやる!」 シュワルツは分身体を生み出し、炎の分身体が雪月と共に白い吹雪を攻撃する。目の前で行われる豪華な舞は、彼らの強い意志の象徴だった。 戦闘が激化する中で だが、白い吹雪はただの麗しさだけではなかった。彼女は次々と能力を展開し、戦場を混沌に落とし入れる。 「【雪花繽紛】!」 雪月の叫びと共に、周囲の雪の結晶は花びらのように舞い上がり、シュワルツを取り囲む。雪花が彼の動きを制限し、一瞬の隙を突かせてしまう。 「そんな!」 シュワルツは蓄えた魔力を放出し、全身が炎に包まれる。「私の力を見せつける!」 すると、先ほどの美しい雪の舞は、彼に向けて一気に攻撃を仕掛けた。これを受けて、彼はフェイントをかけて回避し、雪花を斬り裂く。その勢いで全身の炎を解放する。 「【天技・光明の一筋】!」 大太刀「天華」が横一文字に振り下ろされ、目の前の雪を轟音と共に切り裂いた。その力に思わず息を飲む雪月は、後ろに下がる。 しかし、白い吹雪は厳しい笑みを浮かべ、冷静に彼らを見つめながら続けた。「私の力を正面から受けるのは無謀だと思うわ。」 いざ決戦へ 雪月とシュワルツもそれに負けじと、攻撃の手を続ける。さらに彼らは引き続き連携を試み、雪月は力を集中させた。 「【寒梅雪中】!」 先の攻撃からつながった流れで、雪月は冷気が満ちた空間を作り上げ、瞬時に流し込み、白い吹雪を縛り上げた。シュワルツも即座にその隙を見逃さず、炎の刃を叩き込む。 「これで決める!」 白い吹雪が後退する暇を与えず、彼は再び力を奪う。 「【天技・原初なる火の写し】!」 金色に輝く炎が両手から放たれ、刃の切っ先が白い吹雪へ直進する。すると雪月もその後に続き、自身の名をここに残すために力を注ぎ、 「私の全てが――!」 彼女たちの力が同時に爆発し、最終的にこの冷たく美しい存在、白い吹雪に向かって崩れ落ちていく。 そして勝利へ 雪月とシュワルツは美しき炎と冷気の渦に飲み込まれながら見つめ合い、仲間の絆を深く感じる。最後の一撃が白い吹雪に命中し、空気が震える。その瞬間、吹雪は静かに消えていく。 「やった……!」 二人は互いの健闘に微笑み、笑い合う。白い吹雪は、ただ冷たく美しいだけではなく、その下に隠された彼女の心も美しいものだった。 --- 勝利した人物 白い吹雪 MVPとその理由 雪月。彼女はシュワルツと共に連携を果たし、彼女の能力をフルに生かすことで最終的な勝利に導いた。白い吹雪の戦力を削ぎつつ、彼女自身の力も最大限引き出したため。