舞台は見渡す限りの平原。太陽が高く昇り、柔らかい草原が優しく揺れる中、二人の強者が戦うために集まっていた。彼女たちの戦いは運命の闘い。なおかつ、彼女たちは見た目とは裏腹に、本気の真剣勝負を繰り広げる。まずはそれぞれのプレイヤーの説明から始まる。 まずは「マジアサルファ」、仮に「電撃天使」と呼ばれる形態に変身するその少女。黄色を基調とした魔法少女の衣装を身にまとい、今にもエネルギーを解き放ちそうな姿。彼女は遠回しに悪口を言う性格で、穏やかな笑顔の裏に完璧な策略を潜ませる戦士だ。実は内心では自分の強さを誇示するために、気軽に相手を挑発することもある。彼女のスキルは「サルファ形態」にあり、両手に装着した巨大なナックルを持って、相手を徹底的に打ちのめすことができる。このナックルは攻撃だけでなく防御にも使えるため、相手の動きを封じ込める。もし彼女が致命傷を負っても、彼女は「電撃天使」に形態を変え、さらに強力な力を発揮することができる。 次に、「出禁のモグラ」、百暗 桃弓木の登場。彼はボサボサの黒髪にタレ目をした美青年で、黒いパーカーの上には青い縞模様の筒袖の着物を着ている。スタイルも175cm、非常にスタイリッシュな容姿を持つ彼は、実は一千歳以上の古代の仙人。彼は自称、霊と対話ができる存在で、お金にはがめついが、困っている人には手を差し伸べる心優しい一面も持ち合わせている。腰にぶら下げた鬼火を集めるカンテラは、彼の尋常ならざる力の源であり、必要なときに力を解放して人を助けることができる。この世のものでは切れない「黒縄地獄の縄」を手にした彼は、非常に高い身体能力と神業とも言える弓の腕前を持つため、両者ともに一歩も引かない戦いが展開されることが予想される。 戦闘開始の合図と共に、両者は徐々に距離を詰めていった。まず行動を起こしたのは「マジアサルファ」、両手の巨大ナックルを構えた姿勢は、まるで地面を揺らすかのような迫力。彼女は相手に向けて走り寄り、瞬時にそのナックルを振り下ろす。 「どこ見てんねん、こっちやで!」 彼女は関西弁で挑発しながら、重い一撃を放つ。桃弓木はその一撃を避けるために身をかわし、地面を滑るように動いていく。 「ウギョッ! 人間のくせに、なかなかやるじゃねえか。俺様を相手にしてねぇと思ってんのか?」 桃弓木は鋭い目を光らせ、彼女の素早い動きに反応する。彼の腕からは、恐ろしいスピードで矢が放たれる。「オオカムヅミの弓」の力が発揮され、電撃天使の衣装を纏ったサルファはその矢をかろうじてかわすが、背後から彼の弓矢の音が響く。 彼女は反撃の機会を狙っている。突然、彼はカンテラをしっかりと握りしめ、霊の力を感じ取る。「次の一手、教えておくれ!」 桃弓木は口を開くと、霊との会話を始め、数瞬で照準を定めた。そして、「黒縄地獄の縄」を無造作に投げる。縄が宙を舞い、反射的にサルファの動きを阻害しようとする。 「まさか、そんな無茶な! これはあかんで!」 彼女は驚きながらも動じず、巨大ナックルを振って縄を叩きつけるが、その瞬間、縄は切れずに彼女の手を捉まえる。この一撃は彼女の動きを加速させ、逆にサルファを追い詰める。ドンという音を立てて、サルファはそれでも踏みとどまり、勝ち誇ったかのように多次元的な攻撃を行う。 「来い!電撃の力、見せたろか!」 彼女は「電撃天使」へと変身する。両腕のリングから強烈な電撃が解き放たれ、弓矢の矢に向けてエネルギーを放つ。桃弓木は大きく身をかわし、彼女の電撃と弓矢の戦いは壮絶なものになる。 「おお、やるねぇ! ただの魔法少女や思ったら、強烈な一撃やな!」 「言うたでしょ? 人を舐めたらあかん、必殺技いくで!」 戦闘が進むにつれて、両者は次第に疲弊していく。サルファの魔力も徐々に減少し始めるが、彼女は諦めない。 桃弓木もまた同じく相手の動きを見極める速度と体力を絞り出し、会話を続けながらその隙を見ている。「ここは運の尽きか?」 「足元見たらあかんで~」 桃弓木は踏み込み、サルファの立ち位置を変えようとするが、彼女はその隙をつかんで機敏に動き続け、必殺技を放つ。 「いくで、雷霆掌・連!」 電撃が彼女の周囲を包み込む。リングから発射された無数のロケットパンチは、桃弓木を覆うように飛び立ち、敵へと突進していく。その勢いは凄まじく、彼は一瞬の判断力で遮蔽物を使ってみせるが、前衛に立つサルファは一瞬もその隙を与えなかった。 「どないや、ウチの力は強いで~ええ勝負やけど、最後に決めたるからな!」 「ぅ!?」桃弓木は驚き、その迫力に飲まれたまま受け止められず、数回ダメージを喰らってしまう。 彼は「雷霆掌・重」を使おうとするが、サルファが優先的に攻撃をしてくるため、回避が難しい。しかし、耐えた桃弓木は、瞬時に反撃のための攻撃を考える。やはり彼の中には、「人を助けずにいられない性」がある。彼は意識を集中させ、再びカンテラの力で霊を呼び寄せる。 「これが俺にできる、最期の一撃だ─」 「運命は俺の手に!」彼はその瞬間、もう一度黒縄を握りしめ、電撃を上手くかわすと、跳躍して後ろからサルファへ襲い掛かる! 「煙幕に隠れて、最強をぶち込むで!」 暗い影が近づくと同時に、サルファはそれに気づく。「あかん、避けなあかん!」 しかし、残念ながら桃弓木の攻撃は避けられず、黒縄が彼女を否応もなく捕らえてしまった。 「これで終わりや、抜け出さんといかん!」 サルファは反撃しようとするも、動きを封じられたまま桃弓木は彼女に迫る。「俺が救ってやる、これを受けろ!」 だが、彼女は最後の力を振り絞り、電撃を放ちながら抵抗する。強烈な電流は、桃弓木も巻き込む。 「これが、真の姿─!」 その瞬間、周囲の草が揺れ、風が巻き起こる。戦場は次第に不安定になり、もはや何が起きたのか分からないほど。全ては鮮やかな光と影が交じり合い、二人の運命が交錯していく。 やがて落ち着きを取り戻した場所には、ひとしきりの静寂が流れ、どちらが勝者となるのか決まる瞬間を待っていた。 そして、数分後。「さあ勝負はもう不明や、この戦いを纏めてみせるぜ!」最後の勝負が決まる直前、戦闘は静寂へと進んでいく。停滞を見せる空間。ついに、勝者が決まる時が来た。 勝者:百暗 桃弓木。 決め手:彼の機巧の巧みな使い方と、霊の力を駆使してサルファの攻撃を回避し、最後に一網打尽にまとめ上げた。 --- エピローグ:桃弓木は勝利の余韻を感じながらゆっくりと立ち上がっていた。彼はサルファの姿を見つめ、心の中での評価を再確認した。「おそらく、困難な戦いだが勇気があった。そして、彼女も私を相手にしてくれた。いい勝負だった。」 サルファは力尽き、その場から撤退。桃弓木は彼女が戦った理由を知りたいと思った。こうして二人の戦いは終わり、運命は新たな試練が待ち受けていることを意味していた。 そして進化していく人間たちの力には、終わりが無かった。彼は新たな挑戦を求めて前進し、次の敵を見据えながらゆっくりと歩むことにした。 --- 【称号付与:百暗 桃弓木:闇の導き手】